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GREEが中国で失敗した理由|日本企業の海外事業撤退の原因

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こんばんわ。

ブログMiMiです。

少し前くらいに、GREEが中国から撤退しましたが、今回はその理由についてご説明したいと思います。

富裕層の方や、感覚のまともな人であれば、GREEなど利用しないでしょうから、GREEを知らない人も沢山いると思いますので、こちらもご説明します。

GREE(グリー)とは、現在の社長である、田中さんという男性の方が、サラリーマン時代に、最初は個人でWEBサービスを始めて、その後法人化した後に、上場して、相当な金額を売り上げるようになった企業のことです。

原価が殆どない為、売り上げがそのまま利益になるタイプの経営ですから、GREEの桁違いの利益率は、驚異的であるとまで言われていました。

その集客方法は、主に、SNSと呼ばれる、自社管理の閉鎖空間で、ゲームと呼ばれる、ボタンを押すだけの簡単なアプリケーションで、一時期は大変な売り上げを上げていたのが実態です。

それではSNSとは?

SNSとは、カモリストを保有している名簿業者が用意している、建物内でお金を払って遊ぶ事だと思って下さい。

早い話が、出会い系サイトと全く同じ仕組みです。

会員の滞在時間を可能な限り引き延ばし、いかにしてお金を巻き上げるかといった、ロジックがその利益の秘密であり、源泉にもなっています。

GREEは、常に新鮮な大量の個人情報を保有しており、その個人情報を登録している人が、GREEが用意した箱の中で、コミュニケーションを取り合っていきます。

そして、利用する際に発生する、様々なお金をGREEが吸い上げるといった仕組みです。

 

なぜ、GREEにはそんなに沢山の個人情報が集るのでしょうか?

宣伝では無料サービスを売りにして、人を沢山集めます。

それ以外にも、宣伝手法によっては、若い女性等が大量に集りますから、それを目当てにした頭の悪い男性が、更に大量に集り、そのお金を目当てにした若い女性がさらに集り・・・・・、これの繰り返しです。

ですから、このカモが自動で集るという、無限ループの仕組みを一度でも作れば、莫大な売り上げを上げる事が出来ますし、実際にこれで利益を上げています。

何しろ、頭の悪い男性が、簡単にとんでもない金額のお金を、短時間で沢山使ってくれる訳ですから、笑いが止まりません。

更に、それを狙って、若い女性以外にも、詐欺師なども乱入するのは当たり前ですね。

GREEはどうみても出会い系サイトであるといっても、間違っていませんが、GREEは絶対にそのような表現はすることなく、健全なSNSとかゲーム提供会社等と表現することでしょう。

まあ、これについては、別にどうでも良いのですが、このビジネスモデルには致命的な欠点があります。

最初から、日本全域が市場になりますから、ビジネスを立ち上げてから、しばらくの間は、その集客力に比例して、常に安定した売り上げを上げる事が出来ます。

しかし、頭の悪い男性を、回遊魚のサンマに例えれば分りやすいのですが、日本の海域で、常に24時間年中無休で、簡単に取れるからといって、サンマを取り続けたら、どうなるでしょうか?

そうすると、そのうちサンマが取れなくなってしまいます。

GREEのビジネスモデルは、最初から日本全域がその市場ですので、しばらくの間は安定していても、一度資源が葛藤してしまったら、一気に破滅に向かっていってしまうといった、致命的な弱点があります。

インターネットビジネスは、最初から広範囲にわたって、ビジネス展開を行なえますが、その間に摂取する資源の埋蔵量の見積もりを誤ってしまったら、取り返しの付かないことになるということです。

 

そのため、ビジネスがだんだんやばくなってきたと感じたら、早めに新規事業という、新しい市場を作る必要があります。

例えば、ソニーが同じ性能のパソコンばかり作っていたら、いずれ地球規模で飽和状態になり、全く売れなくなるといった状態になるのと反対です。

ソニーが生き残るには、パソコンの性能を上げる事はもちろん、ソフトウェアやそれに付随する、各種サービスも充実させていかなければなりません。

これは、最初からもっと広い世界規模で、事業展開しているGoogleもAppleも全く同じですが、GREEとの根本的な違いは、GoogleやAppleが無くなってしまったら、困る人は世界中に沢山います。

しかし、GREEが無くなっても、困る人など殆ど世界規模では全く存在せずに、日本規模で見ても、殆ど存在しないといった根本的な存在意義の違いがあります。

 

世の中の殆どの人は、GREEは別に無くなっても誰も困らないと言う事です。

GREEが提供している商品やサービスの代替品など、いくらでもありますし、そもそも、使う必要すらないものばかりですし、別にたいした事をしている訳でもない訳ですから、所詮そんなものです。

GREEは、業界の先行者として、常に大量の新鮮なカモリストを入れ替えながら保有しているから、莫大な売り上げを上げる事が出来ると言う訳です。

このカモリストが新鮮でなくなってしまったら、GREEは一気に破滅に向かっていきますし、それを防ぐ事は難しいと言えます。

 

なぜ、GREEはイノベーションを起こせないのか?

