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こんばんわ。
ブログMiMiです。
本日は、レッドビーシュリンプの詐欺についてのお話です。
詐欺といっても、投資詐欺などのように、あからさまな詐欺ではありません。
レッドビーシュリンプを利用した、アクア業界の根本的な問題のお話になります。残念ながら、アクア業界はそれほど悪質な業界なのです。
以前のブログでもご説明しましたが、レッドビーシュリンプというのは、小型の観賞用のエビの事です。基本的には赤と白の色ですから、大変目立つ模様のエビです。
分らない方は、以前のブログを見てみてください。そちらに詳しく掲載しています。
この、赤と白の縞々のエビである、レッドビーシュリンプをめぐっては、いろいろと問題が発生しています。
簡単にお金になる商品やサービスが関わるところには、必ずといっていいほど、詐欺師や詐欺まがいの話をする人たちが関わってきます。もちろんレッドビーシュリンプもその中の一つに該当します。
レッドビーシュリンプに関わらず、熱帯魚の飼育に関わるアクア関係業界は、昔から詐欺やホラ話、ボッタクリ、粗悪品販売が当たり前の業界です。
何の価値のない商品や生物、器具などを高額で普通に販売していますので、レッドビーシュリンプにしろ、ディスカスにしろ、お金になる商品であれば、更に値段を吊り上げて業界全体がカルテルを組んでいる状態です。
水が綺麗になる添加剤、水草が元気になる添加剤等、アクア業界のいかがわしい商品の話を始めるときりがありません。
このようなアクア業界に、素人が何も知らず足を踏み入れると、結果的にどうなるかは分りきっていますね。沢山お金と時間を使って、結局は辞めてしまう方が多くなるだけです。
レッドビーシュリンプに関わらず、ファインディングニモで有名になった、カクレクマノミ等も似たような熱帯魚ですが、ペットに関しては、勢いでの熱帯魚購入や、計画性のない飼育等にはご注意下さい。
では、レッドビーシュリンプの何が問題で詐欺なのでしょうか?
どうみても、明らかに、相場よりもはるかに高い販売価格になります。
その金額は一匹で数万円単位でも珍しくありません。また、それに比例して、専用の飼育グッツなども高額で販売されています。
レッドビーシュリンプを取り扱っている、熱帯魚屋に足を運んでも、このエビは高いんですよ。といった感じで普通に店員が話してきます。
なぜだか、レッドビーシュリンプは高いものであるといった常識になっているのも、アクア業界独特のものです。
別に、価値があって高額なわけではなく、販売業者の都合で、勝手に高額にされているだけのエビであり、このビジネスモデルが成功している数少ない、アクア業界の貴重な商品でもあります。
過去にはグッピーやディスカス等の熱帯魚も、お金になるといった性質から、さまざまな人たちがブリーダーを名乗り繁殖させて、販売を行なってきました。
しかし、どの生態も、殆どがその思惑通りに売れることはなく、東南アジアなどのブリーダーなどに押されて、ビジネスとして成立する事がなかったのです。
東南アジアはもともと、熱帯魚が生息していた地域と気候が大変似ています。といいますか、東南アジアで生息している魚も熱帯魚になりますし、人件費なども安いですから、熱帯魚の繁殖には適した国柄になります。
日本はインフラや人件費も高い為、グッピーやディスカス等を繁殖させようと思っても、採算が合うような繁殖を行える人は殆どいませんでした。
しかし、レッドビーシュリンプは違っていました。
東南アジアのブリーダーが手を出せなかった事も理由にありますが、日本の需要と共有のバランスに一致していたことが大きな理由です。
もともと、香港あたりで生息していたエビの為、気温が年中高い東南アジアでは、その繁殖そのものが難しかったり、サイズも小さく繁殖力も強い為、水槽や発泡スチロールなどで十分繁殖できる状態であったわけです。
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そのため、これは金になると思ったブリーダーたちは、こぞってレッドビーシュリンプの繁殖を行なう事となりました。
このエビは高価であるといった、アクア業界全体を巻きこんでのイメージ作りも成功したものですから、あとは数を調整して、素人に売りつければよいだけになったわけです。
そもそも、レッドビーシュリンプは淡水のエビですから、水道水さえあれば、それを容器にいれて、放置しておけばレッドビーシュリンプは勝手に増えていきますし、餌を与えなくても生きていきます。特別な飼育器具なども必要ありません。
発泡スチロールと水だけあれば、年中無休で屋外放置でも飼育が出来ます。私の経験嬢、関東では屋外に放置していても、問題なく抱卵、繁殖などの飼育できています。
高額な専用のソイルや餌など全く必要はありません。そもそも、レッドビーシュリンプ専用の餌やソイルなどは、値段が高すぎる上に、その効果も実際には曖昧ですし、中身も別に普通にディスカウントされて売られているものと変わりません。
賢い人であるのなら、ボッタクリ度満載のレッドビーシュリンプ専用餌やソイルなどは、買わないようにしましょう。
価格については、一匹数千円から数万円の価格も、明らかに高すぎます。かわった模様の固体が誕生したら固定して、モスラや日の丸、進入禁止などの名前をつけたレッドビーシュリンプ等が一部ブランド化されていますが、レッドビーシュリンプの模様はノーマルタイプが一番です。
赤と白の縞々模様のエビだからこそ、レッドビーシュリンプはよいのではないでしょうか?
モスラなどと呼ばれる、本来の模様がおかしくなっているような固体を見ても、私はそれがよいと思った事はありません。
レッドビーシュリンプの相場は、一匹100円から200円程度が適正です。一匹数千円とか数万円を出してまで購入するエビではありません。
どうしても、変わった模様のレッドビーシュリンプが欲しければ、ご自分でエラー模様の子供が誕生するまで、放置飼育する事をお勧めします。
太陽光が当たる屋外飼育であれば、餌もいらないし、水替えもいりません。水が蒸発したら、水の追加は必要ですが、それも2週間に一回程度で大丈夫です。
レッドビーシュリンプを繁殖させるには、放置飼育を最もお勧めいたします。発泡スチロールであれば、ソイルもいりませんし、餌も必要ありませんので、費用が全く掛かりません。
水作などの、濾過装置であるぶくぶくはあってもよいと思います。
しかも、放置しいていると勝手にレッドビーシュリンプが増えていますので、楽しさも倍増します。
淡水の小型のエビは、繁殖力が強い事がメリットな訳ですから、最初の投資として、10匹程度を購入し、発泡スチロール飼育で放置をしておけば、数ヶ月も経てば勝手にエビが増えている次第です。
レッドビーシュリンプの適正価格は100円から200円であり、これを超えるような販売者からは一切購入しない事。何の効果もない、専用餌や専用ソイルも一切買わない事。
これが、レッドビーシュリンプをより楽しく飼育及び繁殖されるポイントです。
詐欺まがいの業者などのセールストークに騙されないようにしてください。
また、レッドビーシュリンプが売れなくなってきたり、単価が下がってきたりすると、レッドビーシュリンプの販売する権利を売るような業者も出てきます。
いわゆる、フランチャイズといったビジネスです。
正直言って全くお勧めできません。
エビの飼育がどうしても好きなのであれば、個人で飼育する範囲でとめておき、フランチャイズなどの胴元しか儲からないような、訳の分らないビジネスには手を出さない事です。
日本全国、全ての地域で、レッドビーシュリンプの屋外飼育や放置飼育が出来るわけではありません。地域などで気候や気温、水の差が出ますから、屋外飼育する際には、自己責任で飼育をして下さい。
よろしくお願いいたいます。