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脱サラが必ず失敗する理由

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こんばんわ。

ブログMiMiです。

起業のご相談の中で特に多い、会社員や公務員の方が、脱サラをして起業したいといったご相談についてご説明します。

目次

脱サラを行い起業する方は、実際にはその殆どの方が、必ず起業で失敗して多額の借金を背負う事になります。

酷い場合は自殺や行方不明になる場合もあります。

その失敗している理由が全く分らないから、皆さん失敗しているわけですから、なぜ脱サラ起業経営が失敗するのかを考えてみましょう。

最初に、脱サラして起業を行なう理由から考えます。

現在の仕事がつまらないから、もっと沢山お金を稼ぎたいから、本当はやりたい事があるから等、理由は人それぞれですが、脱サラを行う方の共通点は全て同じです。

 

その共通点とは、安易に脱サラを実行する人は、常に経営マネージメントの実務経験がない人が、起業を行なっているという事実です。

この事実を正しく理解していないと、必ず起業は失敗します。

ここでご説明している、脱サラには、会社員からの脱サラだけではなく、会社員の方と同様にマネージメントの実務経験が全くない派遣やアルバイト、偽装請負等からの起業も含めます。

会社員の方で、自分はマネージメントの経験はありますよ、といったご意見を持つ方もいらっしゃいますが、実際にはそれはマネージメントとは言いません。

自らの経営権を持ち、経営者として事業や企画のマネージメントを行っている人と、他人のお金と人脈、信用を使って、マネージメントのような事をやらされている人では、全く異なる次元のマネージメントであり同一性はありません。

マネージメントといった、いかにも管理職のように聞こえる肩書きは気持ちよいものですが、小さな組織の肩書きと、社会といった国境のないグローバルな世界での実際の肩書きとでは、その現実はかなりの差があると思って下さい。

安易な脱サラを行う人は、この経営実務のマネージメント能力が全くないから、起業が必ず失敗するわけです。逆に言えば、経営実務のマネージメント能力がなければ、起業は成功しない事になります。

 

それでは、これまで他人に雇われて使われてきた人が、マネージメント能力もないのに起業するとどうなるのでしょうか?

実際に起業したところで、名前だけの起業になることが殆どであり、その際にはよくて発注元が変わっただけの下請けや孫受けであったり、フランチャイズやマルチ商法の延長であったりがせいぜい関の山になります。

これを、世間では単なる自己満足といいます。

システム開発系で最も多いのは、脱サラして起業したのはいいのですが、結局は発注元が変わっただけで、以前属していた会社からの完全な下請け起業になっただけであり、経営能力もないのに連帯保証人になり、同時に起業した役員も全く使えず、空中分解するような起業ごっこをしている方は沢山います。

ご自分で行なっている仕事の請求金額すら決定する事が出来ない商談の行為を、世間では下請け業者といいます。

システム開発の業界は偽装請負が当たり前の世界ですが、偽装請負で仕事をしている人は、どのようなポジション、肩書きであろうと、経営マネージメント能力や経験は全くのゼロになります。

そもそも、経営マネージメント能力が本当にあるのであれば、偽装請負といった契約で仕事を行なう事は絶対にありません。必ず、経営層相手の直接契約であり、いわゆる経営コンサルタント業務に該当するポジションになります。

 

本当に実力のある経営コンサルタントが、偽装請負で派遣会社から派遣されているなどは、一度も聞いた事もありませんし、見た事もありません。

偽装請負で仕事を依頼する理由はただ一つ。仕事が出来るから依頼するわけではなく、単純に安く使えて、いつでも首を切れるから偽装請負で仕事を依頼するわけです。

この考えも、経営マネージメント経験がない人であれば、絶対に理解できない考え方であり、私に起業の相談をされる偽装請負の職業の方、全てに当てはまる問題です。

偽装請負でシステム開発の仕事を行っている人は、ご自身の肩書きで求人を行っている企業に面談に言ってみると良いでしょう。恐らくは書類選考で落とされてしまい、面談すら出来ない状態だと思います。

偽装請負や派遣は、発注もとの末端の課長などと、馴れ合いで仕事のやり取りを行なっているような状態になっている場合が殆どですので、実際の仕事の実務能力は更に低いといった過酷な現実が待ち構えています。

