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サンタクロースを見た男の正体|武士道精神を受け継ぐ人 その2

こんばんわ。

ブログMiMiです。

サンタクロースを見たことがあるか?といった斬新で奇抜なご質問に悩んでしまった私ですが、今回はその続きになります。

今回の一連の流れの中で、この意味がよく分からない質問を真剣にしてきたのは、一体誰なのか?が重要になることは既にご説明している通りです。

一般的にこういった質問や相談を受けた際は、無視する事は当然ですし、一切相手にする必要すらありません。

これは、どなたでも同じような対応をとるとは思いますが、それができない状態が今回の相手であるということになります。

 

それでは、謎の多い質問をしてきた相手とは一体どういった人なのか?

最初のこの質問をしてきた方は、早い話が暴力団の方です。

詳しくは書けないのですが、一般的な暴力団のイメージである末端のチンピラなどではなく、会社で言えば、代表取締役に該当するポジションの方であり、いわゆる肩書きを持っている組織の最高幹部に該当する類の人です。

数億単位の現金なら、いつでも直ぐに用意できると言っている人ですから、その危険度が分かると思います。

通常は、現金と言うのは資産を沢山持っていても、そうそう簡単に用意できるものではありません。

まず、この人の自宅や事務所には、いくら現金が置いてあっても、強盗が侵入する可能性は0%であると言えます。

唯一強引に侵入してくるのは警察だけであり、何か重大な事件が発生した際の、強制調査の時くらいではないでしょうか?

この暴力団の幹部の方が、今回私がご挨拶に行っている方に対して、最初にサンタクロースの質問を行い、次に私がご挨拶に行っている方が、私に対してその質問を行ったと言う流れが今回の流れです。

俺は暴力団の幹部からそういった質問をされたけど、お前ならどう答えるか?と言ったイメージです。

これだと、私が暴力団の事務所に挨拶に行ったと誤解されそうですので、更に詳しく書きますが、私がご挨拶に行った方は暴力団関係者ではありませんし、その場所も暴力団の事務所ではありません。

では、なぜ、その方は暴力団の幹部と付き合いがあるのか?と言う話ですが、それは私がご挨拶に行っている方は、暴力団の幹部から、とある仕事を依頼されている方であり、それだけのお付き合いのようです。

簡単に言えば、取引先が暴力団の幹部であり、とある仕事を依頼されている方が、私がご挨拶に行っている方です。

暴力団の幹部から仕事を依頼されている時点で、どうみても暴力団関係者ではないか?と思われるかもしれませんが、この方は全くそういった類の方でもありませんし、フロント企業の関係者でもありません。

そもそもですが、相手が暴力団関係者であれば、私が挨拶に行く事もありませんし、直接関わる事は一切ありません。

その意味は、ブログをよんでいけば分かりますので、早とちりをしないようにしてください。

 

暴力団の幹部から仕事を依頼される人

暴力団の幹部から直接仕事を依頼されている時点で、どう見ても関係者だろうとか、その関係者ではないといった表現はおかしいのではないか?と殆どの方が思われると思います。

実際にそういったケースは社会では沢山ありますし、そういった感覚を持っている人のほうが普通です。

基本的なことですが、末端の暴力団ですら関わるとよくないのに、幹部相手に関わっている時点で、普通ではない事は確かです。

しかし、そういったケースは、暴力団のフロント企業の経営者であったり、暴力団の支配下に置かれている人達の事を指しますので、完全に独立している、私がご挨拶に行った方は、全くそういった関係者ではありません。

知らない人も多いのですが、暴力団が出資している企業などは沢山ありますし、そういった企業はフロント企業とかトンネル会社等と言われており、それと関わっている人を入れると殆どの人が関係者に該当するくらいのお話です。

では、一番気になるのが、暴力団の幹部からどういった仕事を依頼されているのか?になりますが、この場合は、その業務内容は、相当限定されますので、殆どの人が既になんとなく分かっているのではないでしょうか?

まさか、プロの殺し屋?ですか?と思った人が多いかもしれませんね。

結構いい線をいっていますが、残念ながら、それはハズレです。

一言で言えば、殺し屋や暴漢などから、クライアントを守る仕事をしているのが、今回私がご挨拶に行った方が行っている仕事の一部になります。一部と表現しているのは、この方は、それだけを商いとしているわけではないからです。

普段から、命を狙われることの多い職業の方であれば、ボディーガードを利用したことのある人も多いと思いますが、実践で役に立つ人材というのは、本当に相当凄い能力がありますので、見ただけで、危険なオーラが出まくっていますからすぐに分かります。

