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こんばんわ。
ブログMiMiです。
本日は、宇宙飛行士の若田さんが宇宙に無事に飛んでいかれましたが、ネットで生放送される時代になったようですね。
ISSの責任者になるようですし、それがリアルタイムで映像として見れるわけですから、とても良い時代になったものです。
テレビなどよりもネットの方が正確で、自称コメンテーターの主観による持論のような雑音ノイズが入らないので、大変良いと感じました。
JAXAの方がコメンテーター役で解説していましたので、生放送も、とても分かりやすかったです。
私も、宇宙開発系の業務も行っていますので、気が向けばまた、こちらも積極的にやっていきたいと思います。
事実を報道する番組の場合ですが、テレビ番組に出ている、自称専門家ほど当てにならないものはありませんので、話半分で聞くか、最初から一切見ない聞かないほうが良いと思われます。
私は、テレビを持っていませんので、ネット経由でしかニュースも取得してませんが、全く何も困りません。
テレビが無い生活は、個人的にはお勧めです。
今週は、いろいろと忙しいのですが、ペットショップの秘密もそろそろ書かないといけませんので、今回で公開したいと思います。
流石に引っ張りすぎですから・・・・。
目次
それでは、儲かっているペットショップの秘密の始まりです。
友人がそのペットショップに行った時に、お店を見ると、えらい儲かっているような感じだったので、自分もこういったペット関連事業をしてみたいと感じて、とても気なったそうです。
趣味が仕事になるし、自分は自身があるといった感じですね。
ちなみに、タイトルにもあるとおり、犬や猫の取り扱いペットショップではなく、観賞魚系のペット専門店です。
感覚的には、一般的な、個人商店のような熱帯魚専門店だと思っていただければ分かりやすいかと思います。
例えば、友人の話では、水槽などの飼育器具、熱帯魚等の魚、エビや金魚等も取り扱っているのですが、それ以外はありません。
しかも、水槽や飼育器具などは、全てが定価販売という、いまどきこれではやばいでしょうといったくらいの、普通の商店街にあるような経営をしている、個人商店のような熱帯魚屋さんです。
ところが、友人いわく、その熱帯魚屋さんは自社ビルを建てるくらいの資金力だとか・・・・。
しかも、ここの社長は、いつも外車に乗っているとかも言っていましたが、私はこれについては確認はしていません。
まあ実際に外車といっても、ロールスロイスなどではなく、その辺のSクラスのベンツ程度ではないかと思います。
熱帯魚の販売をして、自社ビルを建てるくらいの利益が出せるのであれば、それはかなり儲かっている事業であるといえます。
しかし、熱帯魚の販売や、飼育器具の販売だけで、そこまで利益が出せるのか?といった疑問があります。
そもそも、熱帯魚の販売というのは、軌道に乗ればそこそこの利益は出ますが、事業規模にもよりますが、そこまで極端な利益が出るものではありません。
原価率の高い、メーカーの飼育具販売などはなおさらですし、基本的には利益率の高い、生体の販売、水草の販売、水槽リース等の営業周りなどが必然的に、主要な業務になります。
いずれも、確かに仕入れ等が殆ど無く、原価が安いものですから、製造業などと比べれば、相当利益が出る事業ではあるのですが、それでも、経営コンサル系のように、そこまで単価も高くありませんし、売ればかなりの利益が出せると思われますが、それをするには、ある問題があります。
熱帯魚に関わる個人レベル商店の販売力というのは、極めて狭い範囲のクライアントに対して行うビジネスです。
そのため、日本全域をターゲットにした営業行為などはまず出来ません。
特に、最も利益になる水槽リース営業等は、完全に地域密着型になりますし、その契約数もそれほどたいした物にはなりません。
インターネットを使った熱帯魚や水草の販売をすればよいだろうと思われるかもしれませんが、それが成功するのはごく少ない業者のみであり、殆どの業者が失敗します。
インターネットで販売をすれば儲かると思っている勘違いした人が多いのですが、ネット販売で儲かるのはごくわずかで、インターネットの仕組みを正しく理解しており、全国のクライアントが求めるものを、断続的に提供できる業者だけです。
ですから、この熱帯魚屋さんは、自社のホームページ保有すら怪しい感じですから、ネット販売など最初から眼中に無いようです。
すなわち、友人がすごく儲かっているペットショップというのは、それに見合うような利益を出している事業が外部から見て全く無いということです。