偽装請負の契約で長期間働くほど、上流工程や経営マネージメントなどが本当に出来る人から見れば、全く使えない人材であるといった評価を受けるのも偽装請負の特徴です。

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偽装請負で上流工程やマネージメントをしているといった錯覚を持っている方は、早めに考え直す事をお勧めしますが、日本には派遣や偽装請負等の安く使える労働力が絶対必要になりますので、誰かがこの仕事をしなければいけません。

ご自分の資質と将来のバランスを考えて見ると良いでしょう。分らない事があればご質問ください。

脱サラが必ず失敗する理由は、経営マネージメント能力が全くないからだということが分かっていただけたと思います。

一部の例外を除き、日本の会社員は、所詮は他人に使われている労働力です。

派遣や偽装請負、アルバイトの労働力の人と比べても、法律で守られている部分以外の実務能力は全く変わりません。経営に関わる役員以外は、どれも同じであるといった事ですね。

 

それでは、脱サラが必ず失敗しては困るわけですから、その対処方法なども考えてみましょう。成功させたいから脱サラを行なうわけですので、ここからが大切です。

これまでの取引先の下請けになってしまうような起業は全く意味がありませんので、脱サラをして起業するのであれば、全く新しい取引先から依頼を受けるといった一般論的な考えではなく、実際にはご自身が発注元になるといった考えを持つ事が必要です。

決められた金額で仕事を請け負うしかない下請けでは将来先もありませんし、まともな人材が今後関わってくる事もありませんので、お勧めできません。

また、経営に関わるようような創業メンバーも、似たり寄ったりのたいしたことのない人材しか集りませんので、仮に成功したように見えても、かなり早い段階で空中分解することになります。

起業しているといった自己満足が欲しいだけであれば、完全下請け型の肩書きだけの社長が良いのであれば、上野のアメ横にでもいてみると良いでしょう。露天のおじさんが社長!社長と声をかけてくれるわけですから。

フランチャイズでの脱サラも全く駄目です。

 

勘違いしている人も多いのですが、そもそも、フランチャイズは起業ではありません。本部の営業のセールストークに乗せられて、フランチャイズは起業だと勘違いして、多額の借金を背負って店舗を立ち上げても、必ず失敗します。

フランチャイズは、それそのものが奴隷契約のようなもので、全て本部の指示通りに店舗から商品からそろえて、指示通りに販売しないといけません。

フランチャイズは、利益は確実に本部に上納して、金銭的なリスクのみをフランチャイズオーナーに負わせるといった、まともな感覚の人であれば、まず契約する事がない類の性質を持ったビジネスです。

経営能力を身につけている人で、フランチャイズオーナーになりたいと話している人や、実際にフランチャイズオーナーになって人を一度も見た事がありませんので、この事実が全てを物語っていると思います。

これでは、フランチャイズは既に起業とはいえませんね。

なぜ、フランチャイズを起業だと勘違いする人が多いのかと言えば、こちらも経営マネージメント能力のない人が、無理やり経営者になろうとするから発生する問題になりますので、この選択肢しかなくなっているわけです。

サラリーマンや派遣社員が、経験もないのに、いきなり起業しようとしても、必ず失敗するわけです。

更に、マルチ商法での起業になると、もう全くの問題外になります。

 

マルチ商法も、経営マネージメント能力があれば、それほどトラブルを起こさずに多額の利益を上げる事が出来ますが、そのような人材は、他人に誘われて既に完成されているようなマルチ商法などを行うことはありません。

なぜなら、マルチ商法はピラミッド組織の頂点にいる一部の幹部のみが儲かる仕組みだからです。

経営マネージメント能力のある人が、マルチ商法を行なうとすれば、自らマルチ団体をつくって営業を行なうでしょう。

脱サラが必ず失敗する理由はあっても、成功する理由など全くないことが分ると思います。

 

それでは、マネージメント能力の無い人が、脱サラして必ず成功させる方法はないのでしょうか?

答えは、そのような都合のよいマニュアルは一切ありません。

必ず失敗をする事はあっても、その逆の、必ず成功する事は絶対にありませんし、そのような事を平気で話してくる相手は、100%詐欺師になります。

脱サラして成功をしたいのであれば、長い年月をかけて、本当の経営マネージメントを身に付けてから起業をするしか、成功への可能性を秘めた起業方法はありません。

脱サラを考える際には、現状のご自身のポジションと資質などを紙にメモするなどを行なうと良いでしょう。

ご相談やご依頼などは、お気軽にご連絡ください。

本日も最後までご覧頂きましてありがとうございます。


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