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30代からの資格取得は転職に有効なのか?

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こんばんわ。

ブログMiMiです。

お客様から転職や起業に対して資格の取得は有効なのか?といったご相談を受けました。

今回ご相談いただいたお客様は、時間があれば資格の取得をされているそうです。資格を沢山取得して今後に役立てていきたいそうなのですが、資格を取得すれば、転職や起業に本当に有効なのでしょうか?

答えから言えば、上流の仕事をするのであれば、資格などをいくら取得しても、全く意味がありません。

逆に、下流の派遣や偽装請負などの仕事をするのであれば、状況により資格を沢山取得する方が意味がある場合もあります。

ですから、単純に資格を取得する事に意味があるのか、意味が無いのかとは簡単には言えないのです。ポジションや社会的地位などにより、全く異なる回答になるからです。

上流の仕事とは?と聞かれる事がよくあるのですが、呼んで字のごとくそのままの意味です。

組織や個人で仕事をする際に、経営に関する部分やプロジェクトに関する部分の重要な意思決定を行なうようなポジションにいる方の仕事を上流といいます。

それ以外の、他人に指示をされて、仕事を行なうポジションの人全てを、下流の業務と言います。工場や派遣社員、正社員であっても、全く決定権の無い方は下流の業務に該当します。

派遣やアルバイトを上目線で見ている正社員も、下流であれば、実態は全く同じであるといえます。どんぐりの背比べです。

資格には国家資格から、訳の分らない資格まで沢山ありますが、いずれも実務においては殆ど違いはありません。それは弁護士や公認会計士などの資格としては最高ランクに位置するものでも同じです。

弁護士や公認会計士は、なるべく若いときに取得するから意味があるわけであり、その他の業種で仕事をしており、年をとってからこのような資格を取得しても、殆どの方は全く意味がありません。

実際に仕事をしている人が弁護士などの資格を取ったところで、その資格に意味があるのは、既に成功されているような上流のポジションで仕事をしている方だけになります。

今回、資格についてご相談いただいたお客様は、派遣社員ですので、資格は取れる範囲で取得すれば特にデメリットはありませんので、引き続き資格を取ることに関しては自己判断を頂くようにアドバイスをさせていただきました。

ただし、あくまでも現在と同じレベルの仕事を、今後もする場合の話です。

野心や野望が無く、他人に指示をされる仕事を最後までしたいのであれば、資格を取り続けると良いでしょう。しかし、若いときはそれでよくても、年を重ねるごとにそうもいかなくなります。

派遣社員は、単純労働者でしかありませんから、必要が無くなれば簡単にリストラをされてしまうからです。年を積み重ねて、その際に、派遣の単純労働しか出来なければ、それに見合った老後を送る事になります。

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どのような肩書き、どのような仕事であっても、契約が派遣や偽装請負である以上、経営層から見れば、常に単純労働者としてしか見てくれません。このあたりを勘違いしている方が結構いらっしゃいますのでご注意ください。

野心があり、今後、上流の仕事にクラスチェンジしたいのであれば、資格をいくら取得したところで全く意味がありません。その事をお話したのですが、お客様がよく理解されていませんでしたので、ここでこの件に関してご説明します。

なぜ、上流の仕事をする人に資格は意味が無いのでしょうか?

それは、上流の仕事をする人たち、その周囲の関係者たちは、資格等を全く必要としていないからです。更に詳しくご説明すると、上流の仕事をする人を判別する時は、資格ではなく資質のみを見るからです。

資質とは生まれ持った才能と、それを引き出すべき実務経験がもたらす、高い特別な能力になります。これが無ければ、個人で起業しようが、高収入で上流行程のポジションを行なう正社員になろうが、全く通用しません。

なったところで、解雇されるか、自己破産するだけです。

それに引き換え、下流の仕事をする人は、資質を見られる事はありませんから、資格といった実務では殆ど意味の無い、ステータスや属性が役に立つ事があるのです。

これは、下流の仕事、いわゆる派遣や偽装請負の仕事で、人を採用する際には、人間ではなく、書類しか見ていないという事を意味します。

俗に言われる、書類選考ですね。

ペーパーカンパニーと本物の会社くらいの違いがあるのが、上流と下流の仕事の違いです。

日本企業の書類選考は、職歴や経歴等が水増しされていたりする事は当たり前ですから、そこには資格が沢山ある方が、より良い人であると判断される事もあります。

スキルシートのみで判断される訳ですから、職場にも同じレベルの人しか集りませんので、それ以上の世界を知る事は殆どありません。仕事でもプライベートでも似たような人としか接する機会が無いからです。

上流の仕事は、それとは全く正反対であり、スキルシートなどの書類は殆ど見る事はありません。あくまで個人の人間としての能力のみを見て判断される為、資格等は全く意味を持たないのです。

下流の仕事をする方の書類は一般的にスキルシートと呼ばれます。上流の仕事をする方の書類は、レジュメと呼ばれたり、書類そのものが全く無い事が当たり前です。

名刺の肩書きが全く同じであっても、根本的に異なるポジションで行っている仕事が上流と下流の違いです。

ですから、資格を取得したところで、全く意味が無い人にならなければ、将来の先はない事になります。

資格を取るくらいであれば、資質を磨き上げるべきなのですが、全ての人が上流の仕事を行なう事は出来ませんので、ご自分の才能を見極めて、資質が無いと判断すれば、それに見合った派遣などの仕事をいかに最後まで続ける事が出来るかにチャレンジすると良いと思います。

ご質問などはお気軽にご連絡ください。

よろしくお願いいたします。


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