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悪魔のZを製作して欲しい|夢を実現したいご相談

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こんにちわ。

ブログMiMiです。

悪魔のZについてのご相談をお受けしましたので、そちらについてご説明したいと思います。

具体的には、悪魔のZを製作して欲しいといったご相談です。

ここで、知らない人も多いと思いますので、悪魔のZについて、最初にご説明したいと思います。

 

悪魔のZって何?

正直言って、これの意味を知らない人は、何のことであるのかが全く判らないと思います。

悪魔とありますから、あまり良くないカルト的な道具のことをイメージするかもしれませんね。

また、Zともありますので、なにか最後の型番のような物?といった印象ももたれることでしょう。

この、悪魔のZとは、宗教的な道具などではなく、実は車の名前になります。

そんな名前の車など見た事が無いぞ!と思いますよね。

当然です。

正式にメーカーが販売している車の名前ではないからです。

ちなみに、悪魔のZの正式な車両名は、日産フェアレディZで、形式はS30(以下S30Z)といいます。

初代のフェアレディZについては、NHKさんのプロジェクトXでも放送された、世界的に有名な車です。

あの日産が販売していた、有名な二人乗りのスポーツカーのことですから、フェアレディZという名称なら知っている人も多いと思います。

このS30Zを題材にした、湾岸ミッドナイトという漫画があり、その漫画に出てくる車が、S30Zを大幅に改造した車両の悪魔のZです。

色はミッドナイトブルーと呼ばれる、独特の青色です。

簡単に言えば、漫画に出てくるS30Zを改造した車が、悪魔のZということになります。

ですから、悪魔のZは、実際にメーカーが販売している車ではありませんし、更には実際に存在している車でもありません。

あくまで、漫画の中で主人公の青年が乗っている車のことです。

なんだ、漫画の話か・・・・といった感じで呆れてしまう人もいるかもしれませんね。

まあ、この辺りは趣味志向の話になりますので、漫画をネタにした車の話に興味の無い方や、偏見をもたれるような方は、これ以上は見ない方が良いかもしれません。

 

悪魔のZと湾岸ミッドナイトの簡単なあらすじについて

では、湾岸ミッドナイトとはどういった漫画なのでしょうか?

そちらについて、簡単にご説明します。

漫画の中でやっていることは、首都高速道路を舞台にした道路交通法違反です。

早い話が、犯罪のことです。

それも、軽度な道路交通法違反ではありません。

実際にそれをすれば、一発逮捕といった、重大な道路交通法違反を、殆ど全ての登場人物が行っていくストーリーです。

具体的には、スピード違反ですね。

知らない人もいるのですが、首都高速道路の最高制限速度は60キロです。

一般の高速道路のように、100キロではありません。

ご存知の方はいらっしゃいましたでしょうか?

その首都高速道路を時速300キロ以上で走行する漫画ですから、同じようなことを実際にやったら、一発逮捕になるのは当たり前です。

まあ、漫画なので、人が死のうが、犯罪をしようが別に問題は無い訳ですが。

で、悪魔のZと一体何の関係があるのか?ですが、あるS30Zのお話からストーリが進みます。

その、S30Zの持ち主は必ず死んでしまうといった不吉な車両であり、前回の持ち主が交通事故で死んだ際に、スクラップにされる寸前のS30Zを、主人公の青年が入手します。

偶然にも、なぜか、前回の持ち主と同じ名前の青年です。

 

ブラックバードと呼ばれるポルシェ964ターボは実在するのか?

主人公の青年が、このS30Zを悪魔のZとして改造及び製作をした、伝説のチューナーと出会い、更なるチューニングを行いながら、首都高速で、ブラックバードと呼ばれるポルシェ等と最高速を競いながら、レースをするといった感じです。

チューニングとは、基本的には車の性能を大幅に上げる行為のことですが、実際には、違法改造をさすことが多くなっているようです。

チューニングの言葉の意味ですが、ピアノのチューニングから来ているとの事ですから、本来の用語の意味では、車の調律をするといった意味になります。

ただ、金儲けしか考えてない、三流の車屋とかメディアが、車の違法改造をするさいに、チューニングといった表現を多用してしまったため、印象が悪い言葉の一つになってしまっています。

