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お客様の新車は事故車です|車検の相談と新車の秘密

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こんばんわ。

ブログMiMiです。

本日は、お車をお持ちの方なら、避けて通れない車検という問題にまつわるお話です。

知らない方もいるかもしれませんが、私は車検の相談やご依頼も日本全国でお受けしています。

当然、相談だけではなく、実際の車検や自動車の整備、レーシングカーの製作等も行っています。

ただし、私は、自動車の整備そのものの作業は行っていません。そちらは資格を持ったベテランのメカニックに全てお任せしています。

私が行っているのは、車検の受付とか、車をどう使いたいのか?どういった車が欲しいのか?等に関する、適切な対応を行う業務です。

例えば、GT-Rを800馬力にして欲しい等のご相談であったり、税金対策にNSX-Rが欲しい等のご相談なども普通に行っています。

後は、私から、担当する分野のプロであるメカニックに指示を出し、どういった作業をするのかなどの指示管理を行っています。

一般向けからレース用まで、どのようなお車でも対応していますので、車検のご相談はお気軽にご連絡ください。

※ただし、ロールスロイスファントム、マイバッハ等の、私やメカニックが関わりたくない一部の外車は対応していません。

基本的に、しっかりとした整備を行っていますので、適当で良いといったタイプの方は、全く価値観があいませんので、ご遠慮ください。

もともと、経営層向けに行っていたサービスを、そのまま、一般向けにしていますので、対応も実際の作業も品質が良い為、結構大好評です。

 

車検にかかる費用が良く分からない人達

実際に、ある程度車に詳しい人でなければ、車検の際にかかる費用の内訳について、全く知らないとか、意味が分からないといった人が大変多いのではないでしょうか?

だから、ディーラー等に丸投げして、よく分からない請求書が届き、そちらをしぶしぶ支払っている状態。

特に、女性の方は、殆どがこちらに該当します。

女性は、全く車に興味が無く、あくまで移動手段としての道具であるといった認識の方も多く、殆どの方が、ディーラーに丸投げするのも良いとは思いますが、やはり、ある程度は車検について知っておいた方が良い事もあります。

勉強時間は、一時間もあれば十分ですから、それほど難しくもありません。

別に、整備する訳ではありませんので、どなたでも簡単に理解できるレベルの話です。

ご自身の知識も増えますし、あらゆる場所で、余計な費用を取られるだけでなく、車に関わる、いらぬトラブルから身を守る事にも繋がります。

 

格安車検!9000円で車検をお受けしますといった業者について

ガソリンスタンド等で、9000円で車検をお受けしますといった看板を見て、そこに車検を依頼したら、実は数十万円の請求が来たとか、普通に十万円単位の請求が来たといった話は珍しくありません。

9000円なのに、何故、10万円を超えるのか?これは詐欺だ!といった話になることがあります。

これは、こういった看板を立てている業者にも問題があるのですが、車検について全く分かっていない方にも問題があります。

なぜなら、ある程度車検に関する知識があれば、合計で9000円といった金額で、車検が出来る訳がないことくらい直ぐに分かるからです。

だとすると、この9000円といった金額は一体何処から来ている金額なのでしょうか?

こちらについて、ご説明します。

そもそも、9000円で車検が出来ますといった看板は詐欺なのか?についてになりますが、これを詐欺といって刑事告訴するのは殆ど無理です。

ですから、警察が詐欺であると断定しない限りは、詐欺ではありません。

これは、詐欺だといっている人が、勝手に言っているだけで誰からも相手にされないといった状態になります。

無知というのは、こういった場面でも損をしてしまう訳ですね。

この、9000円で車検が出来ますというのは、実は車検整備の基本検査料(工賃)の事を業者は伝えているのです。

警察に被害届けを出そうとしたところで、業者があの9000円は、車検整備の工賃の事ですと言ってしまったら、警察もそれ以上の対応をすることはまずありません。そういったレベルのお話です。

業者は、9000円という安い金額を看板に提示して、それを偶然見た、車検にお金をかけたくないと思っている、車検のことをまったく知らない素人を集客するために、こういった看板を大きく掲げています。

しかし、それを見た車検の事を全く知らない素人の方は、勝手に勘違いをしてしまい、全部で9000円で車検が出来ると思い、これは安いからお得だといった感覚で、急いでこういった業者に車検を依頼するのです。

販売者と購入者の売りたい商品と、買いたい商品が全く異なるのに、なぜか、購入してしまうといった話ですね。

マーケティング的には、無知な素人の欲望を利用して、自分たちの商品やサービスを販売する手法です。

車検整備の費用ですが、正直言って9000円では、殆ど赤字になってしまいます。

これは、9000円で車検を受けますといっている業者は、他の部分で利益を出しているという事になります。

こういった販売方法は、日常的に良くある事ですから、数字と会計に強くなっておかないと、よく引っかかってしまいます。

 

 

では、9000円の車検費用以外に、一体何処でこの業者は利益を上げているのでしょうか?

