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おはようございます。
ブログMiMiです。
ニホンウナギがレッドリストに登録されたみたいです。
レッドリストというのは、簡単に言えば、絶滅寸前の生物のことです。
最初は、寝ぼけていたので、ウサギがレッドリストに登録されたのかと思いました。
ここ最近のウナギの取り扱いは大変ひどいものがあります。
本来、ウナギを販売していなかった、コンビニや牛丼チェーンまでが販売する状態。
これで、日本全域のあらゆる場所で、ウナギが購入できるようになってしまいました。
なぜ、それほどまでにさまざまな業者が、ウナギを販売する状態になってしまったのでしょうか?
理由は簡単で儲かるからです。
ウナギは、日本ではかなり高額な値段で販売できる食品です。
また、日本人はウナギを沢山食べていますので、日本が市場になります。
ウナギは儲かるから、乱獲し、大量に販売する。
ウナギは海で生まれて川に上り、また産卵のために海に下ります。
長い年月をかけて、この行動を繰り返しますので、生産効率が大変良くありません。
そんな状態で、シラスウナギとよばれる、ウナギの子供を根こそぎ乱獲し、川を下る産卵ウナギをも捕獲していたら、絶滅するしかなくなります。
本来は、政府がウナギの取り扱いに対して、規制をするべきなのですが、日本政府には期待できません。
理由は、政治家は自分の稼ぎにならないことは一切しないからです。
選挙のときだけ、頭を下げて、選挙が終われば知らん顔は当たり前。
ウナギを規制しても、全く金にならないため、そんな事をするくらいなら、自分の利権確保に必死になります。
業者は儲かるから、大量にウナギを販売する。政治家は儲からないから、ウナギに規制はかけない。
これでは、ウナギはたまったものではありません。
実際に、ウナギの生態については、殆ど分かっていません。
最近、ウナギの産卵場所らしい海が特定されたくらいです。
以前、ウナギを飼育してたことがありますが、ウナギは産卵期になると、水槽で大暴れを始めます。
何が何でも、水槽を出て、川を下り、産卵場所に向かおうとしているのかもしれません。
ウナギは、生命力が大変強く、水が無い場所でも、蛇のように張って移動できますし、少しでも水でぬれていれば、死ぬこともありません。
このように、不思議な習性と、高い生命力を保有している、ウナギの天敵は人間そのものです。
それでは、なぜ、ウナギが儲かるのかをご説明します。
ウナギで利益を上げる市場は、日本のみです。
その他の国では、ウナギはさほど利益にならなかったり、全く食用として扱われていません。
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その為、世界中のウナギを日本に持ち込めば、大金を稼ぐことが出来ます。
ウナギの特徴として、蒲焼にして食べることが多いと思います。
この蒲焼にして食べるという、日本の文化がお金になるのです。
ひとつは、在庫管理が楽になる。
食品には賞味期限というものがあります。
ウナギの蒲焼は、冷凍して保管が出来ますし、牛肉などのようにかさばりません。
サイズも小さく、単価も高い、冷凍で日持ちもする。
その為、在庫管理のコストが大変安くなります。
また、調理済みの状態で保管が出来る為、レンジで暖めるだけで、直ぐに食べることが出来ます。
賞味期限が長く、かさばらないから、輸送コスト、保管コストが他の食材に比べて圧倒的に安くなります。
しかも、販売価格が大変高い。
牛肉よりも高いことは普通です。
二つ目は、消費者が品質認知をしにくいということです。
蒲焼のたれを沢山つけたウナギは、素人では味の違いを殆ど判別できることはありません。
その為、産地偽造が当たり前になっているのがウナギです。
中国産のウナギを四万十川のウナギといって販売するのは当たり前の世界。
ウナギは、日本産、中国産などありますが、これほど当てにならない食品は他にありません。
産地偽造がばれても、日本はたいした罪にならないことも後押ししています。
ウナギをみたら、産地偽造をしているのが当たり前と思ったほうが良いくらいです。
業者とすれば、日本国内で確実に売れる、ウナギ。
輸送コスト、保管コストと比例して、利益率が大変高い。
産地偽造を行い、更に利益を出すことが出来る。
これが、さまざまな業者がウナギを販売している理由です。
このような業者が原因でウナギが激減してる?
更には、こういった業者からウナギを購入している消費者が全ての原因です。
誰も、ウナギを食べなくなったら、業者が販売することはなくなります、
ウナギがかつてのように、どこの川でも見れるようにするためには、消費者一人一人が、ウナギを購入しないようにすれば、自然と数は増えます。
もちろん、河川の環境も改善すれば、更に良いのですが、こちらも政治家と同じく、金にならないため、行政に期待するだけ無駄です。
別にウナギを食べなくても、殆どの人は全く困りません。他に食べるものなど沢山あります。
老舗のウナギ屋がつぶれるのではないか?
といった心配もあるかもしれませんが、本物は必ず残ります。需要と供給のバランスが取れて、かつてのよりよい状態に戻るかもしれません。
ウナギという資源を回復させるために、ウナギを購入しないといった選択肢もご検討ください。
よろしくお願いいたします。