凄腕のチューナーである、メカニックさんは、自分たちまで白い目で見られたことがあるといった感じで、困惑していた時期もあったそうです。

ブラックバードですが、以前、車関係で知り合った年配の方が、当時、実際に首都高速を走っている、相当速い黒いポルシェ964ターボがいて、それを元に漫画に取り入れたと言っていた人がいました。

この話は、私は事実を確かめていないので、本当かどうかは分かりません。

ただ、私も深夜に首都高速を延々とぐるぐると運転しているときに、相当なスピードで走行している黒いポルシェ964ターボは、何度も見た事があります。

この話が本当だとすると、ブラックバードのモデルになったオーナー兼ドライバーの方は、現在は、相当高齢の方であるといえます。

なぜなら、湾岸ミッドナイトは、かなり古い時代の漫画だからです。

私が免許を取る前くらいから、連載が始まっていたはずですから、ブラックバードと呼ばれるポルシェ964ターボが、連載前に本当に首都高を走っていたのであれば、オーナーさんは、現在は60歳を超えているはずです。

ポルシェ964ターボという車は、発売当初は大変高額な車であり、10代や20代の若い方が、購入して維持できる類の車ではありません。

仮に無理をして購入できたとしても、首都高速を全開走行しているような使い方では、消耗品やメンテナンスにかなりの維持費がかかることになりますから、ネットも無い時代の状況として、最低でも30代以上の資金力のある方が運転していたと考えるのが普通です。

ポルシェ964ターボのような車になると、オーナーさんは余程のことが無い限り、手放したりしませんので、殆どが、最後まで保有している方が多いのも特徴です。

余程のこととは、死亡したり、破産したりなど、車そのものが維持が出来なかったり、車のオーナーそのものが居なくなるケースのことです。

 

湾岸ミッドナイトのお勧めストーリー

湾岸ミッドナイトですが、道路交通法違反の漫画になるのですが、実際の話は人間臭い部分が多く、結構面白いので、興味のある方は見てみてください。

私が一番面白かったのは、ボロアパートで妊娠した奥さんと二人で質素な生活をしながら、結構な額の貯金をしていた、車のメカニックの話です。

将来は、地元に戻って、車屋さんを開業するために、妊娠した奥さんと二人で、貧乏な暮らしをしながら、多額の貯金をしていたのですが、ある日、悪魔のZを製作した凄腕のチューナーに、「お前が本当に求めているのは今の暮らしではなく、首都高最速だろう、ククク」といった感じで、そそのかされてしまい、これまでの貯金を全て使って、日産のGT-Rを購入してしまいます。

※悪魔のZを製作したチューナーは、クククと笑います。

それで購入したGT-Rを改造して、更には最高のマフラーを、友人としての縁を切ることになりながら、金属加工に関しては凄腕のその友人に作ってもらい、最高のGT-Rを製作してから、湾岸最速である悪魔のZと首都高速で対決するといった話です。

※マフラーとは、車の後ろ側に、排気ガスが出てくる部分があると思いますが、その部品のことです。

この頃のGT-Rは、自主規制の関係で、マフラーでパワーを意図的に落としている類の車ですから、純正から良い社外品に交換するだけで、かなりの性能向上が見られます。

当然、奥さんは、自分とおなかの子供よりも、夫がGT-Rを選択したという精神的ショックで、ボロアパートを飛び出し、実家に帰ってしまうといった状態になるのですが、この話が妙にリアルで私は共感する物がありました。

漫画のはなしではあるのですが、好奇心旺盛な男であるのであれば、妊娠した奥さんよりもGT-Rを選択する人の方が、実際には多いのではないでしょうか?

これを話すと、殆どの女性は大激怒してしまいます・・・・・。

この話は、漫画のかなり初期の頃の話ですので、それほど時間も掛かりませんから、漫画喫茶にいって、見てみると良いでしょう。

湾岸ミッドナイトの作者の方は、誰もが身近にいると感じくらいの、現実的な人間的な心理を描写することが多く、よく出来た話が多いのが特徴です。

 

次はいよいよ本題です。

 

悪魔のZを製作することは可能なのか?

悪魔のZがどういったものであるのかが、分かったところで本題です。

実際の悪魔のZを製作することが可能であるのか?になりますが、どうでしょうか?

漫画の世界の車の話だから、実現は出来ないと思いますか?

