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おはようございます。
ブログMiMiです。
風邪が悪化して、寝込んでいました。
まだまだ、風邪が治っていないので、なんだか矛盾していますが、安静に休養しつつブログを書いています。
風邪と他の体調不良は、また別の問題ですから、風邪を先に何とかしないといけません。皆様もお気をつけください。
今回は、レッドビーシュリンプについて書いてみます。
恐らくはレッドビーシュリンプを知らない方のほうが多いと思いますので、先にレッドビーシュリンプについてご説明します。
レッドビーシュリンプとは、名前にシュリンプとあるように、海老(エビ)のことです。
食用の海老ではなく、観賞用として流通しており、サイズもとても小さな淡水で生息する海老になります。
もともとは、香港辺りにいた、ビーシュリンプと呼ばれる海老から派生しました。
ビーシュリンプから偶然生まれてきた、赤い色の海老を固定した日本人の方がいて、その後に、その方が事業化されて、観賞用の海老として販売されるに至っています。
白と赤の縞々模様の海老なのですが、たまに替わった模様の海老が誕生して、その模様を固定したものがより価値があるとされています。
海老に関わる事で、モスラ、進入禁止等と呼ばれる海老は、全てレッドビーシュリンプの事だと思っていただいてかまいません。
また、進入禁止やモスラなどは、レッドビーシュリンプの模様の事を指します。
このレッドビーシュリンプですが、そのサイズに似合わない販売価格を見て驚かれる方が少なくないのが特徴です。
安くても一匹で数百円から数千円、高くなると、数万円になるレッドビーシュリンプすら存在しています。
大きさは、1センチ以下から、大きくても2センチ前後の小さな海老です。
飼育も全く難しくなく、普通に飼育していれば、どなたでも飼育が可能な海老です。
ですから、観賞用の飼育としてみた場合は、それほど飼育も難しくなく、誰でも飼育が出来、入手も簡単な観賞用の海老な訳ですから、なぜそれほどまでに値段が高いのか疑問に思われるかもしれません。
ここが、ポイントになります。
レッドビーシュリンプとよばれる海老そのものの入手が簡単であると言うこと。
この条件があるから、レッドビーシュリンプは一気に広まっていくことになりました。
誰でも入手できる海老であるのであれば、商業的な価値はまったくないと思われるかも知れませんが、実際にはそうではありません。
赤と白のストライプ模様の海老は、その自然界は生存できないであろう幾何学的な模様のおかげで、レッドビーシュリンプは多額の現金に変換することが出来ることとなったのです。
このあたりは、一匹1000万円を越える固体も存在する錦鯉等とよく似ています。
色や模様に特徴のある生物から偶然生まれた、異なる模様の生物の模様を固定すれば、より高額で売れる訳です。
ご存じない方も多いかもしれませんが、淡水で生活する海老は直ぐに子供が増えていきます。
海老が繁殖するためには、水温と日照時間、水深がかなり影響しますが、その条件さえ一致すれば、ほぼ無限に海老の子供を増殖させることが出来ます。
ですから、本来はレッドビーシュリンプの新しい模様を持った子孫は、それほど高額で販売する必要は無いのですが、高く販売しても売れていくといった状況だったため、一時期はかなりのお金が動いていました。
レッドビーシュリンプ専門店といった業者すら誕生していましたから、どれだけの現金が動いていたのかが、わかると思います。
そもそも、レッドビーシュリンプの量産にかかる経費などはたかが知れています。水槽と照明だけあればあとは勝手に増えていくわけですから。
水槽用のヒーターやクーラーは、まともな建物内で野飼育の場合には特に必要ありません。
固定費が安いですし、放置しておいてもレッドビーシュリンプはどんどん増殖していきます。それが一匹数千円で販売できれば、粗利が9割を超えることすら可能です。
一般的に、物販で粗利を5割以上にすることは簡単ではありません。
何かしらのモノが動いていますので、流通や倉庫、それに関わる問屋等の手数料が必然的にかかりますから、利益はどんどん圧縮されてしまいます。
しかし、レッドビーシュリンプはそうではありません。
ペットとはいえ、犬や猫のように繁殖や飼育の手間もかかりません。サイズも極端に小さいため場所もとりません。
繁殖期などは、年中無休で人工的に作ることが出来ます。
レッドビーシュリンプは海老ですから、爆発的に数を増やすことも出来ます。
あとは、より高く売れる条件さえそろえば、これほど楽してお金を稼げるビジネスは無いくらいです。
