こんにちわ。

ブログMiMiです。

今回は、MINI R53用のE-Manage Ultimateアタッチメントハーネス制作についてのご相談がありましたので、こちらについてご説明したいと思います。

あらゆるお車のご希望の部品の制作や、CPUのセッティングでもいたします。

と、このように、ホームページにて掲載している通り、あらゆるお車の問題にご対応しています。資産運用であったり、エンジンチューニングや、リフレッシュ等、本当に全てに対応しています。

他では出来ないようなご相談をお受けしていますので、当然、他では出来ないようなお車に関する、ご相談を頂いている訳です。

今回ご相談頂いた、MINI　R５３用のアタッチメントハーネスの製作を、日本で行なっておる業者は、私の知る限りありません。

当然、どこもやっていないから、私宛にご相談が来る事になります。

E-Manage Ultimateとは？

知らない方が沢山居ると思いますので、ご説明します。

これは、サブコンと呼ばれるものです。元々車に取り付けてあるCPUがあるのですが、その間に割って入って、本来の信号を、希望通りに書き換えるハードウェアの商品名がE-Manage Ultimateになります。

当然、車本体に取り付けますが、元々CPUに取り付けてある、ハーネスを切断すると、良くありませんので、CPUとサブコンを結ぶハーネスが必要になる訳です。

ハーネス？って何と思った方は、ネットで検索してみてください。ハーネスとはこういったものですと、ここで説明しているとらちがあきませんので、閲覧する際に知っていて当たり前の単語の解説は行ないません。

これを行なうと、サブコンを取り外した際には、何事もなく、ノーマル状態に戻す事が出来ますし、これをしないと、車のCPUをむき出しにした状態で、サブコンを車両に取り付ける作業を行なう必要がありますので、現実的ではありません。

そのための、アタッチメントハーネスが欲しいというのが、今回のご相談そのものになります。

このMINI　R53は、日本でどの業者もサブコンの取り付けやハーネス製作を行なっていない通り、現時点で市場と言うものが全くありません。

その理由のひとつとして、R53用CPUそのものの入手が大変困難な為、E-Manage Ultimateを取り付けようと思った場合は、その取り付け以前の問題から、極端に難易度が高くなります。

え？なぜ、CPUがもう一つ必要になるのか？不思議に思われますか？

アタッチメントハーネスを制作する際には、R53用CPUについているギボシが必要になる為、そのギボシを取り出す為に、別途こちらのCPUを手配しないといけません。

なぜなら、ギボシ単体では販売すらしていない類の部品ですから、それが元々付いているCPUを入手してばらすしか、入手の手段が無い為です。

事情は分ったので、それならネットで注文すればよいでしょう？と思われるかもしれませんが、残念ながら日本では中古のCPUそのものの入手が、極めて困難であり、海外から中古で購入するしかないのが現状です。

これは、あくまで正規のルートの話です。

高額なお車になった場合は、非正規のルートから購入する事も可能ではあるのですが、こちらは料金が極端に高くなる為、MINI R53位の価格帯の車であれば、全くお勧めできない仕入れ方法になります。

ですから、現実的にR53用アタッチメントハーネスを制作するに当たって、絶対必要になる中古のCPUは、海外から仕入れるしか無いという結果になります。

海外から仕入れるといっても、簡単ではありません。国際便は、その重さで料金が決まる為、一番安いSAL便と呼ばれる、船のコンテナに積まれて運ばれる事が多いですから、2ヶ月前後かかる場合が普通です。

CPUのギボシがあれば、アタッチメントハーネスの制作は4日前後で可能なのですが、全体としてみた場合は、2ヶ月以上の納期が必要になるという事になります。

ただし、ギボシ取得用のR53用のCPUを持込で、ハーネス制作のご依頼を頂いた場合は、この限りではなく、通常の4日前後の納期で納品可能です。

繰り返しますが、CPUはギボシを取得する為のみに使いますので、中古でも問題ありませんし、CPUそのものが壊れていても問題はありません。

この行程を得て、MINI R53用、E-Manage Ultimateのアタッチメントハーネスが完成する訳ですが、ここから需要な問題があります。

まず、E-Manage UltimateがE-Manage Ultimateに標準で対応していません。

CPUのアタッチメントハーネスを制作する事と、E-Manage UltimateがMINI　R53に対応している事はまったく別の問題であるとお考えください。

それじゃ、E-Manage Ultimateを接続しても動作しないのか？といえば、単純にそういった問題ではありません。

クランク角信号がE-Manage　Ultimateでは取得できない為、エンジンをノーマル状態以外で使う事が出来ない為、俗に言われる、エンジンチューンを行なった状態では接続が出来ませんし危険です。

