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こんばんわ。
ブログMiMiです。
先日、中国都心部の高速道路の運転事情についてご説明しましたが、
中国のビジネスや生活、裏社会から密輸や貿易まで、相当な情報量を保有していますので、状況を見て公開して行く予定です。
ただし、公開しない方がよい内容については、公開しないと思います。やはり、ブログでの公開には制限がかかりますので仕方がありません。
中国の車事情ネタについて、本日は続きを書こうかと思ったのですが、サイトやブログの話にしてみたいと思います。
中国国内で、中国政府を批判するサイトを立ち上げるとどうなるのか?といったお話です。
結論から言ってしまえば、絶対にやってはいけません。特に中国でビジネスをしている方であれば、人生が終了してしまう恐れがあります。
それくらい危険な行為が、中国政府を批判するサイトを、中国国内で立ち上げるという行為になります。
こちらについては、実際に私が行ったわけではなく、中国に居住している、私の関係者が実行したものであり、その当事者から聞いた話しになります。
そのため、信憑性は高いと思うのですが、私が全ての事実確認をしたわけではありませんので、そちらはご了承下さい。
当たり前ですが、私が当事者になり、中国に居住してから、中国政府を批判するサイト等立ち上げることはありませんし、依頼されても絶対にお断りします。
目次
では、中国政府を批判するサイトをいつごろ立ち上げたのか?
これは、結構前の話になります。そう、あの口パクがばればれだった北京オリンピックが開催された開会式のちょうど少し前くらいです。
中国政府がもっとも神経を尖らせていた時期であり、厳戒態勢がしかれていたころのお話です。
結構前の話ですいませんといいたいところですが、北京オリンピックの開催前というのは、本当に中国政府があらゆる監視をしていた時期であり、最も費用対効果が高い時期ですから、貴重なサンプルです。
何を隠そう、私もそのころは中国国内にいましたので、どれくらいの厳重な警備体制だったかはらよく知っていますす、写真も沢山撮影しています。
私は、海外に移動する際は、一眼レフカメラを必ず携帯していますので、それで撮影しています。
中国に入国の際、必ず別室に呼びつけられるブログMiMi代表。
中国は、中国東方航空などで、成田や羽田から中国国内の国際空港に移動する際にも、何かあれば、徹底的に調べます。
SARSや鳥インフルエンザが発生すれば、空港で、防護服のような衣装を着た政府関係者が、一人一人、体温を測る装置などを持って調べるくらいです。
ただし、空港内のサーモスタットなどの担当者は、堂々と昼寝をしていることもあり、全くよく分からない国です。
公安等もパトカーの中で、シートを倒して昼寝しているのをよく見かけるくらいですから、本当に適当な政府なのですが、恐ろしい政府なのです。
北京オリンピッククラスの国家事業が行われる場合などは、入国審査の際に、武装した警察が、一人一人、ゲートを通るのを目視しているのですが、その際に、私を発見すると、皆さん一斉に私の方を見ます。
通常時は、武装した警察は流石にいませんのでご安心ください。中国では、厳戒態勢を強いているときだけです。
理由はよく分かりませんが、何か気になるものがあるのかもしれません。
ただ、不自然に沢山の荷物を持っていることが多く、それで余計に怪しいのかもしれません。
しかし、目の前に釣りキチ三平のような格好をした人がいるのに、その人は完全スルーで、私だけ、集中的に監視されたときは、ショックでした。
どう見ても、麦藁帽子をかぶって、スリッパのおじさんの方が怪しいと思うのでは、私だけではないはずです。
武装警察にカモン!と一斉に手招きをされてしまったとき。
そんな感じで、武装した中国の警察が、私をカモンとか中国語で、こっちにきなさいとか呼びつけることになるのですが、ここで別室に連れて行かれることがあります。
別室と言っても、ちょっと裏側のついたてで作られた簡易的な部屋が多かったですね。
数人の武装警察に呼ばれて、自分で荷物をあけてみろと指示があります。
中国語なんて知りませんと、日本語でごねていると、日本語が分かる担当者がきますので、とっとと指示に従います。
基本的に、中国の政府関係者に対して、あまり失礼なことをするのはお勧めできません。あくまで日本人らしく、礼節を意識した対応をしてください。
それで、私が大きめのトランクを机の上に持ち上げて、開けるのですが、その際に大変なことになります。
なぜなら、うまい棒の明太子味、一本10円が大量にその場にばら撒かれることになるからです。
なぜ、うまい棒の明太子味が、かばんの中から沢山飛び出してくるかというと、中国の武装警察相手に、別にマジックショーをやっているわけではありません。
うまい棒の明太子味というのは、ショック材代わりに最適で、トランクの開いたスペースにぎっしり詰めて置くと、大変便利なのです。
値段も10円と安いですから、100本買っても1000円です。
しかも、このショック材は、大変軽量ですし、食べることができます。
中国では、日本のお菓子は結構人気があり、現地の子供たちに配ると喜ばれますので、いくら持ち込んでも全く困らないのです。
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つぶれてしまっては、おいしくないのでは?と思われるかもしれませんが、実は殆どつぶれることはありません。多少割れてしまうくらいです。
すると、警察の人たちが、これは何だ!と中国語で質問してきますので、うまい棒スナックと言えば、それで話は通じます。
ひとつあげますよと、渡そうとすると、警察の人たちは笑顔になっていきます。お菓子は万国共通で笑顔になるものですね。
それで、かばんの中を調べられるのですが、沢山荷物が入っているため、結構時間がかかることが多いのですが、コンピューター、カメラ、ハードディスク、などといえば、直ぐに話が通じます。
ただし、毎回ひとつだけ、話が全く通じないとか、理解してもらうのに、大変時間のかかるものがあります。
それが何か分かりますか?