とてもではないですが、これでは自社ビルを建てることはおろか、このご時世ですから、ホームページすらまともにもっていないペットショップですから、今後、何時夜逃げをしてもおかしくないといってもおかしくありません。
ただし、友人はそのような事は一切気にしていないようで、単に熱帯魚屋は儲かるんだとテンションが上がりまくっている状態。
もう少し、冷静に分析する癖をつけたらよいのでしょうけど、そういった考えが全く無いのが、この友人の良いところでもあります。
友人と話していても、実態が良く分からないので、私が直接そのペットショップに出向く事にしました。
他人の話を全て鵜呑みにせずに、必ず、自分の目で確認して分析することはとても重要です。
相当儲かっているといわれているペットショップに実際に行ってみた
現地についてすぐに分かったのは、確かに儲かっているという事です。
建物も賃貸ではなく、自社で保有しているものであることがすぐに分かりましたし、綺麗なオリジナルデザインのつくりです。
一般的に、熱帯魚系のペットショップというのは、どこかで建物を借りている事が多く、自社ビルを持っているといった熱帯魚ショップは殆どありません。
そのため、看板やネオンは綺麗でも、店舗そのものは古臭かったり、駐車場が無かったりは当たり前ですし、仮に綺麗であっても、平屋のような飲食店のつくりの店舗が多いのが特徴です。
それに、ここは、駐車場も自前で持っており、それなりの金額がする車が駐車場に停まっています。
友人は、これを見てすごく儲かっているといったんですね。
ただし、あくまで熱帯魚屋といったレベルでのお話であり、ここの熱帯魚屋さんが、森ビルさんのような六本木ヒルズのような巨大なビルを持っている訳ではありません。過剰なイメージをしないように注意して下さい。
友人の話している内容に関しては、事実であると納得しました。
で、お店の中に入ってみたのですが、中は結構広く、熱帯魚の専用ルームがあり、他には水槽などの飼育器具も並んでいます。
あと、実際に店舗に行って分かったのは、観葉植物も結構な規模で取り扱っていたという事です。
店内を見た感じで、かなりの利益になる水槽のリースをやっているのは間違いありませんから、それにあわせて観葉植物のリースもやっているのだと思います。
水槽や飼育器具を見ても、最低限のものはおいてありますが、それほど品揃えがあるわけでもなく、ホームセンターよりも少ないんじゃないか?といった程度の品揃えです。
水槽なども、企画サイズは置いてありますが、その販売数それほどありません。
水槽を含む飼育器具は、あくまでおまけで販売しているといっても間違いないでしょう。
だとすると、結構な広さがある熱帯魚ルームに、その秘密があるのでしょうか?
早速、熱帯魚専門ルームの中に入ってみました。
恐らくは、熱帯魚専門ルームについて疑問に思われると思いますので、先に回答いたします。
なぜ、熱帯魚を展示販売しているルームは、他の部屋と別にしているのか?
この理由は簡単です、一般的な家庭の熱帯魚を飼育している水槽だと、ヒーターを入れて、冬場の温度管理をしており、夏場の温度管理は殆ど放置といった人が殆どのはずです。
資金的に余裕のある人は、水槽クーラーを取り付けたりしますが、騒音や電気代の問題もありますし、水槽クーラーというのは、水槽の温度を下げる代わりに暑い空気を室内に放出する類のものです。
エアコンなどもそうですが、熱交換というのは、例えば、室内エアコンの場合、室内か室外のどちらかが冷えると、どちらかが暑くなるといった感じで、必ず、暑い空気と冷たい空気の交換が行われます。
ですから、水槽専用のクーラーを取り付けても、結局室内全体の温度管理をするエアコンをつけていないと、あまり意味が無いとか、湿気や騒音で我慢できなくなるといった状態になりかねません。
それに、仮に水槽だけが極端に温度が下がった場合、当然ながら水槽に結露が沢山出来て、後で大変な事になる場合もあります。
夏場の暑い部屋で、氷を入れた冷たい麦茶を部屋に置いていると、コップに沢山水滴が出来ると思いますが、あれが結露です。
コップよりも遥かに大きい、水槽から結露がひっきりなしに発生したらどうなるか?大変な事になる訳です。
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その為、熱帯魚屋さんなどでは、最初から専用ルームを作って、部屋ごと温度管理をするといった方法で、魚の飼育をしています。
その方がコストが安くなるからです。
更には、ここのお店は、流石に自社ビルらしく、排水から給水まで、徹底した熱帯専用のつくりになっていました。
建物を賃貸契約した熱帯魚屋さんでは、流石にここまでの設備は設置できませんので、確かに儲かっていますね。
販売している熱帯魚は高額な種類ばかりなのか?
