こんばんわ。

ブログMiMiです。

本日は、結婚詐欺師は結婚をするのでしょうか？といったご相談をお受けしましたので、こちらについてご説明をいたします。

今回の被害者は30代の女性で、ご相談者はそのご両親様です。

被害者である娘さんのお名前は裕子さん（仮名）ですので、息子さんが被害者の場合は置き換えてご覧ください。

結婚詐欺師は、結婚相手を騙して金銭を巻き上げる訳ですから、結婚する事はないのでは？と思われるかもしれませんが、実際にはそうではありません。

結婚詐欺師は、その目的達成の為に平気で結婚を行ないますし、何度でも結婚と離婚を繰り返す為、戸籍を見れば大変なことになっているケースもあります。

また、結婚してしまったら、いくら家族や友人が、相手がおかしいのではないかと相談しても、全く話を聞く事はありません。大変残念な事なのですが、結婚詐欺師に洗脳されてしまっている状態が、結婚詐欺師と結婚してしまった裕子さんの結末になります。

結婚詐欺師の手口や見分け方等については、過去のブログにも詳しく掲載していますので、よろしければご確認ください。

 

もし、ご親族や友人が裕子さんと結婚した相手を見て、結婚詐欺師ではないか？といった直感的な疑問を持ち始めたら、殆どの場合はその疑問が当たっています。

また、家族の殆ど、友人の殆どの方が、そのように思い始めているのであれば、ほぼ間違いありません。裕子さんの結婚相手は詐欺師であると断言できるでしょう。

しかし、このように裕子さんが全く話を聞かない状態になってしまっている段階で、もはや何を話しても逆効果にしかなりません。

結婚詐欺師と結婚してしまったら、結婚詐欺師にあることない事を吹き込まれてしまいます。その状態になると、その他の人とはまともに会話が成立しなくなります。これが、結婚詐欺師と結婚してしまった被害者の恐ろしいところです。

 

被害者が新しい加害者になっているのに全く気が付いていない。

カルト宗教の洗脳と殆ど同じパターンですね。

騙されているのに全く気がつかず、騙している相手のみを崇拝していまっている状態。それを助けようとする人に対して攻撃的になったり、金銭を要求したりしてしまう。これは、まさに寄生虫に取り付かれた昆虫のようになってしまいます。

寄生虫に取り付かれた昆虫は、寄生虫が成長するまで自分の体を使い続けて、最後には必要がなくなった時点で必ず死んでしまいます。

結婚詐欺師に取り付かれた被害者も全く同じであり、全ての財産を詐欺師のために使い果たし、限界まで借金を積みかせねて、親族にも多大な迷惑をかけたあとに、自己破産を行い、そして連絡が取れなくなってしまう人が大変多いです。

こうなってしまっては、簡単に状況を改善する事は出来ませんし、すでに取り返しが付かなくなっていますので、素人が対応できる範囲を超えてしまっていますから、本当に手がつけられなくなってしまっています。

警察に相談しようにも、既に結婚していますから、名義を使われようが借金を積み重ねようが、夫婦の問題とされてしまい、民事不介入で全く取り合ってくれませんし、弁護士なども離婚などの調停でない限りは何も出来ません。

結婚詐欺師と離婚しても、殆ど慰謝料を取れる事はありません。債務名義を取得したところで、結婚詐欺師は損害賠償金を支払つもりなど全くないからです。

悪い事に、誰に相談していいのか全く分らないし、話の内容が世間に知れては困ってしまう内容であることから、誰にも相談できずに永遠と悩み続けることになります。

しかし、ある程度の段階で、金銭的な要求から始まり借金の取立てなども勃発してしまいますから、親族にも借金や破産が飛び火する事になり、この上ない迷惑をこうむる事になります。

 

なぜ、このような状態になってしまうのでしょうか？

一般的な日本人であれば、結婚詐欺師のような全てがホラ話の固まりの人物を始めてみた時に、何かしらの違和感を感じる方が多くなります。

しかし、日本人は基本的に人を信じて疑わない方が多く、長期間にわたってそういった心の温まる人付き合いをしている方が殆どですから、違和感を感じても、その違和感をどうしたら解決できるのかが分かりません。

更に、直感的に何か違和感を感じても、それがなぜそう感じてしまうのか、どう対処すればよいのか等は、素人の方では到底理解できる範囲ではありません。

できれば、この直感的に違和感を感じた時に、裕子さんを守ってあげていればよかったと、誰しも必ず思うのですが、もう終わった事についてはどうにも出来ませんので、これからどうするかになります。

 

それでは、最初になぜ詐欺師と知り合ったのかを考えて見ましょう。

裕子さんが詐欺師に騙されてしまったきっかけは、突然連絡のあった中学生時代の同級生からの連絡がきっかけだったそうです。

この、中学生や高校生の同級生から、突然連絡があるといった状態は大変危険な状態です。その殆どがお金に関わる話であり、カルト宗教やマルチ商法の勧誘である事が殆どだからです。

なにしろ古い友人に突然連絡を入れる理由が他には見当たりません。

学生時代の同級生と言っても、単にクラスが同じだけだけであり、その後の本領が発揮される社会人になってからは、能力に見合った人とのみしか付き合いませんので、過去の同級生から連絡があった場合は、断る事をお勧めいたします。