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錦鯉や金魚などと比べても、遥かに手間もコストもかからないのが、レッドビーシュリンプの養殖だったわけです。
熱帯魚の飼育などのアクア業界は現在全く流行っていません。
もともとが、ボッタクリ価格一式の業界でしたから、どんどん敬遠されてしまった業界です。
その中で、レッドビーシュリンプといった海老が利益になると分かった瞬間、アクア業界ではさまざまな業者が飛び交うように参入してきました。
そして、レッドビーシュリンプを利用してわれこそはとお金儲けをたくらむ詐欺師も参入してくることは当然の成り行きになります。
ご自分である程度の事業経験があれば、分りますが、ヤラセや詐欺などはどの業界でも当たり前のように行われています。
その中で、ヤラセや詐欺を一切行わないで、正攻法のみで事業展開を行う場合は、本当に簡単ではありません。
なにしろ、詐欺師から見たら、邪魔な存在以外にありえないわけですから、徹底した妨害や脅迫などが行われます。
しかし、レッドビーシュリンプの販売を行おうとするアクア業界は、そもそも、全てがボッタクリや詐欺の世界でしたので、難なく受け入れることが出来たのでしょう。
レッドビーシュリンプの価値をあげたり、注目度をあげたりするために、さまざまな手段がとられていきました。
その中で、有名なのが一匹100万円で販売されているレッドビーシュリンプです。
2センチにも満たない海老が一匹100万円?
この話を聞いたら、誰でもびっくりすると思います。
そして、自分でもレッドビーシュリンプの繁殖を始めたら、いくらでもお金が稼げるのではないかと考える人、一匹100万円の価値が得る海老を飼育していることに優越感を感じる人等も当然でてきます。
ここが、ポイントですね。
誰でも参入できて、簡単に繁殖させることができるレッドビーシュリンプビジネス。
オプトインアフィリエイトとよく似ています。
とうぜん、より繁殖させる水、レッドビーシュリンプの色が鮮やかになる餌、繁殖に適したソイル(土を固めたもの)などが、高額でも飛ぶように売れていきます。
水や土、餌などはもともと、原価と呼べるような原価はありません。
全く価値が無いものが、レッドビーシュリンプ専用と名前がつくだけで、数十倍から数百倍の価格で飛ぶように売れていきます。
もう笑いが止まらないでしょう。
また、レッドビーシュリンプが一匹100万円で販売されているなどといった情報が、インターネット経由で無限に広がっていきます。
これは、海老の飼育に全く興味の無い人でも、じっくりと調べたくなっても不思議ではありません。
ここで、重要な問題があります。
レッドビーシュリンプが一匹100万円で販売された事実を確認しましたか?
実際には誰も確認していません。
モバゲーを運営している会社が運営していた、ビッターズと呼ばれるオークションサイトで100万円で売れたらしいといったうわさでしかありません。
わずか2センチの海老が、一匹100万となると、どんな人の耳にも止まります。
それほど強力な、宣伝広告なのに、誰も事実を確認していない。
これはネス湖のネッシーと変わりません。
仮に、本当に一匹100万円でレッドビーシュリンプが取引されていたとしても、それ自体がヤラセの可能性のほうが、当然ながら高くなるのが普通です。
自分で事実を確認しない人、楽をして利益を得たい人、そして誰でも参入できる簡単なビジネス。
まさに、プロダクトローンチやオプトインアフィリエイトと殆ど同じような仕組みです。
10億円の豪邸を購入したといった情報と、一匹100万円のレッドビーシュリンプの情報は殆ど似たような状態で流されていると思っていいでしょう。
レッドビーシュリンプは日本であれば、屋外でも勝手に繁殖している海老です。私が実際にそうやって飼育していますので、間違いありません。
水も水道水をそのまま使っていますし、レッドビーシュリンプ専用の餌や、ソイル、添加剤などは一切使っていません。
ですから、レッドビーシュリンプに数千円、数万円を出してまで購入をしようとされてる方は、一度冷静になって考えてみてください。
突然変異の模様が欲しければ、放置しておけば、勝手に発生している場合もあります。
適正価格は一匹100円程度の海老です。良くても200円が限度。
そんな海老に一匹10000円等といった価格で購入していると、そのうち詐欺でもっと高額なお金を騙し取られるような人そのものになってしまいます。
一匹100万円といったホラ話の事実の確認をしないで、ネットで流失させるような人は、一切信用しないことが大切です。
※現在レッドビーシュリンプの販売は行っていません。
よろしくお願いいたします。