それは、車検の際に必ず行われる、消耗品の交換です。

オイルであったり、ブレーキ液であったり、ラジエーター液であったり、タイヤやバルブまで車には消耗品は沢山あります。

流石に、エンジンの載せ換えまでは、勝手にされないと思いますので、ご安心下さい。

また、こういった消耗品は、利益率が大変高いといった特徴がありますし、依頼者が無知な訳ですから、どんどん交換しておけば良いといった考えになります。更に、交換工賃も請求できるといった一石二鳥状態です。

9000円で車検整備になると、自称プロを名乗る、アルバイトなどが適当に整備をしたレベルになるような金額ですから、車に重大な問題が発生していた場合は、事故などに繋がる恐れすらあります。

本当の自動車整備のプロに依頼したら、基本料金だけにしろ、絶対に9000円では無理です。この金額では、30分で全ての作業を終わらせないといけないといった金額ですから当然です。

以前、こういった格安車検の業者に車検を出したら、ミッションが壊れてしまったといった方もいらっしゃいました。

車のミッションというのは、交換などの際に、ご自身で持った事のある方なら分かりますが、重さも一般的な国産車の場合、ATなら100キロ前後で、MTなら数十キロ前後ですから、重くて巨大な部品です。

私も、ミッションの交換をすることも良くあるのですが、流石にATのミッションは、一人では持てません。MTなら一人でも普通に持てるのですが、ATのミッションは、本当に重いです。

※MT=マニュアルミッション、AT=オートマミッションの意味です。

なぜ、このようなミッションが車検に出したら壊れてしまうのでしょうか?

通常では、考えられない故障になります。

実は、こうった格安車検をうたってる業者は、本当に適当なところが多く、一切点検をせずに、消耗品の交換だけをを片っ端から交換しています。

その際に、ミッションのドレインボルトをワッシャー無しで、締めていたことがこのケースのミッション破損の原因です。また、トルクレンチも一切使っていません。適当にボルトを閉めています。

ドレインボルトとは、ミッションのオイルを抜く際に、緩めるボルトの事で、このボルトをはずして、ミッションの中のオイルを抜き取り、新しいオイルを注入します。ミッションのふたのようなボルトです。

当然、ボルトですから、ワッシャーと呼ばれる、ボルトとミッションの隙間を埋めるようなシールのような役割をする金属が無ければ、オイル走行中の振動などで、かすかな隙間から漏れてしまいます。

こんな基本的な作業すら、まともに出来ない業者が実際に存在しています。

ある程度の車の知識があれば、格安9000円で車検が出来ますといった業者などを利用する事はありませんので、やはり、車検の知識はある程度持っておいた方が良いという事になります。

 

車検にかかる費用とは?

車検にかかる費用ですが、実はその殆どが税金です。

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よく、業者がぼったくっていると言っている方もいらっしゃるのですが、車検費用をぼったくっているのは、日本国政府になります。

※大排気量のスポーツカー等の、一般用途向けではない特殊な車は除きます。

ただ、悪質な業者は、当然ボッタクリもやっていますので、ご注意ください。

ご存知でしたでしょうか?

後は、国が管理している自賠責と呼ばれる強制保険もあります。

民間の任意保険とは異なり、この保険を拒否する事は絶対に出来ませんので、支払うしかありません。

そもそも、自賠責保険に加入してなければ、車検すら受ける事が出来ませんし、その状態で公道で運転すると、一発免許取り消しになる場合もありますし、逮捕されてしまう場合もありますので、絶対に無保険、無車検で、公道を運転しないようにして下さい。

 

車検の費用の内訳は以下のようなものになります。

(1)基本検査料金、(2)総合検査料金、(3)自動車重量税、(4)自賠責保険、(5)印紙代、(6)その他の消耗品や工賃。

この中で、車検を代行してくれる業者の収入源は、(1)基本検査料金と(6)その他の消耗品や工賃のみです。

後は、国や地方自治体の上納金になりますから、実際に車検で業者が決めれない金額というのが殆どになります。

これでは、業者が車検を受けるメリットが全くありませんので、消耗品をごっそり交換するといった業務を行います。

ただし、基本的に、消耗品は交換した方が良い場合も多いのですが、悪質な業者は、本来必要ないような、単価の高い消耗品等を使う事も多い為、この辺りは、事前に説明しておく事も大切ですね。

フェラーリなどの高額な外車は、部品も消耗品として一定期間で全て新品に交換しています。そのため、車検が50万円を超える事も珍しくありませんが、一般的な国産車の場合は、そういったケースは殆どありません。

車検について、全く知らなかった方は、これで、ある程度車検の費用などが分かったのではないでしょうか?