もし断れない場合は、単純な世間話だけにしておき、お金や人の紹介などに関わる動作はしないことが大切ですが、これが出来ないから詐欺に巻き込まれているわけです。

裕子さんは、中学時代の同級生に連れられてあるイベント会場に行ったそうです。そして、今回の結婚詐欺師と偶然知り合う事になったとの事なのですが、何かおかしいと感じませんか？

この状態では、中学生時代の同級生とイベント会場で知り合った結婚詐欺師がグルであると考えるのが、ごく自然です。

恐らくは、中学生時代の同級生は、結婚詐欺師に頼まれてカモになる女性を紹介してくれれば10万円ほど払うなどといった話をしていた可能性がありますし、更には結構な額の借金もあったのではないかと推測できます。

これは、結婚詐欺師と中学生の同級生は既に、性的関係になっている可能異性も大変高い事を意味します。裕子さんはその当て馬かつATM代わりに献上されてしまったのかもしれません。

ここで、裕子さんは結婚詐欺師に騙されてしまい、お付き合いが始まったそうです。そして、入籍をとにかく急いで迫ったそうです。

しかし、両親に挨拶にも来ないし、結婚式やその他全ての費用も裕子さんのご両親もちであり、相手の両親は一切お金を払わない状態。

この結婚詐欺師は、学生時代に苦労して奨学金で大学に通い、そして大学を卒業後に、小さな会社の正社員として働いているとの事。

しかし、年収が200万円以下のため、奨学金を返すほどの稼ぎがありませんので、奨学金の返済は両親が行なっており、確定申告も毎年行なっている。

こういったお話なのですが、この時点でおかしい事だらけです。

 

何がおかしいか分かるでしょうか？

結婚詐欺師のパターンとして、事業経営をしていて裕福であるけど資金繰りが苦しいパターン、その逆で苦労して生活してきて資金繰りが苦しいパターンがあります。

今回は、資金繰りが苦しいパターンになります。

ただ、大学を卒業して両親が直ぐに奨学金を支払い始めるような状況は一般的にありえません。そのような状況であれば、奨学金など最初から借りる必要がないからです。

奨学金を借りるという事は、両親が学費を絶対に支払う事が出来ないけど、大学に入学させたいから、学校を卒業したら本人が支払う類の借金になりますので、本人が大学を卒業して直ぐに両親が滞りなく返済できるタイプの借金ではないのです。

それに、正社員であり、本人の生活が苦しいほど稼ぎが少ない人が確定申告を行なう必要性は全くありません。正社員が確定申告を行う必要がある場合は、年収が2000万円以上の場合。更には副業で年間20万円以上の利益がある場合のみです。

副業をしていて損害をだしたら、還付金の請求を受ける事が出来ますが、年収200万円以下では還付金を受けるようなメリットなど考えられません。正社員は副業の経費を何でも認めてもらえるわけではないからです。

ですから、この相手は正社員ではなく、アルバイトで生計を立てている可能性が大変高いといった予測が出来ます。

最初から最後までホラ話の連続である事がわかると思います。

 

苦労して奨学金で大学に通った話なども全くの嘘である可能性が高いわけです。

現在は、この相手がもともと暮らしていた安いアパートを離れて、相手と裕子さんはマンションで同棲しているとの事ですが、そのマンションの費用も全て裕子さんが出しているそうです。

今回はこういったご相談を頂いたのですが、私のコンサルティングは唯一つです。早めに離婚させる事。これしかありません。

仮にこの相手の男が結婚詐欺師でなかったとしても、将来性も全くありませんし、一般常識すら全くありませんので、これから将来的に必ずトラブルを引き起こします。

恐らくはギャンブル、風俗、浮気、仕事をしないなどです。

 

これを世間ではヒモ男と呼びます。

裕子さんが結婚してしまった事実はいまさらどうにも出来ませんが、まだ妊娠していませんので、妊娠するまでにこの問題を解決するしかありません。

日本は子供を簡単に処分する事が出来ませんので、結婚詐欺師の子供であっても親が面倒を見なければなりません。

結婚詐欺師の子供を生んでしまった女性が、最終的にどのような結末になるかは誰でも想像できると思います。

しかも、裕子さんの職業は公務員です。詐欺師から見てこれほどおいしい職業は他にありません。

どうなるにしろ、恐らくは離婚する事になると思います。

そうなってからでは、問題が多すぎて、苦労も比例して多くなりますので、なるべく早いご対応が必要になります。

裕子さんにストレートに分かれろとか、あいつは結婚詐欺師だといっても、全くの逆効果になりますから、裕子さんが別れさせられているではなくて、本人が分かれたいと思わすように戦略を立てる必要があります。

こういった問題の際には、ご両親も実際の問題を間違えて理解していたり、見過ごしてしまっている証拠や重大な事実が沢山ある場合が殆どです。

その解決方法は、私が現地に直接お伺いして、正しい情報をまとめて事実を確認するしかありません。基本的なことなのですが、私は自分の目で見た事、自分で確かめた事しか信用しません。なぜなら、そうでなければ複雑な問題を解決する事など出来ないからです。

 

本日のご相談はここまで終了させていただきました。

本日も最後までご覧頂きまして、ありがとうございました。

よろしくお願いいたします。