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結婚詐欺師を追い詰める30代女性の被害者|裁判の落とし穴

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こんばんわ。

ブログMiMiです。

本日も、結婚詐欺師に騙されてしまった方からのご相談がありました。

今回は、結婚詐欺師との裁判における問題点や対策のご相談でしたので、それについて詳しくご説明していきます。

結婚詐欺師の悪質な被害は、日本全域でかなりの数に及んでいるはずですから、既に裁判になってしまっている状態でも無理もありませんし、同じケースの方も沢山いると思います。

本日、ご相談いただいた被害者の方は、女性です。年齢は30代で、お名前は大塚さんとしておきます。

大塚さんが、結婚詐欺師と知り合ったのは、婚活パーティーだったそうです。

婚活パーティーというのは、実際には男女の出会いの場所を提供している訳ではありません。パーティーをすることによって、その場所にお金をたくさん落としてもらう事が目的であり、男女もサクラも多く、マルチ、宗教、詐欺師の格好の狩場になっていることが殆どです。

ですから、婚活パーティーにはなるべく行かない方が良いでしょう。実際に理想の男性と結婚しようと思った場合、私の経験上その方法は一つしかありませんが、その方法は広告代理店や婚活パーティーの主催者にメリットが無い為、全く伝えれえる事がありませんので、残念です。

この婚活パーティーで知り合ったある男性に対して、大塚さんは最初、詐欺師と分らなかった事は、言うまでもありません。

このときの結婚詐欺師のプロフィールはよくあるパターンで、某国立大学卒業の勤務医である医師です。

独身であり、某病院で医師として働いていると言った、お決まりのお話から出会いが始まったそうです。

外見はルックスもいまいちで、頼りない感じ。女性に持てるような男性ではありませんが、女性に頼りたいといった雰囲気を持っている相手です。ちなみにこの男の年収は600万円との事。独身で年齢は40代で本当に目立つところの無い人。

取り繕って目立つところは無いのですが、悪いところも無い普通の人に感じられますし、職業は医師です。※あくまでこのときの自己申告の話です。

それから、ごく自然に、お付き合いが始まり、結婚の約束をするようになるまでは、それほど時間がかかる訳ではありませんでした。

しばらくすると、お金の話をするようになり、これから結婚するのだから、10万円を貸して欲しいと大塚さんに相談をしてくるようになったそうです。

これは、結婚詐欺師の典型的なパターンです。

結婚詐欺師は、知り合ってから結婚を求婚するまでの時間が、とにかく短いのが特徴です。出会って数日後に結婚を迫ってくることですら珍しくありません。

そして、以下の定番の台詞を聞くことになります。

これから結婚するのだから、お金を貸して欲しい。

根本的に何かが間違っていますよね。それが何か分るでしょうか?

結婚するまでの資産や財産は、離婚しても個人の所有ですから、結婚後の収入や所得以外は、全て個人に帰属しています。結婚もしていないのに、既に財産は二人のものであるといった感覚は、普通の男性であれば持つ事はありません。

そもそも、女性に対して、お金を貸してくれ等と普通の感覚であれば、そのような話をする事さえ考えられない事です。しかも40代の男性で医師すよ?

通常は、このような状態になってしまったら、真っ先に結婚詐欺師である事を疑うべきですね。

このとき、大塚さんは10万円を貸すのを断ったらしいのですが、そうしたら結婚詐欺師は5万円でいいから貸してくれと平然と会話をしてきたそうです。

10万円と5万円は全く異なりますし、5万円でよいのであれば、最初から5万円と話せばよいだけです。これの意味が分るでしょうか?

結婚詐欺師は、別に10万円が欲しかった訳ではありません。段階的に少ない金額からお金を奪い、段階的に高額な金額を巻き上げていく詐欺師おきまりのパターンです。

最初に少ない金額でも、お金を貸してしますと、次から金額が大きくなっても違和感無く貸してしまうことに繋がりますので、相手がなぜお金を借りようとしているのかを考えてみると良いでしょう。

その際には、相手の話は一切無視してください。全てが作り話でお金を奪い取ろうとしている相手のホラ話の相手をする必要はありません。

5万円といった金額で、大塚さんはついついお金を貸してしまったそうです。

当然、その後に10万円を貸してくれ、といった感じで金額がつりあがってお金を要求するようになりました。

ここで更に騙されてしまう女性も沢山いるのですが、大塚さんはここでおかしいと思ったそうです。

そして、結婚詐欺師が本当に独身であるかどうか調べました。

大塚さんが調べた結果はこの男は、奥さんもいて、子供が数人いる既婚者だったそうです。

この段階で結婚詐欺師であることが、確定してしまった訳です。

結婚を前提に男性とお付き合いを始めた女性は、相手がおかしいと少しでも感じてしまったら、独身か既婚者かを調べる事をお勧めいたします。

相手の戸籍謄本を取得すれば、よほど悪質なケースで無い限りはほぼ特定が可能です。悪質なケースというのは、他人の戸籍を使って成りすましをしている場合や、日本人ではないのに日本人を名乗っているケースなどがありますが、ここまで悪質な結婚詐欺師の場合は素人には手におえませんので、早めにご相談ください。

大塚さんは、既にある程度のお金を貸してしまっていたのですが、早い段階で相手の男が結婚詐欺師である事を突き止めることが出来ましたので、被害は最小限に抑えることが出来ました。

幸い、妊娠もしていない為、最悪の結果になることは避ける事も出来ました。もし妊娠していたら、大変な事になっていた恐れもあります。

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30代での女性で中絶している方は、実は結構いらっしゃいます。

私も相談を受ける事が多いのですが、皆さん泣きながら「この子供は生まれてはいけない子なんです」と話してくる方が殆どです。

相手に嫌われてしまうと困るから避妊をお願いする事も出来ずに、お金と時間と沢山失ってしまう事になり、かなりの精神的ショックを受けてしまう事にも繋がります。

結婚詐欺師と過ごした30代の貴重な時間は、いくら頑張っても、もう戻ってくる事はありません。金銭的に換算したら数千万円を超える被害になる女性もたくさんいるのではないでしょうか?