 

お客様の悲劇。その新車は事故車です。

とあるお客様から、新車の車検をして欲しいと、お車を預かったのですが、このお車を調べて見ると、大変なことが判明しました。

実は、このお車は事故車だったのです。

車検でお預かりした車両ですが、本当に徹底的に整備や点検を行っていますし、ご希望される方は、レーシングカー並みの点検整備も行っています。

そのため、車検整備の際に、ディーラーなどでは、分からなかった事や、ディーラーが隠していた事が分かってしまう事もあります。

それに、私が車関係の整備をお任せしているメカニック達は、実は新車の板金業務も行っていますので、それはそれは、他で分からなかった事が沢山出てくるという訳です。

正直、新車の事故車というのは、滅多に無いと思いますので、相当レアなケースだと思います。

新車の事故車?意味が分かりません。という方が沢山居ると思いますので、ここで、新車の板金塗装について、ご説明したいと思います。

まずは、事故車の定義について。

交通事故等を起こすと、全ての車が事故車になってしまうと思っている方もいるかも知れませんが、それは間違いです。

事故車という意味は、交通事故を起こした車であるという意味ではありません。

あくまで、この車は、日本で定義されている、事故車という状態になっている車ですよという意味になります。

当然、事故車になると、資産価値は下がりますし、下取り価格も大幅に下がります。

また、事故の程度や修理を行った業者によっては、まっすぐ走らなかったり、酷い傷跡が残ったりしてしまいます。

できれば、事故車で無い方がよいに決まっていますが、事故車とはどういった状態の車の事なのでしょうか?

 

事故車とは、特定の場所を破損してしまい、それを修理した車の事をいいます。

一言で、分かりやすく言えば、取り外しが出来ない部品。取り外しが大変難しい部品を事故で壊した車が事故車になります。

詳しい場所などは、ネットなどで調べてみてください。直ぐに分かると思います。

ですから、単純にバンパーやドアをぶつけて、板金修理した車は事故車にはなりません。

当然、事故車として扱われる事もありませんので、ご安心ください。

 

新車の板金塗装の秘密

新車は、当然新品の車なので、板金塗装などは一切ありえないという方もいるのですが、その考え方は間違いです。

既にご説明したとおり、新車の板金塗装というのは、既に必須な物になっており、そういった業務も行っています。

新車は、工場で組み立てたれてから、屋外のヤードという場所に保管されたり、船に積み込まれて保管されたり、カーキャリ等の車両を運搬する大型の車に積み込みを行ったり、ディーラーなどで展示する際に移動したり等、常に動かされています。

当然、その際に、傷や凹みが発生する事を防ぐ事は出来ません。

簡単な傷でしたら、磨きといって、車を磨いて傷を消す事も出来るのですが、それが出来ないような傷が付く事もあります。

その際には、自動車メーカーが認めた、板金修理工場で新車の板金修理を行い、新車として、購入者に納品を行っています。

もし、傷が付いた車を、塗装したら事故車になってしまうのであれば、自動車の販売価格は大幅にあがる事になるでしょう。

全く傷が付かない新車の運搬方法としては、新車の走行テスト時のような、車両全体を隠すようなマスクで覆い、ランボルギーニの限定車のように、一台一台、大型の木箱に入れて新車を運搬しないといけなくなるからです。

こんな、コストがかかるようなことは、一部の高額な新車以外ではまずありえません。

工場内部で傷が付く場合もありますし、屋外を経由した時点で、必ず傷が付くと思っておいたほうが良いでしょう。

 

新車の板金修理をした跡は分かるのか?

新車を購入するんだから、当然、事故車でなくても、板金修理していない車が欲しいと思うのは誰しも同じですが、それを素人が判断できる事は、まずありません。

素人が見ても、全く分からないということですから、こちらに関しては、そこまで気にする事は無いといえます。

今回の、お客様のケースは、極めてレアなケースです。

 

メカニックからの連絡

いつもどおり、お客様から車検の車をお預かりして、どういった車検にしたいのか?今後どういった扱いでこの車を乗っていきたいのか?等をお聞きして、最適な提示を行いました。

そして、お客様をご指定の場所まで、送迎してから、メカニックにお預かりした車両を持ち帰ってもらいました。

しばらくすると、メカニックから電話があり、この車は新車ですよね?といった確認をされました。

書類を見ても、最初の車検は3年になっており、問題なく新車扱いです。

車検の期間ですが、一般利用の普通車の場合、新車は最初の車検は3年目に行います。2回目以降とか、中古車の車検は2年間に一回行います。

ですから、今回のお車も新車なのですが、メカニックが納得していない様子。

それで、私が確認すると以下のような返答が帰ってきました。

メカニック「この車ですが、修理した跡があります。」

私「修理とは?どういった状況ですか?」

メカニック「事故車です。」

私「・・・・・・・・。」

それから、メカニックと話あって、今後をどうするのかを決める事になりました。

そして、ある質問をこの車の所有者であるお客様に対して行いました。

それで、今回の新車が事故車という、よく分からない状況が発生した原因が分かったといった状況です。

最初は、何故、新車なのに、事故車なのかといった疑問があったのですが、お客様のお話を聞けば、その理由が分かったといったお話です。

当然、お客様には、事故車であることは、まだお伝えしていません。今後、お伝えするか等、どうするかは、私の判断になります。

本当にレアなケースになりますが、専門知識が無い分野になると、こういった、滅多に無いような状況に巻き込まれる事もあります。

これを防ぐには、お車の購入時に、専門知識のあるプロに一緒に車屋さんに行って貰う事です。

新車の場合は、殆ど問題は無いのですが、中古車の場合は、事故車を無事故車としてごまかしているなどは普通にあります。

 

よろしくお願いいたします。


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