体も、もの凄い体をしていますし、こぶしや骨等もそのような形状をしていますので、直ぐに相当鍛えているのが分かります。

暴力団の幹部の方が、どうしてもお願いしたい相手であるから、対等以上の関係を保ちつつ、暴力団関係者にもなっていないのが、今回のご挨拶をしている方の正しいポジションです。

 

最も過酷な職業の人々

今回、私がご挨拶に行っている人は、依頼者である暴力団の幹部から、その配下の構成員を預かって、さまざまな護衛の指導をおこなっているのですが、そこで指導を受けている構成員の人について少しご説明したいと思います。

私が知る限り、最も過酷な職業の一つであり、自衛隊よりも厳しく、命のリスクが高い職業ではないかと思います。

暴力団の幹部層というのは、ボディーガードを必ず同伴させており、今回のサンタクロースの話をしてきたクラスの方であれば、大体5人以上の護衛をいつも同伴させているのが普通です。

車で移動する際には、前後に大型のセダンやランドクルーザー、レクサスなどを挟んでベントレー等で移動しているレベルです。

当然、護衛が職業ですから、雇い主である幹部を命がけで守らないといけない人たちですので、普段からそれがどんな状況でも、実現できるような訓練を重ねていかなければいけません。

当たり前ですが、相手が銃刀法違反に該当する武器で武装している事が前提になっています。

その際には、やはり、本格的な護衛ができるプロから、直接教わったほうが良いに決まっていますので、暴力団の幹部の方は、今回私がご挨拶に行っているような方に対して、うちの若いのを指導して欲しいと言った依頼をするわけです。

そこで、私がご挨拶に行っている方が、その依頼を受けて、幹部を護衛する構成員を預かり、徹底的に指導を行います。

その指導内容ですが、厳しいとかと言った次元ではありません。

護衛の構成員も素人と比較すれば、相当な屈強な男たちなのですが、そういった相手に指導する方は、そういった屈強な男たちを全員秒殺するくらいの強さを持っているため、指導される側は、まさに命がけになります。

依頼を受ける際には、依頼者からは、うちの組員が失礼な事をした際には、指を詰めさせる等の話を持ちかけられることも普通であり、更には出張先の職場では、フザケタ態度をとっていると、お前はそれで親分を守れるんか!と怒鳴られて、更にはカタワにするといわれる事も普通です。

まさに、一般人が、暴力団を怒鳴りつけているといった変わった現場なのですが、実践さながらの徹底的な指導が行われます。

※カタワとは、身体障害者の事をさす古い言葉なのですが、いつの間にやら差別用語に設定されており、今では公の場では余り使われなくなった言葉です。カタワになってしまったら、それイコール廃業になりますので、殺すと言われている事と同じです。

ブラック企業等と呼ばれる会社は民間でも山ほどありますし、自衛隊でもいじめや暴力は日常茶飯事ですが、雇い主から指を詰めさせるとか、出向先ではカタワにするなどと言われて、実際の実務でも命を失う脅威が常に付きまとう職業は、恐らく他にはあまりないのではないでしょうか?

自衛隊のレンジャーと全く同じで、とある決められた返事以外は一切してはいけません。

どういった意図があるのかは、当事者から確認していませんが、よく、こんなきつい仕事をするなーと私は思います。

暴力団を美化する気は一切ありませんし、お勧めもしませんが、こういった幹部層の護衛をしている構成員の方は、当たり前ですが、相当礼儀正しい人が殆どであり、背筋もピンとして、身なりもきちんとしたスーツで社会人の見本のような正しい身なりです。

アロハシャツや、ミナミの帝王のような格好をしている事は絶対にありません。紺色か黒色のスーツのどちらかです。

ただし、職業柄、体格はとてもよくて、坊主頭の人が多く見られます。

礼節などは本当に徹底しており、目が合えば、先に頭を下げてくる人が殆どですので、暴力団構成員である事を除けば、新社会人の見本としては最も適した人材だと思いますが、現在の社会で認められる事はまずありません。

当たり前ですが、こういった仕事は頭が悪い人には実現できませんので、一定水準以上の学力も必要です。

また、職業柄、刺青を入れている人もいるのですが、神聖な指導場所では、刺青を見せることは絶対に禁止されており、それを破ってしまったら、指導者から大変な目に合わされることもあります。

当然ながら、遅刻や欠席は厳禁です。

 

武士道精神を受け継ぐ人

私がご挨拶に行った方は、暴力団関係者ではなく、暴力団の幹部から依頼を受けている人であることはご説明しましたが、やはり暴力団と直接取引きするのは問題があるのではないか?と思い、なぜ、そういった依頼を受けるのかをご質問してみました。

その際に、頂いた回答は以下のようなものでした。

ご挨拶に行った方 「例え、どのような職業であっても、真剣に武道を学びたい相手であれば断る理由がない。」

とても、凄い考え方です。

ここで言う、真剣に武道を学ぶの真の意味は、とても重い言葉です。

ですから、ご自宅に行けば神棚があったり、床の間に日本刀のようなもの??が普通に展示されているわけです。

あくまで、幕末の明治維新後に、日本では失われてしまったであろう、日本の伝統ある武士道に沿ったものです。

幕末の新撰組などが、まさにこういった状態で日々をすごしていたのではないでしょうか?