お金だけを瞬間的に奪う、架空請求詐欺などの方が遥かにましであり、お金や貴重な時間、体等すべてを奪う結婚詐欺師に対して、弁解の余地は無いと思います。

当然、大塚さんは激怒して、この結婚詐欺師に対して報復措置をとる訳ですが、一般的な女性が結婚詐欺師と戦う方法は、警察に被害届けを出すか、民事裁判での戦いになるかのどちらかになるでしょう。

経営コンサルタントが介入すると、第三の選択肢である、合法的に結婚詐欺師を抹殺するといった選択肢も追加できるのですが、大塚さんはこの時は、ご自分の判断で民事における係争で結婚詐欺師を叩きのめしてお金を取り戻そうと考えました。

合法的に結婚詐欺師を抹殺する方法について、良くご質問を受けるのですが、これは一定の答えではありません。常に答えが変わりますので、ご相談者に合わせた回答をする為に、個別にお会いしてご説明しています。ご了承ください。

浮気相手、浮気相手の家庭を合法的に抹殺する方法を良く似ていますが、いずれも、全ての状況を正しく正確に理解して、高度な戦略を立てて相手を追い込むといった共通の手法を使っています。

興味のある方はご相談ください。

大塚さんは、結婚詐欺師に対して裁判を起こしました。

請求金額は合計200万円としておきます。弁護士もつけて、相手を訴えたまでは良かったのですが、ここから話がおかしくなっていきます。

裁判は正しい方が簡単に勝訴できるものではない事を、大塚さんは身をもって知る事になります。

当然ですが、大塚さんのように結婚詐欺師に騙されてしまい、金銭的被害だけでなく、さまざまな連鎖的な被害に巻き込まれてしまった被害者の方の怒りはとどまる事を知りません。

結婚詐欺師を徹底的に叩きのめしたい、反省させたい、お金を取り戻したい等、さまざまな目的を持ち、被害者の方は詐欺師と戦う決意をしています。

結果的に、民事での係争で詐欺師と戦う訳ですが、ここではさまざまな問題が発生します。こちらについてご説明いたします。

結婚詐欺師は、名前や経歴、住所や職業等ありとあらゆる情報を嘘で固めている事が殆どですから、裁判で訴えようと思っても、住所が分らなければ訴える事が出来ません。

最初の段階で、いきなり住所が分らないケースがあるといった問題に当たる可能性もありますが、これはたいした問題ではありません。日本に居住しいている相手であれば、殆ど突き止めることが出来ますし、結婚詐欺師は住所は分る事が多いのも特徴です。

結婚前提でお付き合いしている訳ですから、結婚詐欺師の自宅に訪れる事が殆どだからです。さすがに結婚前提でお付き合いしているのに、相手の自宅に一度も言った事がない人はいないと思いますし、そのような人がいたら、結婚詐欺師に騙される以前の問題です。一度、自分を考え直しましょう。

大塚さんのように、自分は全てにおいて被害者であり、正しい訳ですから、裁判所で結婚詐欺師と戦っても、直ぐに勝訴して終わるだろうと思っている考え方が、実は根本的な問題になりますので、こちらについてご説明いたします。

結婚詐欺師を裁判所に訴えて、詐欺にあった被害金額を取り戻したい、慰謝料を請求したいといったお気持ちは強く分るのですが、民事での係争は基本的にお金を取り戻すことだけが目的になります。

相手を刑務所にぶち込んだり、破産しても免責されない罰金刑を与える為の刑事事件とは根本的に異なり、民事での裁判は相手を法的に罰する訳ではなく、あくまで裁判所で相手に対する債務名義を取得する事が目的であり、その後、合法的に請求金額を回収することになります。

債務名義とは、結婚詐欺師から判決で確定した金額を請求してよいですよといった裁判所のお墨付きの事ですから、誰も逆らえません。

ここで、問題が発生します。

結婚詐欺師はどこにいっても、嘘しかつきませんので、正しい裁判を起こしても、次から次からホラ話や偽造された証拠を平然と提出してきます。

信じられないかもしれませんが、裁判所であろうと、ファミレスであろうと、結婚詐欺師はどのような場所でも、平気で嘘や偽の証拠を提出してきます。

こういった悪質な詐欺師には、それに見合った悪徳弁護士が弁護に付く事が多く、結婚詐欺師と悪徳弁護士の組み合わせといった、人を騙す為に生まれてきたような連中を相手にして、裁判所で争う事になるのですが、これは簡単な事ではありません。

正しい事を主張している方が裁判所では正義ではない事を、痛感する事になります。

結婚詐欺をしてない証拠として、詐欺師が捏造した証拠を、次から次からと平然と提出してきますから、それに対して捏造されたものである事を、証明していかなければいけません。

日本の裁判では、証拠に意義のある方が、その証拠の捏造を証明しないといけませんで、これは大変な労力になります。

大塚さんは、この恐ろしい事実と、初動を間違えると取り返しの付かない状態になる選択肢に進んでしまったのです。

続きはまた明日のブログで公開します。

よろしくお願いいたします。


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