専用ルームには、お決まりの大型水槽もあり、アロワナなども泳いでいますし、水槽全体も綺麗に展示しています。
しかし、特別高額な希少価値のある魚やエビというものは全く見当たりません。
何処のペットショップに行っても、販売しているような魚ばかりです。
ディスカスとか、シクリッド系とか、グッピー、プレコ、カラシン、ポリプ、肺魚、ナマズ、後はエビ等の少し変わったタイプがいる感じ。
これだけの設備の熱帯魚ショップを、潤すような魚やエビは全く見当たりませんでした。
これでは、この熱帯魚屋が儲かっている理由は全く分かりません。
水槽や観葉植物のリース系ビジネスになると、その実態は店舗を見ただけでは分かりませんので、そちらで相当な利益を上げているのでしょうか?
だとしたら、かなり大掛かりな規模で、リースの事業を行っているはずです。
例えば、単価の高い相手から、巨大な水槽の設置やメンテナンスをして、それなりの金額を貰っているなどになります。
実例としては、病院の待合室や院内に設置している水槽などがありますが、こちらは大抵は90センチ以内の大きさですし、巨大な水槽としては、2メートルとか、3メートル水槽や特注水槽などもがありますが、こちらは飲食店系に多いようです。
ただし、確かにそれなりの単価をもらえる水槽リース業とは言え、3メートルクラスの水槽を設置している相手が、それほどいるとは思えません。
ですから、このペットショップの利益構造は、友人の儲かっている話とは全く違うという事になります。
これは、実は全く儲かってなくて、多額の借金をしていて自社ビルを建てて、殆ど返済不能になっているけど、やめるにやめれない、銀行も自己破産させてくれない、借金10億円くらいを抱えた、温泉旅館のような経営をしている可能性もあるといった話になります。
実際にこのような、見た目は豪華で儲かっているように見えても、借金が億単位とか、数十億単位といった業者は沢山あります。
温泉旅館などでは、普通にありますし、儲かってそうなベンチャー企業でも普通にあります。
さあて、どうしたものか?と思って、更に店内を詳しく見てみました。
すると、ある気になるものが室内の片隅に沢山おいてある事に気が付きました。
熱帯魚屋さんの部屋のはずれにおいてある、餌用のメダカと金魚に注目
私が気になったあるものとは、熱帯魚の専用ルームではなく、普通に室内に置かれていた、餌用の金魚とメダカです。
餌用の金魚とか、メダカは、何処のペットショップでも必ず販売しており、隅っこの方においてあることが普通です。
大抵は、ヒメダカと小赤とよばれる金魚の子供の2種類が置いてあり、一匹が20円から50円くらいで販売されています。
しかし、ここのペットショップは、その置いてある数が半端ではありません。
ものすごい数の餌用の金魚の水槽が設置してあります。
少し気になったので、近くで見てみることにしました。
そこで私が見たものは・・・・・・衝撃の事実を知る事になります。
また、この事実こそが、今回の儲かるペットショップの秘密そのものだったのです。
友人のここは儲かっているといった野生のカンは、そのまんま当たっていたんですね。
ここまでで、答えが分かった方はいらっしゃるでしょうか?
分からない方もこのまま見てみてください。
餌用の金魚と思っていたその水槽にいた魚の正体とは?
私はてっきり餌用の金魚だと思っていたのですが、水槽を確認すると、それが別の魚であることがわかりました。
それが何かというと・・・・・・。
鯉です。
鯉といっても錦鯉になります。
錦鯉と金魚を間違える訳がないでしょう?と思われますか?
