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ドジョウのピザを作ってみました|想像を絶する不味いピザの誕生

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こんにちわ。

ブログMiMiです。

他にあまりないような料理研究として、ドジョウを使ったピザを作ってみました。

ドジョウとは、あの田んぼなどにいる川魚のドジョウのことです。

誰でも知っているウナギのような体系をした、体長10cm前後の魚ですね。

ただし、今回の食材用のドジョウは、私が養殖している個体ではなく、スーパーで購入した個体ですので、マドジョウなどではなく、中国朝鮮半島に生息するカラドジョウになります。

ドジョウの養殖と言っても、大規模なものではなく、庭で発泡スチロールに入れて放置プレイしている程度です。

ドジョウの養殖は、発泡スチロールの箱に、ホームセンターなどで購入した田んぼの土や、腐葉土などを入れて、水を追加するだけで、ドジョウの繁殖が出来ます。

餌は、ザリガニの餌をあげています。

興味のある方は、ドジョウの養殖を一度試してみてください。

養殖しているドジョウの種類は、マドジョウになります。

マドジョウは、極めてオードソックスな、日本原産のドジョウになります。

スーパーなどで、夏場に水の入ったバケツなどに入れられて、販売されているドジョウは大抵、輸入物のカラドジョウです。

ドジョウと言っても、いろいろと種類があるのをご存知でしょうか?

日本原産ですと、マドジョウ、シマドジョウ、スジシマドジョウ、ホトケドジョウ、アジメドジョウなどです。

ヒドジョウという、ペットショップでよく見る黄色いドジョウは、マドジョウの突然変異した固体を固定したものですから、マドジョウそのものです。

日本で養殖されたマドジョウ等は、輸入物のカラドジョウよりも値段が高いので、殆どが、どぜう料理専門店などに卸されているものと思われます。

マドジョウとカラドジョウの違いは、素人の方の見た目には殆どわかりません。

同時に並べて見れば、なんだかカラドジョウの方が体が大きい気がするといった程度です。カラドジョウは結構凶暴ですので、メダカの水槽などには入れないようにしてください。

今回は、カラドジョウを使って、究極のピザを作ってみました。

 

ピザの生地は自分で作るのが基本。

先ずは、ピザの生地から作ります。

え?ピザの生地は買うものでしょう?といった人も多いのですが、ピザの生地くらいは大変簡単に作れますので、自分で作るようにしましょう。

既製品よりも、遙かにおいしいですし、添加物もありませんので安心です。

私は、子供の頃から、パンなども普通に自分で作ってきていますから、ピザの生地を作るのはそれほど難しくありません。

ピザの生地は、大量に作った場合でも、冷凍庫で保管が出来ますので、作り直ぐてしまう心配もありません。

ある程度まとめて作らないといけないタイプの生地になりますので、一度ピザの生地を作ると、結構なストックが出来ます。

丸く引き伸ばして、20cm前後のピザの生地を作るのですが、最後はフォークでつついて、生地の中に穴を開けたら完成です。

ここまで、小麦粉の粉末で、その辺が汚れているくらいで、何の問題もありません。

ここから後が、様々な問題が発生しました。

 

ドジョウをさばいた匂いが凄い!本当にヤバイ!

スーパーで購入してきたドジョウは、当然生きていますので、ぴんぴんはねています。

大きさも10cmを超えている固体ばかりですので、元気が良いです。

このドジョウをどうやって、ピザの食材にするのかが最初の課題でした。

ドジョウは一般的に、相当濃い目の味をつけて、食べるのが普通です。

柳川鍋にしたり、蒲焼にしたり、から揚げにしたりなど、全て本来の素材の匂いを消してから食べるのがドジョウの一般な食べ方です。

しょうゆ、砂糖、みりん、お酒などを使った料理法ばかりですね。

から揚げは、塩コショウを沢山使って、コロモをまぶして、油で一気に上げますので、素材の水分が一斉に飛びますから、素材本来の匂いもそのときに飛んでしまいます。

これでは、ドジョウの素材をピザに使う意味が無いと判断して、ドジョウをそのままピザの素材に使う事にしました。

イメージ的には、サラミピザのサラミが、単純にドジョウに置き変わったものとお考えください。

さて、ドジョウをどうやって捌くかご存知でしょうか?

