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アサシンクリードユニティの評価が赤色に染まった日|購入は控えた方が良い?

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こんばんわ。

ブログMiMiです。

先日ブログに書いた、動作にはVRAM3GB以上というやたら高いスペックを要求していてフランス革命を舞台にした壮大なゲーム「アサシンクリード・ユニティ」なのですが、すでに海外では日本よりも先に発売されているようで購入された海外の方も沢山いるようです。

しかし、今回はこの「アサシンクリード・ユニティ」の評価が大変なことになっているようで、Stermのレビューのところには見る限り殆ど全てが赤色のアイコン「おすすめしません」の最低評価になっています。

世界的に有名なビッグタイトルで、シリーズの最新作でもありデモムービーの完成度もやたら高かったわけですから、新作が出たら期待に胸を躍らせて購入する人が世界規模で続出するのは当たり前の話ですが、色々と事情があるのでしょうね。

私個人的には、多少の問題があっても歴史的な建造物や当時の街並みを綺麗な映像で確認できれば良くて観賞用扱いでも良いのですけど、世の中の殆どの人は純粋にゲームとして購入しているわけですから、当然ながら普通にゲームが出来ないと納得が出来ないわけです。

 

デモムービーを見れば、16世紀の中国を舞台にした追加コンテンツもあるようですし、もはや完璧領域に達したゲーム作品としか思えないような完成度だった訳ですから、海外では相当な人が既にこの作品を購入したのでしょうけど、今までStermでここまで酷い評価の作品は私個人的には見たことがありませんので、どう考えても異常な事態ですね。

http://store.steampowered.com/app/289650/

当然、日本では11月20日の発売ですから、現時点では購入した方は海外の方ばかりになりますので、全て英語でコメントが書かれているのですけど、その内容の殆どが最高スペックのパソコンでも異常に動作が重いであったり、バグが酷すぎてまともに動作しないなどになっています。

色々と書かれているコメントを見てみると、本当にバグが酷くて全然普通に動作出来ない事と、フレームレート(一秒間のコマ数の事)が10とか20とかで表示されてしまって、まともにゲームとして利用できないようです。

高性能なビデオカードを搭載していて、電子レンジ並みの消費電力を有する最新性能のパソコンでも、バグが原因なのか非効率な実装が原因なのか分かりませんが、全然ダメとのことですから、本来は公開するべきではない制作途中レベルの状態でセールスを行ってしまった状態でしょうか?

私も保有していますが、一枚20万円とか30万円の高性能なビデオカードを複数搭載したパソコンというのは、ビデオカードの消費電力だけで250W以上消費するのは普通ですから、電源は1000Wであったり1500Wクラスのものが使われています。

この類のパソコンは確かにグラフィック性能に優れているのですが、とにかく発電量が多すぎますし、最近はノートパソコンのグラフィック性能もかなり良くなってきていますから、普通の業務で利用するぶんには大型のデスクトップは使わなくなってきました。

今回は、残念ながら不具合がとても多くて本来の約束された仕様通りに動作しないゲームを販売しているようですから、現在大問題になっているようですけど、日本のシステム開発等ではこの程度の話は日常茶飯事で普通に聞かれる話ですから、個人的には別に今後改善してくれるのであれば、たいした問題ではない感じですね。

早い話が設計と実装が異なる場合に、今回の「アサシンクリード・ユニティ」のような、要求される仕様を満たした環境であっても、全然まともに動作しないことをわかっていても、こっそりとリリースしないといけないといった状態になります。

VRAM1GBの「AMD RADEON HD6750M」搭載の私のメインマシンのMacBook Proでは、もはや最初から動作すらするはずもない状態だった訳ですから、こちらは最初から購入を見送って正解だった訳です。

「アサシンクリード・ユニティ」に関しては、流石にこのままメーカーも放置しておくことはないでしょうから、段階的に不具合修正パッチを配布したり、現在は恐らく最適化されていないであろう、内部のコードを最適化していったりするのではないでしょうか?

あとは、時間が経てばさらに高性能なビデオカードが必ず発売されていきますから、1年後であればその辺のノートパソコンでも普通に動作しているかもしれませんけど、それでは今回購入したクライアントは絶対に納得しませんので、これからのメーカー対応が気になるところです。

 

 

アサシンクリード・ユニティは購入したほうがよいのか?

今回の不具合出まくりで、高性能なパソコンでもまともに動作しないと多数の報告がされている「アサシンクリード・ユニティ」ですが、購入したほうが良いかどうか?と聞かれれば、事前に不具合があるのがわかっていて、関心がありメーカーの仕様を満たしている環境であれば購入したほうがよいのでは?といった感じでしょうか?