その答えは・・・・・。
中国国内に持ち込む際に税関の説明で最も苦労するのは、腹筋ローラーです。
私は、学生時代から腹筋ローラーを使っており、一日120回くらいやっていました。
ただし、この腹筋ローラーはとにかく飽きるので、20回のときもありましたし、全くしないときもあります。早い話が適当なんです。
しかし、中国に長期滞在する際には、運動をするために、欠かせないアイテムですから、いつも持っていきます。
これが、本当にいつももめるというか、説明が大変なのです。
私の腹筋ローラーは、20年くらい前に、にちぶかいという、ジャンプの最終ページによく公告を出していた会社で買ったもので、とにかくつくりが古いものです。
ですから、ばらばらにすると、パイプ等が、プラスチック爆弾の材料のように見えることもあり、とにかく、これは何だといつも言われます。
最新型でしたら、ここまでは言われないかもしれませんが、腹筋ローラーを中国に持ち込む際にはご注意ください。
話は長くなりましたが、北京オリンピックが開催される前の中国は、これくらい敏感になっていた頃です。なにしろ、テロの予告等もあったと言われていた頃です。
民族問題や自治区の問題で、相変わらずもめている国ですから仕方がありません。
その頃に、私の関係者は、中国政府を批判するサイトを立ち上げてしまったのです。
ただし、本格的なものではなく、本当に一ページ位の、アップルのマックを購入したら、最初からマシンに入っているサンプルサイト程度の単純なものです。
それを、中国国内で、インターネット上に公開してしまったのです。
で、どうなったのか?
即効で、自宅のインターホンがビーっとなったそうです。
中国のインターホンはピンポーンではなく、ビーって感じのインターホンが多いです。
中国政府を批判するサイトを公開した、私の関係者ですが、サイトを公開したら、即効で、インターホンがなったそうです。
即効と言っても、数分後ではなく、流石に数時間後です。
のぞき穴を見てみると、中国の公安がきていました。公安とは警察のことです。ただし、特殊公安だったような気がします。
特殊公安とは秘密警察のことです。イギリスのMI6(SIS)とか、アメリカのFBIのような感じですね。
ちなみに、中国の特殊公安の建物は見れば直ぐに分かります。異常なアンテナが沢山あるのに、表札が全くない建物で、デザインも特徴があります。
気になる方は、一度現地で見てみてください。
のぞき穴からは、警察が沢山見えますので、当然ドアを開けなかったら、勝手に入ってくる恐れがありますので、ドアを開けると、サイトの件で来たとのこと。
パソコンは直ぐに差し押さえられてしまったそうです。そして、サイトは完全に削除して、そのまま公安へ・・・・・。
ただし、政府を批判するサイトといっても、悪質なものではなく、本当にソフトな批判サイトだったので、そこまでの大事には至りませんでしたが、生きた心地がしなかったとのこと。
もう、二度と、政府を批判するサイトを立ち上げることはないでしょう。
なぜ、サイトを立ち上げたら、直ぐに公安がやってきたのか?
基本的に、中国のインターネットは全て監視されています。また、ネットだけでなく、盗聴等も当たり前のように行われています。
知らない方の方が多いのではないでしょうか?これは、政府が行っているため、個人が行動しても全く意味がありませんので、あしからず。
中国は、大きなLANの中で、ネットをしているとよく言われますが、全くそのとおりです。
プライバシーも人権なんかありません。
ただし、政府を批判するものとかでなければ、全く問題はないと思います。
通常のビジネスのメールなどで、公安が自宅にきたとか、特殊公安に連れて行かれたなどは、聞いたことがありませんので、やはり、グローバルな監視がメインだと思います。
たとえば、会社の中で、社長や役員を批判する、サイトをイントラネット上で公開したらどうなるでしょうか?
直ぐに、作成者と公開者が特定されてしまいますし、役員から直接呼出しがかかることでしょう。
イメージ的には、こんな感じだと思います。
厳戒態勢時に中国国内で、政府を批判するサイトの立ち上げはしないようにしましょう。
※公開できない部分は、ぼかしていたり、その部分を省略していますので、ご了承ください。
よろしくお願いいたします。