ウナギのように目打ちにはしません。サイズも10cm前後のため、捌くのにもなれとコツが必要です。

手順としては、1リットルで198円の料理酒がスーパーで売られているのですが、それを使って、ドジョウを気絶させます。

そうしないと、ドジョウが飛び跳ねまくっているので、簡単に捌く事が出来ないからです。

ボールなどに料理酒を入れて、その中にドジョウを入れると、一瞬でくらっとして浮かんできますので、そうなったらドジョウを掬いあげてまな板に並べていきます。

アレだけ元気に飛び跳ねていたドジョウが、もはやぐったりしてしまい、簡単に包丁で捌けるようになります。

まだ生きていますので、鮮度の心配はありません。

ここで、ドジョウを捌いて内臓を取り出し、頭を下ろして三枚おろし状態にしていくのですが、正直ヤバイです。

もの凄い匂いがしています。生臭いと言いますか、腐っていると言いますか、そういった類の匂いです。

これは、終わった後には、まな板を塩素で消毒しないと、匂いが取れないのではないか?と言った感じくらいの匂いです。

ドジョウを捌く際には、特有の臭い匂いに注意しましょう。

あと、実が硬く体が小さい魚ですから、結構捌くのが難しいので、指を切らないように注意も必要です。

頭を落とし、背骨を取り、内臓を取れば、ピザの具であるドジョウが完成します。

正直言って、この匂いをかいだだけで、ドジョウピザは相当やばいのではないかと思い始めてしまいましたが、いまさら後には引けませんので、このまま続行する事にしました。

この時の判断が、後にとんでもない結果になる事は、知るよしもありませんと言った、ミステリー小説にあるようなナレーションが聞こえてきそうですが、実は、とんでもない事になる事は最初から予測していますので問題ありません。

ご安心下さい。

 

ピザに乗せるドジョウの味付けはどうするのか?

ここまで匂いがきついドジョウの切り身を並べてみると、なぜ、ドジョウを使った料理はどれも味か濃い目なのかが一目瞭然です。

そうしないと、人間がまともに食べれないからですね。

他のマグロの寿司のような、素材のよさを引き出すような考えは、ドジョウには一切通用しないと言う事です。

ちなみに、ドジョウは大型の魚の生きた餌として、大変魚に人気があります。ドジョウを大型魚の水槽に投入すると、あっという間にドジョウは全て食べられてしまうほどです。

よほど、味も良いのでしょうが、大型魚と人間は味覚も全く違いますから、ドジョウの素材で勝負する事はやはり難しいのです。

それは分っていても、ドジョウの素材を生かしたピザを作る宿命がある為、ドジョウには塩と胡椒をまぶしただけで、そのままピザの具として使う事にしました。

相変わらずドジョウの切り身は臭いです。

 

ピザのトッピング

事前に作っておいた、ピザの生地にピザソースやマヨネーズなどを使って、下地を作っていきます。

ピザソースが無くても、ケチャップなどで大丈夫です。

用意した素材は以下の通りです。

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事前に作っておいたピザの生地

ピーマン

たまねぎ

とろけーるチーズ

三枚卸のドジョウ(塩コショウのみで味付け)

ピザの素材に下地を塗ると、後は、ドジョウをサラミのように並べて行きます。その上にピーマンとたまねぎを適切に刻んだ状態で盛り付けして、とろけるチーズをまぶします。

後は、オーブンレンジで焼き上げるだけです。

アルミホイルに油を塗りつけて、ピザの焼き上げを行ないます。

 

見た目はおいしそうなピザ

オーブンレンジで焼き上げて老いると、見た目は普通でおいしそうなピザが焼きあがっているのですが、だんだん不安がエスカレートしていきます。

あのドジョウの匂いは、レンジの中にピザが入っているため、この間はそれほどしませんが、一体どうなるのかと不安になります。

大量にとろけるチーズがまぶしてある為、チーズがとろけて焼き色が付いてきて、良い感じであり、チーズで殆ど隠れているドジョウの切り身も、オーブンレンジの熱で焼きが入っており、見た目はおいしそうなピザ。

そして、ピザの焼入れが完成したので、オーブンレンジからピザを取り出します。

で、レンジを開けると・・・・・ヤバイです。この匂いはドジョウそのままです。

恐らく、殆どの日本人であれば、この時点で、このピザは危険であると判断するであろう匂いがオーブンレンジの中からしてきます。

 

想像を絶する不味いピザの誕生!

もう、本当に危険なピザである事は分っているのですが、作った以上食べないといけません。

と言う訳で、食べてみました。

想像を絶する不味さです。こんなピザはこれまで食べた事がありません。

とてもではないのですが、お客様に出せるような食事ではない事が確認できましたので、一口食べて、後は廃棄する事にしました。

食べ物を粗末にするなと言った話も聞こえそうですが、これを全て食べる事は私には出来ませんでした。

ピザが完成しても、匂いが、ドジョウそのもの。

やはり、ドジョウの素材を生かしたピザは、人間の食事としては不適格なようです。

ドジョウと言う意外な素材を使ってピザを作り、それが想定外のおいしい味の場合は、皆さんが大変驚いたり喜んだりしてくれるのですが、このピザをプレゼントしたら、殺人未遂等で警察に駆け込まれかねません。

私は、本日作ったドジョウピザは今後は封印をする事にしました。

 

おいしいドジョウピザを作るにはどうしたらよいのか?

