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UMLモデリングのご依頼について

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おはようございます。

ブログMiMiです。

昼間は暖かくなりましたが、夜は寒いですね。

まだまだ、暖かくなるまで油断は出来ません。

あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、UMLモデリングをご存知でしょうか?

UMLモデリングとは、一般的にシステム開発で使われている、モノや時間、処理の流れなどを正確かつ視覚的に書類で表現する技法です。

早い話が、全ての事実を正確に表現した書類のことです。

事実を知っている人が、頭の中で理解している事を、他人は正確に理解することは出来ません。また、口頭で伝えられても、それを正確に理解することも出来ません。

ですから、正確に事実を表現し、関係者全員で共有するための書類を製作するわけですが、その際にもある程度決められたフォーマットが必要になります。

その、事実を正確に表現するフォーマット(決め事)の事をUMLモデリングといいます。

私はあらゆる分野でこのUMLモデリングを採用して問題解決を行っていますが、一般的には殆どが、システム開発の上流工程と呼ばれる、要件定義や設計以上のポジションで行われています。

下流工程はその反対で、実装や運用、テストなどのポジションをさすことが多いです。

要件定義、設計、実装などについては、分からなければ深く考える必要はありません。そういうポジジョン(役割)があるといった感じで大丈夫です。

UMLモデリングについては、フォーマットについても、増殖していますから、いろいろと種類がありますが、クラス図とシーケンス図だけあれば問題ありません。

この二つの異なる書類があれば、関連と手続きの流れを正確に表現できるため、特に他の図面が必要になることはありません。

早い話が、どこで何がつながっているのか、どの順番で処理が行われているのかが一目で分かるような書類がクラス図、シーケンス図のセットです。

UMLモデリングは詐欺にも使える?

そうですね、詐欺にも使えます。

詐欺で使えるとすれば、何も知らないクライアントが、UMLモデリングを行っている業者に騙されて、無駄な書類を延々と作っているパターンでしょうか?

UMLモデリングの料金は、一般的な感覚からすると、大変高額になることが殆どです。10万20万単位ではありません、100万単位です。

ですから、単に書類を作ることだけが目的であれば、能力の低い人材を使って、詐欺まがいの行為で、沢山利益を上げることが出来ます。

詐欺が成立する要因として、騙される方が無知であり、何が起こっているのかを正しく理解していないといった必要があります。

私の経験上、発注元のクライアントがあまりにも無知なため、UMLモデリングやそれ以外でも、必要ない書類を沢山作らされているようケースが多く見られます。

何が起こっているのがわからないのに発注する方も問題はありますね。

さまざまな問題解決や、詐欺にも転用できるUMLモデリングに興味がある人がでてくるのは当然です。

それでは、UMLモデリングは勉強すれば誰でも出来るのでしょうか?

答えは、出来るし出来ないといった答えになります。

え?意味が分からないと思われるでしょう。

勉強すれば誰でも出来るというUMLモデリングは、あくまで概念的なタイプのものです。

概念的なタイプのUMLモデリングとは、先ほどのシステム開発の設計や要件定義の際に、このようにしたいといった、実際に出来るとか出来ないとかではなくて、願望や妄想を表現したUMLモデリングです。

これであれば、UMLの専門用語を覚えて、専門書籍や雑誌を見て勉強して、ある程度経験をつめば誰でも出来ます。

この状態が、日本のシステム開発を業としている人の限界になります。また、このタイプの人は殆どが偽装請負といった契約の仕事を行っています。

ですが、本来のUMLモデリングの姿である、実際に起こっている現象全てをUMLモデリングで表現することになると、どうでしょうか?

実際には、殆どのシステム開発の上流工程と呼ばれるポジションにいる方がUMLで書類を書くことが出来ません。

これが、UMLモデリングは勉強すれば、出来るし出来ない理由になります。

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では、概念的なUMLは出来るのに、実際に起こっている現象をUMLで表現することが出来ない理由は何なのでしょうか?

それは簡単で、実際に起こっている現象をUMLモデリングで表現すると言うのは、システム開発という狭い範囲ではなく、更にランクの高い経営コンサルタントと呼ばれるポジションで行う業務だからです。

最初にご説明しましたが、UMLモデリングは、実際に起こっているモノや事実を書類で正確に表現する事を思い出してみてください。

システム開発の上流工程といっても、その殆どがシステム開発といった狭い範囲の中での出来事です。

ですから、契約や折衝といっても、あくまで下っ端の人間同士の馴れ合いに過ぎません。経営や重要な契約に関わるようなポジションを任される人では無いということです。

契約に関する全ての決定権があり、経営に関する決定権も無ければ、本来は上流工程とはいえませんし、このポジションになるとシステム開発の上流工程は出来て当たり前の業務に過ぎません。

そもそも、本当にシステム開発の上流工程と呼ばれる業務が出来るのであれば、現在の仕事をしている理由がありません。残念ながら、そういった自称上流工程に該当する人が殆どになります。

本当に上流工程が出来る人材は、あちこちでうわさが広まり、それに比例して優秀ですからどの企業も大変欲しがります。その為、引き抜き、いわゆるヘッドハンティングの猛威にさらされることになるのです。

その際の条件は、一般的な日本企業の収入や福利厚生の待遇を大きく上回ります。

よほど、今の会社が好きでたまらないとか、何かしら特別な理由がある等出ない限り、現状にとどまる理由は見当たりません。

これが、日本のシステム開発の現状ではないでしょうか?

本当は上流工程など行っていないのに、上流工程を行っていると錯覚してしまい、次から次から案件を炎上させてしまうようなプロジェクトばかり。

契約や予算配分の決定権も無く、ただ、内部の問題解決に割り当てられる日々。

クライアントが悪いから、仕事の話がまとまらない、スケジュールを変更しなければいけませんと言った意味不明な報告結果を平気で行うマネージャーたち。

このような人材は、能力優先型の外資系企業であれば即解雇されます。

勉強すれば出来るUMLモデリング、勉強しても出来ないUMLモデリングとは、誰でも出来る範囲の仕事、すなわち管理される側の人。

それとは正反対で、資質に依存して、マネージメントを行う、すなわち管理をする側の人とのポジションの違いにあります。

私に依頼が来るのは、後者のUMLモデリングの製作依頼になります。

依頼者は殆どが、システム開発の上流工程に関わる方々です。

システム開発は出来て当たり前であり、更に次の工程を目指すのであれば、現状を大幅に変更する必要があります。

そういった考え方や、方向性などもUMLモデリングの業務をご依頼いただく際に、ご説明しています。

例えば、システム開発のマネージャーなどの立派な肩書きと、実際に行っている業務レベルの肩書きが一致していなければ、どうなるかご存知ですか?

景気が悪化すれば、真っ先にリストラの対象にされてしまいます。

それが原因で、自殺をしたり、実力も無いのに事業経営を始めたり、怪しげなフランチャイズを始めたりすることになります。

その結果、失敗してしまい、全てを失うことになってしまいます。

そういった方々を何人も見てきました。

私にUMLモデリングをご依頼いただく際には、単純なUMLモデリングを行う製作だけではなく、なぜ私に依頼することになったのかなども、合わせてご説明しています。

UMLモデリングの目的は専門用語を並べることでもなく、書類を製作することでもありません。

多額の予算を投入してまで、UMLモデリングを行う本来の目的は、事実を正確に理解しないといけない人のために、最も事実を正確に理解している人が製作する書類である事を、忘れないようにしてください。

それが、システム開発のクライアントであっても、弁護士であっても、警察であっても全く本質が変わることは無いわけですから。

よろしくお願いいたします。


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