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逆に言えば、私の環境のようにメーカーの要求している最低スペックにすら到達していない人は購入するべきではありません。

不具合とは、バグが多すぎること、バグに含まれるのかもしれませんがフレームレートが異常に低いこと、それに合わせてゲームとしてはまともに進めることができないことが挙げられますが、フランス革命時の建物や風景の観賞用としての割り切りであれば、ある程度は現状でも耐えられる人もいるかもしれません。

恐らくですけど、1年後であれば「アサシンクリード・ユニティ」の価格もお約束通り下がって安定して動作するようになっているでしょうから、VRAMが3GB以下のパソコンを使っている人は、しばらく様子見で過ごしたほうがよさそうですね。

この類のゲームは、大抵は1年後に大幅な値下げがあり、2年も経つと定価が2400円くらいになっているのがこれまでのセオリーです。

1年ほど前に発売された全作品である「アサシンクリード4 ブラックフラッグ」に関しては、定価が4700円まで下がっていて、現時点でそこから30%割引が最安値のようです。

まあ、新しい技術を取り入れたシステムなどは、不具合つきが当たり前といった感覚の人でないと、今回のような「おすすめできません」の評価で全てが埋まってしまう状態になってしまうのは仕方がないところですね。

今後は、開発元であるUBIソフトの対応などに注目していきたいと思います。

 

 

不具合がある商品を販売するという決断

今回の「アサシンクリード・ユニティ」の一連の不具合に関しては、発売元はまず知っていたと考えるのが普通です。

システム開発でもそうですが、作りっぱなしで動作確認もせずに終わりではなくて、必ず単体テスト、実機の環境での結合テストといった工程が行われますから、この時点で全ての問題点をシートに記載していき、プロジェクトの管理者に報告して不具合を検証していくのが普通です。

単体テストとは、その名の通り、一部の機能だけをその場のローカル的な環境で動作させて確認をとることであり、例えば車の場合であればブレーキ周りの部品だけで動作テストを行うといったイメージです。

結合テストというのは、これもその名の通り、単体テストをクリアしたブレーキを含む車の部品を全て組み立て、車の形状にしてから完成品の状態で、実際の道路で走行させてみて動作確認をするといったものです。

ですから、結合テストをすれば、普通に動作するかどうかくらいはすぐに分かりますし、これをせずにリリースすることは考えられませんから、必ずこの段階で、あからさまな問題があれば全てわかるといった感じです。

ブレーキを踏んでも全然止まらない車とか、まっすぐに走らない車であれば、プロのテストドライバーが運転すればすぐにわかります。

今回のように、一般公開して販売をした後にこれだけの不具合ばかりが聞かれるといういことは、結合テストの時に不具合があってもそのまま気にせずリリースをしているといった感じですね。

これが出来るのは実際に実装したりテストをした末端の人間ではなくて、組織の頂点にいる経営者の経営判断でのみ可能ですから、UBIソフトの経営者はこの状態でリリースしたほうが会社にとってメリットがあると判断したと言えます。

普通の感覚であれば、もう少しまともな状態で販売したいから発売日を延期するといった措置は日本のメーカーでもこれまで普通に行われてきましたが、今回は察するにして、この不具合しまくりの状態で発売しておき、世界中のユーザーに最終的な結合テストを無料で行ってもらったほうが、会社側にメリットがあると判断されたのではないでしょうか?

当然ながら、あちこちで散々叩かれますけど、アサシンクリードというブランドに大変な自信があるため、その叩きにも耐えうる土台があり、時間があればそれも解決してさらに利益が上がると考えているのかもしれませんから、もし、このように考えているのであれば経営判断としては正しい判断だと思います。

下手をすれば、叩かれることによって話題になり、それで新しい顧客が増えて宣伝にもなるといった考え方もあるのかもしれません。

マーケティング的にもこの「アサシンクリード・ユニティ」の件は気になりますので、今後も確認していきたいと思っています。

例えば、日本の食品を販売している中小企業の経営者が、販売している食品に不具合が出まくってしまっても、経営判断で購入者に無償でテストさせれば良いといった対応をすればその会社は潰れてしまうでしょうけど、ブランド力があり資金力もある世界規模で知名度の高い商品を販売できる会社であれば、購入者であるクライアントを無償でテスト要員として利用することすらも可能になります。

ご自分の行っている事業や商品、サービスに自信があれば、不具合があっても堂々とその不具合を無視をしてクライアントに不具合の修正の協力を無償でしてもらうこと前提で販売できる訳ですから、このような経営基盤を確保した事業運営をしていくのがもしもの時にも、対応できる賢いやり方かもしれませんね。

よろしくお願いします。


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