これほど、不味いドジョウピザですが、もっとおいしく作る事は出来ないのか?を考えて見ます。

最初から答えは出ているのですが、以下の二通りの方法しかないと思われます。

一つは、ドジョウを蒲焼にしてから、完全に臭みを取り、強い味付けにして、ピザの具にすること。

もう一つは、スーパーのカラドジョウではなく、アジメドジョウを適切に処理して使う事です。

最初の、蒲焼にする件ですが、ドジョウの蒲焼は普通に食べれます。何しろ蒲焼のタレは、どのような食材に使っても、同じような味を出す事が出来ます。

ウナギがベースであっても、ナマズ、サンマ、豚肉、牛肉など、素材を選びません。

どのような不味い食材でも、おいしく出来る魔法のソースが、濃い目の蒲焼のたれになりますので、当然ドジョウに使えば、おいしく食べる事が出来ます。

ドジョウの蒲焼であれば、そのままピザの具に使ってもも、ウナギよりも身が硬い為、よりハムなどに近い食感ですから、普通においしく食べれるかもしれません。

もう一つの、アジメドジョウを適切に使う件ですが、まず、アジメドジョウに対する説明から必要になりますね。

アジメドジョウとは、その通り、ドジョウのことなのですが、名前にアジメとあるとおり、味がうまいドジョウのことです。味が良いドジョウだから、アジメドジョウ。

分りやすい名前ですね。

殆ど知られていませんが、アジメドジョウには、他のドジョウのような臭みが一切ない為、大変おいしく食べる事が出来るドジョウなのです。

ただし、いくら臭みが無くても、川魚の刺身は危険なので止めておいた方が良いですね。

 

奇跡のドジョウ、アジメドジョウはどうしてスーパーで売っていないのか?

アジメドジョウを購入しようと思うと、皆さんどこで売っているのか分らないと思いますが、殆どスーパーで売られているカラドジョウのように、生きたまま購入する事は出来ません。

その理由はなぜか?

普通のドジョウは田んぼや川など、その辺至るところで生存できますが、アジメドジョウだけは、水の相当綺麗な清流と呼ばれる川でしか生存が出来ません。

また、水温も20度以下でなければ、アジメドジョウは死んでしまいます。

これは、アマゴやヤマメなどがいる、清流と呼ばれる川の上流域でしか、生息できないドジョウである事を意味します。

その為、スーパーなどで生きたまま販売する事は絶対に出来ないのです。

また、その生態の謎に包まれている部分が大変多く、マドジョウのように養殖も出来ませんので、天然モノを川で捕まえるしか、捕獲手段がありません。

ですから、一般の方には入手そのものが大変難しいドジョウといえます。

唯一、チャームさんなどの熱帯魚専門店で購入できる時期もありますが、その金額は安くありません。

アジメドジョウは、3匹で2000円位します。

販売時期は、当然、高温に弱い為、気温が低い時期だけです。

 

なぜ、アジメドジョウは唯一臭みが無いのか?

この理由としては、鮎と同じように、川のコケを食べている事が上げられています。

恐らく、この理由は間違いないと思います。

他のドジョウのように、雑食性ではなく、特定のコケしか食べない為、体に臭みが蓄積されないドジョウです。

日本の清流にしか存在しない、貴重なドジョウですので、興味のある方は飼育してみると良いでしょう。

アジメドジョウを食べたい場合は、高級料亭や地方のアジメドジョウ専門店のようなお店に行けば、食べる事は可能だと思います。

私の結論としては、ドジョウのピザを作るのであれば、アジメドジョウを使って、ワインなどで味付けをするか、蒲焼にして使えば、おいしく食べれるドジョウのピザが作れるのではないかと言った結論で、今回の料理研究は完了しました。

興味のある方は、アジメドジョウの研究をしてみると良いでしょう。謎が多いドジョウですから、楽しいと思います。

ただし、綺麗な水で冷水を好みますから、日本での飼育は大変お金が掛かりますのでご注意ください。

アジメドジョウの飼育に関しては、24時間エアコンで温度管理された専用の部屋が絶対に必要になりますし、大型の水槽や、ろ過もオーバーフローなど大型のものが必要になります。

早い話が、日本の清流の上流部分と全く同じ環境を作らないといけないと言うことです。

水槽クーラーだけでは飼育は出来ませんのでご注意ください。

また、アジメドジョウを飼育して繁殖させた事例は聞いたことが無いので、これを実現したら、面白いかもしれません。

あと、コケを食べるので、照明などもサンゴの飼育などで使う、メタハラなどが必要になるかもしれません。

よろしくお願いいたします。


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