E-Manage　Ultimateでは、MINI　R53のエンジン部分の基本性能を変更ができないと言う事になります。

燃料の増量も出来ませんし、エンジンのバランス取りや、ピストンやコンロッド、クランクの変更、バランス取り、エンジン内部のコーディング塗装など、エンジン性能を上げるチューニングは一切出来ません。

サブコンをつけているのに、エンジン設定が変更できない？

それで、意味があるのか？といった問題になると思います。

確かに、車の性能だけ見た場合には、全く意味が無い行為になってしまいますが、サブコンをつけると、自分で毎回セッティングが出来る利点があります。

サブコンのデータログを取得できるようになると言う事です。

MINI　R53に乗っている方は、このログが取得できる機能が追加されれば良いといった方も、いらっしゃるという事です。

裏わざとしては、ROMチューンを行なったCPUが、MINI　R５３についている場合は、それに合わせた性能になりますので、サブコンの性能どおりに、元々のCPUに合わせたコンピューターセッティングが可能になります。

ちなみに、実は、フルコンであるVProでも同じです。

MINI　R53のエンジンチューンを兼ねた、CPUのパワーアップを行なおうとすれば、選択肢はMOTECしかありません。

他にも、余り有名でないフルコン、もつける事は出来るのですが、やはり信頼性の問題や、市場の汎用性の問題から、MOTECのみがお勧めできるフルコンです。

MINI　R53には2タイプのエンジン仕様があり、一つはスーパーチャージャ、もう一つは自然吸気型のNAと呼ばれるエンジンです。

このエンジン仕様により、当然MINI　R５３についている、CPUは違いますので、それにあわせてアタッチメントハーネスを制作する事になります。

MINIのエンジンをフルチューンして、CPUをMOTECに変更し、最高のパフォーマンスを求めている方は、一度ご相談ください。

MINIはR53あたりから、オーナーがBMWに変わったらしく、このあたりから、エンジンの精度が落ちてしまい、本来のポテンシャルを埋めたまま、プロダクションカーとして、一般販売されています。

ですから、現在の車としては珍しく、余力が残っているエンジンですから、MOTECを取り付けてセッティングを行なえば、全く別のエンジン特製を得る事が出来るわけです。

ただし、エンジンと言うものは、個体差が大変激しく、潜在能力の全く内エンジンは、費用対効果を得られる確立が落ちてしまう事もありますが、こちらに関しては、普段乗られているお車ですから、どのようなものかは乗れば分ります。

MINI　R53を乗られていて、ポテンシャルが高いエンジンの可能性があり、更なる性能を求めるのであれば、エンジンフルチューニングで、CPUはMOTECをお勧めいたします。

単純に、性能は現状のままでよくて、運転時のログだけを取得したい方は、サブコンであるE-Manage Ultimateで問題はありません。

料金もMOTECと比べたら、当然安くなります。

MINIR53　エンジンフルチューン＋MOTEC取り付けセッティングの料金は300万円は必要になりますが、E-Manage　Ultimateのアタッチメントハーネス制作だけであれば、5万円前後＋追加のCPU代金αです。

国産車であれば、Vproが６４ビットになりましたので、R34GTR世代くらいまでの、お車だったら、現在よりもはるかに性能を引き出すことが可能なのですが、最近の車では、正直言ってVproの意味は全くありません。

アクセル信号の取り扱いが、車全体で変わってしまったからです。要はレスポンスを悪くさせて、燃費の向上や、その他の目論見を達成させればよい、といった考え方のものと、新しい車は設計されてしまっているからです。

旧来のお車、おおよそは馬力の自主規制がまだあったころのお車をお持ちの方で、国産車であればVPROが費用対効果が最も高いといえるでしょう。

汎用タイプで何でも出来るMOTECは、それに比例して費用も掛かりますし、MOTECそのものも高額です。

お車をどうしたいのかは、オーナー様が全てを決める事ですから、迷われているのであれば、やはり、一度ご相談いただくのが良いかと思います。

ご質問やご依頼などは、お気軽にご相談ください。

よろしくお願いいたします。