確かに、成長した状態のものをみれば、遠くからでもすぐに判別できますが、餌用の錦鯉というのは、大変小さく、メダカや餌金と呼ばれる小赤と大きさも殆ど変わりません。
離れて餌用の金魚と思ってみていれば、別に気にする事も無く、見逃してしまうくらいの扱い方をされていましたし、それが錦鯉であることはきちんと確認しないと分からない状態です。
この、異常な数の餌用の錦鯉こそが、今回の儲かる熱帯魚屋さんの正体そのものです。
ここのペットショップの本業は熱帯魚の販売ではなく錦鯉の販売業者
なぜ、餌用の水槽を見ただけで、錦鯉の販売業者と分かったのでしょうか?
といったお話になりますが、通常餌用の錦鯉等を大量においている熱帯魚屋さんはありません。
しかも、半端な数ではありませんし、部屋のおくにはまだまだ在庫がありそうです。
これは、選別漏れになった錦鯉の子供を、餌用として販売できる、錦鯉の生産者特有の販売方法だからです。
わざわざ、餌用の錦鯉を大量に仕入れて、店舗販売しても、場所と電気代がかかるだけで、それに見合った利益に結びつかないからです。
錦鯉の選別漏れになった固体は、そのまま処分されることが多いのですが、熱帯魚屋を直営で経営していれば、そこで販売すれば、多少なりとも利益にもなりますし、大量の選別漏れの固体が在庫にいる訳ですから、安定して販売も出来る訳です。
錦鯉というのは、一匹数百万円から数千万円する固体も存在しており、最も価格の高い観賞魚の一つに上げられます。
金魚も同じく、高額な固体が存在しますが、錦鯉はその大きさも、金額も桁がまったく違います。
ですから、高額な錦鯉を伝統的に生み出してきた職人さんが、その息子さんや娘さん、奥さんも仕事が出来るような環境を作る為に、熱帯魚屋を直営で経営しているのが、ここのペットショップの実態になります。
だから、儲かっている訳です。
別に、ペットショップが赤字になろうが、税金対策で使えるくらいの余裕の感覚でしょう。
錦鯉はそんなに儲かるのか?
これの答えは、簡単ではありませんが、素人が参入してもまず儲かりません。
儲かる人がやれば、儲かるけれど、それ以外では儲からないですといった回答が、一番適切だと思います。
錦鯉というのは、伝統的に価値のある固体が生み出されてきており、それを高額でも購入したい人は、既に伝統ある生産者からしか購入しませんので、新規参入といった考えがもっとも難しい訳です。
別に、新規参入は誰でも出来るのですが、そういった方がいくらがんばってオリジナルな錦鯉を生み出しても、誰も買い手がいないため、まともなビジネスにはならないという事です。
まあ、絶対ではありませんが、大体こんな感じです。
分かりやすくたとえると、銀座の高額な飲食店に訪れる人は、その店の経営者にひもづいているような感覚ですね。
ですから、素人がビジネスのまねをしても、信用もありませんし、誰にも相手にされないといった状態です。
銀座でいう、太い客を持っているホステスやママのような立場の人が、このペットショップの経営者であるという事です。
私の友人が、まねをしたところで、全く意味が無いという事です。
レッドビーシュリンプ等の販売で、一時期はそれなりに儲かるような風潮があったときもありますが、今後は落ち目になる要因しかありませんし、こちらも錦鯉と比べたら、金額も低く、客層も富裕層ではなく、一般のサラリーマンが主体ですから、全くレベルが違います。
伝統ある優れた錦鯉を生み出す特殊な技術を持った人こそが、儲かっているペットショップの経営者である事が、私が出した今回の答えです。
何しろ、特別な錦鯉になると、世界でセールスが通用しますから当然です。
ですから、ペットショップを経営したら儲かるではなく、特殊な技術と人脈を持った儲かっている人が経営しているペットショップにいったら、儲かっているように感じたといった状況が友人が体験した事実になります。
友人のここのお店は、儲かっているといった感覚は間違っていませんから、それを感知したセンスはたいしたものです。
しかし、お客さんとしてお店にいくぶんには、これでも良いのですが、実際に新規事業を立ち上げる場合は全く別の話になります。
今回のように、見た目と実態が実は異なるケースは良くありますので、人の話だけを全て信用せずに、何か行動を起こす際には、必ずご自身で、何がどうなっているのかを、考えて分析するようにして下さい。
それが分からない場合は、専門知識を持った信用できる相手に相談してください。
相手の事や、分からない事を分析して欲しいといった、ご相談やご依頼などはお気軽にどうぞ。
当たり前ですが、当然有料になります。
よろしくお願いいたします。