起こさないではなくて、起こせないが正しい回答です。

これは簡単で、ゲームとは名ばかりの品質の悪い商品の大量生産。

同じシステムを使って、名前やデザインを少し変えただけで、新商品として扱い、そのような商品を大量生産して、頭の悪い男性に売りつけていたからです。

イノベーションとは、品質の良い商品を、より多くの人たち、もしくはより有能なクライアントのみに販売したいと言う、ブランド企業の高い思想の元に実現するものです。

頭の悪いクライアントに、大量に売りつけて、どこまでお金を吸い上げれるかを計算しているような企業では、とてもではありませんが、イノベーションなど起こせません。

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ですから、現在の市場の範囲内で、新しい新規事業などは、簡単には起こす事は出来ないと言うことになります。組織の規模が大きくなるほど、その傾向が強くなります。

仮に、GREEが新しい商品やサービスを作ったところで、GREE関係者以外は、また、質の悪い商品やサービスを作って、売りつけようとしているくらいにしか思いません。

更に、GREEに多額のお金を吸い取られている、頭の悪いクライアントは、そもそも、新しい商品やサービスなどに全く関心を持ちませんし、理解する頭すらありません。それほど質の悪いクライアントに支えられている業界ともいえます。

少しでも、自分で考えるといった思考を持っていれば、GREEのわけの分らないゲームなどは、お金を貰っても使いたいとは思わないでしょう。時間の無駄ですから。

結局、GREEの主要なクライアントとは、GREEから提供される、ボタンを連打するだけの、赤ちゃんでも出来そうな自称ゲームで遊ぶくらいしか出来ない人なのです。

GREEがどんなに、新しいサービスを始めたので、皆さん使ってみてくださいとセールスしたところで、最初から、誰もそれを受け入れる人などいないということになります。

 

市場が存在しないのですから、当たり前ですね。

何しろ、最初から、日本全域の頭の悪いクライアントをかき集めて、そういった人たちから、いかにお金を吸い上げるかのみを追求し続けています。

本来、事業者として提供しないといけない、品質の高い商品やコンテンツ等は、全く提供できなかったわけですから。

組織も大きくなってくると、田中さんがいくら方向転換しようと思っても、簡単には出来ませんし、既に派閥等が誕生しており、内部崩壊が始まっている恐れすらあります。

 

例えば、サンマが日本近海の海で取れなくなったらどうするのか?

優秀な企業であれば、サンマが取れなくなる前に、対応策を施し、全く別のイワシやカツオ等を捕獲するかもしれません。

しかし、GREEにはそれができない為、新しい市場を求めて、事業拡大をしていくしかありません。

それが、韓国近郊の海であったり、中国近郊の海であったりするわけです。

そこに、日本でこれまで使ってきたシステムを持ち込んで、サンマを根こそぎ持っていこうとするわけなのですが、ここで失敗してしまう訳です。

GREEの海外事業の失敗は、例えば、韓国でサンマを捕獲しようとするのに、日本の常識を持ち込み、韓国人の話を信用して、韓国漁船が根こそぎサンマを取ったあとの海で、何も知らずにサンマを探しているようなものです。

最初から、既に日本では取れなくなっているサンマを、韓国で探しても、既にそこにもいなかったといった感じです。

 

GREEの海外事業は、最初から失敗するのが分っていた事業です。

本来でれば、100%成功する見込みが無いのに、何を勘違いしたのか始めてしまった事業ですから、当然失敗するのは当たり前なのです。

 

GREEが中国で失敗した理由について。

その理由は、簡単です。

現地の責任者が無能だったからです。これ以外に理由はありません。

これは、GREEに限った事ではなく、他の日本企業も全く同じパターンで失敗しています。しかも、殆どの企業が同じパターンです。

ですから、その失敗する理由も、全く同じで、現地の責任者全員が無能であるといった理由です。

私も、中国での日本企業の責任者の方なども、いろいろと見てきましたが、これまで一人も、優秀な人を見た事がありません。本当に皆さん、大変頭が悪いです。

こんな人を、現地の責任者にしてしまい、本当に日本の本社は機能しているのか?経営陣の頭は大丈夫なのかとすら、心配してしまう事さえあります。

なにしろ、それほどひどい訳ですから、当然です。

こんなに無能な人たちを相手にしないといけない、人がいることも少しは理解してください。本当にストレスが溜まる一方です。

 

中国に派遣された、自称優秀な日本人特有の問題として以下のようなものがあります。

会社に利益をもたらす事ではなく、会社の経費を裏金にして、自分の個人的利益のために、それを平気で使おうとする。

会社の内部資料を、平気で外部に公開したり渡したりする。その後に、機密情報ですから、見なかった事にしてくださいと連絡が来る。

現地の女性を数人愛人にする。

ニセモノが大量に売られている、中国のショッピングモールに何事も無く、通うようになる。

家族がいる場合、特に妻が勘違いをおこして、自分をセレブであるとか、特権階級であるとかといった認識になり、態度や金銭感覚が大変横暴になる。

現地の女性を愛人にしたのはいいのですが、結果的に全てを愛人の親族全員にむしり取られる。

中国人は、ギャンブルばかりしているバカだから、優秀な俺たちが現地に行けば、短期間で大量の売り上げを上げる事が出来ると、勘違いをしていて、逆に中国人にお金をむしり取られる。

違法DVDショップで頻繁に会うようになる。

 

殆どがこのパターンです。

中国で成功している日本人がどういった性質の人たちなのかを考えれば、簡単に分る事なのですが、なぜそれをしないのか理解できません。

中国でのビジネスの詳細はここでは、書きませんが、おおよその日本人の方が想像しているものとは、根本的に異なるものです。

これから、中国でのビジネスを検討している方は、適切な人材を、現地に投入して、同じような失敗をしないようにしてください。

最後にもう一度言いますが、現地の責任者が無能だから失敗する訳ですので、優秀な人材を投入すれば、良いだけです。

別に、ビジネスモデルなどはどうでも良くて、中国人がなぜ、昼間から博打をしているのかを考えてください。

すでに、それを理解して、大量に利益を上げている日本人がいる訳ですから。

よろしくお願いいたします。


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