ここまでになると、あなたは空海ですか?悟りを開いているんですか?と言ったレベルの著名なお坊さんのような価値観ですね。

私のような、まだまだ経験不足の人間には、とても想像ができないような考え方です。

あくまで、武道として真っ直ぐに生きている人とは、こういった方をさすのではないでしょうか?

この考え方は、まさに日本の伝統的な精神である、武士道を受け継ぐ人そのものです。

だから、暴力団の幹部から直接依頼や相談が来ているのかもしれません。

例え、暴力団であろうが、命を掛けて真剣に武道の指導を望む相手であれば、俺も指導者として命がけで徹底的な指導を行うという、真っ直ぐな考え方です。

当たり前ですが、一般の人の指導とは完全に分けています。

指導中に刺青を見せたら、ただではすまないといった状態も、なぜそういった話になるのかが、これで分かってもらえると思います。

また、こういった方は、別にお金が目当てではないため、必要以上のお金は一切受け取らないとのことです。

そのため、暴力団の幹部から、謝礼に億単位のお金を渡してもよいと言われた際には、すべて断っているそうです。

今のたるんだ日本で、この考え方を持っていること自体、とても凄いことだと思います。

今回、私がご挨拶に行った方が、暴力団の幹部から依頼されているのに、暴力団関係者ではないと断言してるのは、このような、考え方を持った人だからです。

檀家のお金でフェラーリを買ったり、愛人を作ったり、脱税をしたりしている生臭坊主ではなく、今の日本であっても真剣に仏の道を貫いている、お寺のお坊さんの考え方に近いのではないでしょうか?

黒いのと白いのって何の意味?

私がご挨拶に行った方が、どういった方なのかは、分かっていただけたと思います。

勘違いされて、私が暴力団の事務所に出入りしていると思われたら大変ですので、そういった勘違いをしている方は、もう一度このブログを読み直してください。

それで、最初、この方とお話をした際に、よく分からなかった言葉として、白いのと黒いのと言ったものがありました。

この意味が分かる方はいらっしゃるでしょうか?

白と黒だから、オセロの事?じゃないの?と思われましたか?

それは間違っています。

ここで言う、白いのとは、刺青を入れていない暴力団構成員の事で、黒いのが刺青を入れている暴力団構成員の事です。

私は、最初聞いた時は、一体何の事を言っているのかよく分かりませんでした。

一回説明を聞けば、とても分かりやすい表現だと思います。

今回は黒いのばっかりや・・・と表現すれば、全員が刺青を入れていると言う事になります。

すべての地域や業種でこういった表現をしているのかは分かりませんが、少なくとも私が知っている範囲では、こういっている人は結構いますので、ご参考に下さい。

 

サンタクロースを見た男の正体

既に、その男の正体はご説明している通り、暴力団の幹部の方です。

それを、私がご挨拶に行った方が最初に質問されて、私に再度、その質問をしてきているのが、今回のサンタクロースの相談のすべてです。

ですから、絶対に安易な対応はできないと言った理由は、このためです。

気軽に冗談が通じる相手が、誰一人いませんので、当然ですね。

とても、安易な対応ができる雰囲気や状況ではないと言った理由もありますが、それなりの立場のある人や、相当な実績のある人が、こういった話をしてくる際には、必ず何かしら意図がありますので、安易な対応は絶対にできません。

暴力団の幹部がいる場所と言うのは、相当な緊張状態ですから、私がご挨拶に行った方も、その場では、かなり困ったそうです。

暴力団の幹部相手になると、単純に、武道の達人であるとか、喧嘩が強いとかと言った次元の話をするような相手ではありませんので、私がご挨拶に言った方ですら、大変気を使う事もあるそうです。

また、その時に、必ず周囲にいる、幹部の護衛の構成員なども、誰一人笑ったりした人はいなかったそうです。

まあ、当たり前でしょうけど・・・。

なにしろ、幹部の人は、真剣にサンタクロースを見たと相談してきてる訳ですから、とても笑えるわけもなく、また答える事もできない質問になりますね。

このサンタクロースを見た男の正体には、まだまだ続きがあるのですが、これ以上は公開できませんので、ここでいったん終了になります。

今回は、笑い転げたり、無視してしまいそうな、一見ふざけたような質問や相談であっても、その相手によっては、真剣に考えないといけない事もあると言ったお話でした。

よろしくお願いいたします。

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