実は、悪魔のZの製作は可能です。

全く問題ありません。

私がお世話になっている、エンジンチューンが大変得意な凄腕のメカニックに確認しました。

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レーシングカーの製作をしている、専門的な特殊技能を持ったメカニックさんたちとは、普段からお付き合いあせていただいていますので、いろいろと突っ込んだお願いなども出来るのです。

ご希望であれば、いつでも製作のご依頼はお受けします。

当然、見た目だけ、外見だけではなく、性能すら漫画で出てきた悪魔のZそのままか、それ以上の性能にすることも可能です。

これだけを説明すると、興味のある方は、悪魔のZの製作を、ぜひお願いしますと言ってくるのですが、実は、この話には重大な問題があります。

それが何か分かる方はいらっしゃるでしょうか?

車にある程度詳しい方なら、もう、この話の重大な問題点が分かったと思います。

そうでない方は、何故、実際に悪魔のZをそのまんまで製作できるのに、重大な問題があるの?といった疑問をもたれたことでしょう。

その問題って何?

はい、お答えします。

それは、悪魔のZを製作する際にかかる費用のことです。

これが、実は一番の問題で、技術的に悪魔のZが製作できても、その制作費用と、その後のメンテナンス費用を捻出できる人はそうそう居ないからです。

大変興味深く、面白い話なのですが、そういった費用をためらいなく捻出できるような富裕層な人は、基本的に殆どがノーマル形状の車にしか乗らない、保有しないといった性質があります。

逆に、費用に困るような人やちょっとだけ成金の方ほど、改造した車に乗りたがるといった傾向ですね。

悪魔のZが費用が、いくらかかるのか知らないけど、別にある程度の金は持っているから、別に困らないといった人もいるのですが、実際の金額を提示すると、その時点で、顔色が変わってしまいます。

それくらいの費用がかかる車が実車として製作した、悪魔のZになるわけです。

基本的には、1000万円単位のお金が保持している期間中、最後まで断続的に必要ですから、本当にお金が掛かって仕方がありません。

ですから、ここで、殆ど100%の人が、悪魔のZの製作を諦めることになります。

ただ、外見だけのハッタリ仕様であれば、もっと安く製作維持が出来るでしょうけど、外見だけの悪魔のZだと、余計に恥ずかしい思いをすることは間違いありません。

やはり、本物志向にこだわって欲しいところですね。

 

悪魔のZは何故、それほどまでにお金が掛かるのか?

ここで疑問が出ると思います。

悪魔のZはなぜ、それほど、お金が掛かるのか?ボッタクリではありませんか?といったお話です。

当然、そういった疑問が出るのは一般の感覚でしょう。

ただし、全くボッタクリではありません。

殆ど利益を上げていない状態でも、相当な費用がかかります。

なぜなら、悪魔のZというのは実車にすると、その車そのものが、全て消耗品となるからです。

通常の車で言えば、消耗品といえば、タイヤとかブレーキなどですが、これも数年間くらいは平気で持つ方が多いと思います。

しかし、悪魔のZの実車になると、タイヤやブレーキは当然消耗品ですが、これらは一回走行するたびに、全て交換しないといけません。

その辺の町乗りではなく、最高速を出す運転を想定しています。

また、エンジンやミッションまで消耗品として扱われます。

基本的に、ミッションは2回に一回で交換です。エンジンも走行のたびにヘッドはばらすのが基本です。

車のエンジンが消耗品といった話は、普通の人はあまり聞いたことが無いのではないでしょうか?

また、本格的なレースをされている方なら分かると思いますが、エンジンは同じ部品を使って、凄腕のチューナーが組み上げても、全く違う特性のエンジンになってしまいます。

ですから、チューナーはこう言います。

「エンジンは生きている」

一切の妥協をしてはいけませんから、納得できるまで、適切な部品と組み立てとの格闘になりますし、更には、その後のセッティングでも膨大な時間をかけてデータ取りからセッティングと呼ばれる各種設定まで行わなければなりません。

当然、車のボディもドンガラという状態、すなわち本当にバラバラにしてから、完璧な板金塗装を行いますので、時間も費用も掛かります。

フレームのゆがみ等やボディのゆがみ等、全てをプロの職人さんが、最高速度300キロでも耐えれるように考えながら作業を行いますから、安く出来る理由がありません。

これは、レーシングカーを保有しているのと全く同じ状態であるといえますから、本当にお金が掛かるのです。

当然、専門のメカニックとも断続した契約をしてメンテナンスをする必要があります。

メカニックの話では、800馬力で、快適に町乗りすることができる悪魔のZを作れるので、そういった客を私に探してきてくれといっているのですが、正気の沙汰ではありません。

