こんばんわ。
ブログMiMiです。
携帯アフィリエイトセミナー、ブラックバタフライ塾のご相談の続きです。
この話は結構面白いので、興味があるかもしれません。
ブラックバタフライ塾と命名された、携帯アフィリエイトで稼ぐセミナーの特徴。
まず、主催者側は、参加者を携帯アフィリエイトで稼がすために行うものではない事をご説明しました。
あくまで、参加者をより沢山集めることのみが目的。
参加者をより多く集めれれば、後はプロダクトローンチを組み込んだ集金システムどおりに運用するだけで、多額の現金が入る仕組みです。
このブラックバタフライセミナーの主催者は一応、蝶乃舞さまとしておきます。
その反対に、高額なセミナー料金を支払ったセミナー参加者は、楽をして携帯アフィリエイトで稼ぎたい素人の方ばかりです。
このセミナー参加費用は、あくまで参加する権利を買うためのもの、買わすためのものです。
これをフロントエンドと言います。
実際には、バックエンドと呼ばれる、セミナーに参加した方が購入するしか先に進めないような設定の、更に高額なオプションが待ち受けています。
セミナー参加者は、通常このバックエンドで利益を出します。アップセルとも言います。
例えば、セミナー参加料金が20万だった場合、これだけでは20%程度のカリキュラムしかなく、更に、追加で100万円の合同合宿セミナー、更に追加のDVDセットが200万円、更に追加の特別コンサルティングが400万円。
合計で20万+100万+200万+400万で720万円が支払う金額。
720万円支払ったら100%になるかと言えば、これでもなりません。
ええ?と思われるかもしれません。
これが、この集金システムの本髄です。
どこまでいっても100%になることは決してなく、形を変えた次のセミナーに勧誘されて更に、お金を搾り取られることになります。
金の切れ目が縁の切れ目と言いますが、まさにそのとおりです。
お金が支払えなくなるまで、主催者は参加者のお金を吸い取ることができる夢のシステムです。
こういった具合に、悪質風俗店で問題になっている、たけのこ剥ぎのように、次から次へと新しい請求が舞い込むようになります。
参加者は、当然セミナー参加費用の20万円で、全てが学べると思ってセミナーに参加するわけです。
しかし、主催者は、最初からこれはただの参加するだけの権利であり、最後までお金を搾り取ってしまえばよいと言った考えです。
この、全く違う視点で、セミナーを見ている主催者と参加者。
主催者と参加者を緋も付けているもの、それはただひとつです。
それは、携帯アフィリエイトで稼ぐ事ということです。
しかし、ご説明したとおり、実際には、全く異なるセミナーです。
前回ご説明しましたが、このプロダクトローンチと呼ばれるセミナー手法は、既にシステム化されています。
ですから、別に携帯アフィリエイトでなくても、ダイエットで稼ぐなどでも全く良いのです。
たまたま、今回の主催者にとって、携帯アフィリエイトで稼ぐと言うコピーが都合が良かったのでしょう。
携帯アフィリエイトで稼ぐというセールスコピーに対する、視点が主催者と参加者では、全く異なる為、さまざまな問題が発生します。
私に、ご相談いただいているお客様もその中の一人です。
携帯アフィリエイトで、毎月20万円稼ぐように誰でもなれる、といった思い込みが、結果的にバックエンドのシステムに取り込まれてしまい、多額の出費をしてしまう。
正直言って、この、システムは大変よく出来ています。
最初に考えた人は、かなり優秀な方でしょう。
お金を兎に角稼ぐ為に、お客様から徹底的にお金を搾り取るシステム。
プロダクトローンチはバックエンドで利益をたたき出すためには最適なマーケティングと呼ばれる洗脳手法です。
こういった、成功するシステムを知ってしまうと、UMLでモデリングをしたくなってきますね。
さて、話を戻します。
ご相談者さまいわく、この携帯アフィリエイトセミナーは全く稼ぐことが出来ない。
これは、詐欺だ!!許せない!!と言います。
しかし、お話をお伺いした内容で判断すると、このセミナーは詐欺ではありません。
詐欺ではないと言う意味は、警察が介入することはないということです。
警察が介入するには、刑事訴訟法に基づき、それを証明するための、確実な証拠が必要です。
ご相談者様が、自らの意思でセミナーに参加し、自分の意思で多額の費用を払って、全く稼げない訳です。
これで、詐欺として被害届けを提出するのは不可能です。
契約行為を交わして、代金を払い、サービスや商品を受け取っていますし、主催者側も、建前的なものであって、携帯アフィリエイトで稼ぐ事を教えるサービスを提供しています。
これで、稼げないから詐欺だと言うのは、無理がありますし、これが詐欺なら資生堂もライオンも、花王も全てが詐欺会社になってしまいます。
私は、このブラックバタフライの主催者様とは一切関係ありません。
第三者の視線で、ご相談に乗っているだけです。
また、本格的に解析を行った案件ではありませんので、ご了承下さい。
次回は、契約の重要性についてご説明する予定です。
よろしくお願いいたします。
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