おはようございます。
ブログMiMiです。
本日も大雪のはずですが、雨が降っているだけで・・・とおもったら、結構雪が降っています。
天気予報も一応当たってみたいですが、これが1月の大雪の時のように積もるのかはまだ分からない感じですね。
いきなりですが、「たまこまーけっと」をご存知でしょうか?
知らない人は、全く意味が分からないと思います。
「たまこまーけっと」とは、生鮮食料品を販売しているスーパーの名前でもなく、広告代理店の名前でもなく、2013年一月から放送中のアニメの名前です。
一言でいえば、意味不明な鳥が出てきて、意味不明な行動をとっています。
なぜ、鳥がしゃべるのか?
なぜ、鳥が主人公である商店街のもち屋の女子高生と知り合ったのか?
そんなことは全くどうでも良い展開です。
これ見て感じたのが、このアニメの鳥はクレヨンしんちゃんのしゃべる豚である、「ぶりぶりざえもん」に似ていると言うことですね。
声優さんの声質も、ぶりぶりざえもんの声優である塩沢さんに似ていますから、企画的に間違いないと思います。
不思議の海のナディアの最後の方に出ていた、あの、体から大きな電源ケーブルが引っ付いている、ナディアのお兄さんの声優さんも塩沢さんです。
※声優の塩沢さんは、残念ながら既に亡くなられてしまっています。
また、このキャラクターデザインを見れば、一目で京都アニメーションの作品であることも分かります。
世の中はコンテンツが飽和状態になり、同じようなキャラクターデザインがあふれている中で、直ぐに判別できることは大変便利なことかもしれません。
別にキャラクターデザインなどは、人の好みがありますから、誰からも好かれるようなデザインなどは出来ませんので、そのまま作品として受け入れます。
利益をもたらしてくれる、お客さまになる方が好むようなデザインであれば、それで経営方針は全く間違っていません。
京都アニメーションは下品な行動を取るようなキャラクター設定を行うことはありません。
クレヨンしんちゃんのように、この餅屋の女子高生や妹の小学生が、パンツを脱いで象さんを踊ったりすることはありません。
また、クレヨンしんちゃんで問題になっていた、みさえやひろしのように、両親に対しても、呼び捨てで呼んだりとか、挑発的な行動をとることはありません。
ですから、お子さんに見せても問題が発生することはあまりないと言えます。
お子さんのいる方は、お子さんと見ても良いと思います。
このお子さんと見る方がいるかどうかもそうですが、この作品が成功するかどうかのキーワードは鳥だと思います。
単純な作品だけの設定、作品の感想だけを言っているわけではありません。
成功すると言うのは、経営企画者の予想を超える状態を実現できることです。例えば、新たな市場を作ること、特定の売り上げに達すること等。
ですから、アニメに限ったことではありませんが、通常は全てにおいて全く批判のない作品を作ろうとしているわけではありません。
決定権のある事業をされている方であればご存知だと思いますが、事業を行う場合は、事業者と消費者様の視点や思想が異なることは良くあります。
単純に、DVDやブルーレイで作品を売るだけでは先はありませんので、さまざまな要素と結合して事業展開を考える必要があります。
特に、海外で日本のアニメコンテンツで利益を上げようと思ったら、ブルーレイや動画の販売だけでは、絶対に無理です。
また、一般企業の正社員が行える業務を遥かに超える、難易度の高い業務ですから、アニメの企画製作会社では実現することは出来ないのです。
例えば、作品のブルーレイディスクを5万枚販売するだけではなく、それに連動した別のビジネス、連動しない別のビジネスをこの作品から生み出すことも可能です。
全くアニメに興味が無い人や、アニメを全く見ない人に対して「たまこまーけっと」で利益を上げるようなビジネスが行えるのかと言うことです。
やはり、キーワードは主役の女子高生ではなく、鳥になるのではないでしょうか。
個人的に鳥が気になりますので、この作品は、もうしばらく見てみようと思います。
京都アニメーションは品質の高いアニメを作ることで有名ですが、皆さんの知らないところでも、結構なお金を生み出している企業でもあります。
しかし、残念ながら、その生み出されたお金は、京都アニメーションには還元されていないといった現実もあります。
京都アニメーションが全く知らないところで、発生している利益は、その仕組みを知っている人たちのところにのみ利益をもたらしているのが現実です。
日本の企業がよりよいコンテンツを生み出して利益を上げていくためには、これまでの常識を覆すような状況を作り出す必要性があるのではないでしょうか。
よろしくお願いいたします。
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