こんな車を日常的に運転していたら、プロのレーシングドライバーでも、そのうち事故で死んでしまうかもしれませんから、素人の方が扱える車ではないということになります。

私も、そういったお客さんに説明する際に、流石に800馬力のS30Zで、メカニックの感覚で快適に町乗りできるなどといった表現は、普通の人相手には出来ないです。

S30Zは、本来800馬力も出せる車ではありませんし、かなり古い車です。

発売された当時は、高性能だったのですが、現在においては、全てにおいてその辺の車より劣っています。

唯一、あの独特のデザインに関しては、今でも優秀だと思います。

当然、コンピューター制御ではなく、キャブレーターという、ラッパみたいな機械がエンジンルームについているくらいの、古い車です。

そのS30Zを保有する一つの楽しみ方として、悪魔のZといった選択肢があってもよいと思いませんか?

相当な資金力のある方以外は、絶対にお勧めしません。

残るのは借金だけで、車すらなくなってしまったといったことにもなりかねませんから。

あと、車両保険は、当然入れませんから、いくら改造費に多額のお金をかけていても、交通事故等に巻き込まれた場合は、すずめの涙程しか、保険金は出ませんので、そのたびに、相当な費用が発生してしまいます。

 

製作にお金が掛かるのは分かったのだけど、乗らなければ良いのでは?

悪魔のZの車両製作に、多額のお金が掛かるのは分かったのだけど、維持費については、乗らなければ良いのでは?と思うかたもいらっしゃいます。

これは、実際に悪魔のZを保有してみれば、直ぐに分かる疑問です。

実は、人間心理に基づくような話になります。

悪魔のZのような車は、展示しておくだけでは、直ぐに飽きてしまい、単なる粗大ごみになってしまうからです。

エンツォフェラーリの限定使用車やトヨタ2000GTのように、ノーマル状態で保管しておけば、いつまでも価値が下がらない車と違い、悪魔のZは展示しておいても、資産的価値は全くありません。

また、全く乗らないと、車がまともに走らなくなります。

そのたびに、多額のメンテナンス費用がかかりますので、常に一定の間隔で適度な運転を居ないといけません。

これが、悪魔のZを展示車両としては、扱う人がいない理由です。

 

悪魔のZを経費で落とせば税金対策になるでしょう?

毎年、多額の税金を納付しているので、そのお金で悪魔のZを製作維持したら、税金対策になると言っている方もいるのですが、これはまず無理です。

まず、昭和の時代の車である、S30Zという資産価値の無いとされる車両を、数千万円かけて改造しているような悪魔のZを、税務署が経費として認めてくれることは絶対にありません。

個人名義でなら無理でも、法人名義ならいけるんじゃないか?といった社長さんもいるのですが、こちらも100%無理です。

経費として確定申告した後で、その異常な申告内容を見た税務署から、確実に役員賞与扱いにされて、強制的に課税されるのが目に見えていますので、悪魔のZを会社の経費で製作しようとすることはやめておいた方がよいです。

本当に事業に使うのであれば、別にフェラーリでも経費として認められますが、流石に更に費用の掛かる改造車である悪魔のZが、税務署相手に事業に必要であると主張するのは、無理がありすぎますね。

税務署からみれば、暴走族が改造しているバイクを、これは経費だといっているような感覚でしょう。当然、風当たりは相当強くなることが分かりきっています。

事業を行うにあたって、悪魔のZが必要である事実を証明できれば、税務署も納得してくれるでしょうが、その可能性は0%といえます。

ですから、経費ではなく、税引き後の所得から、相当な金額を安定して捻出できる人以外は、悪魔のZの実車の製作は考えない方が良いでしょう。

なにしろ、車検だけでもいくらかかるか分かりませんし、リセールも出来ない車ですし、リセールが出来ても、殆ど安い金額になるのは分かりきっています。

それなら、リセールに向いている、レクサスLFA等を購入しておいた方が、より安心だと思います。

夢を実現したいのであれば、お気持ちは分かるのですが、ご自身の能力に合わせた実現方法にとどめておくことが大切です。

よろしくお願いいたします。


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