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東京海洋大学の海鷹祭最終日|海鷹祭と究極のマーケティング

こんばんわ。

ブログMiMiです。

初日は午後3時に現地に行ったら、すでに何もなくて平時の金曜日ですから人も少なくて活気もなく、2日目は土曜日だったのですけど雨で訪問を断念せざるおえなかった海鷹祭なのですが、本日の最終日である11月2日は無事に天候も晴れてくれたようで雨が降る気配すらありませんので、安心して品川駅の近くにある東京海洋大学に出向くことが出来ます。

とりあえず、本日は午後12時に東京海洋大学の正門に到着するようにスケジュールを組んでおき、ここ最近は睡眠不足が原因となり、やたら肩こりが酷くて疲れてしまっているので、午前11時位までは、おとなしく布団の中で寝ておくことにしました。

当然ですけど、寝過ごしてしまったら困りますので、午前11時くらいに現地で落ち合う予定の友人から連絡を入れてもらうようにしておき、私はぐっすりと休んでいたところ、気がつけば午前11時になっていたらしく、慌てて飛び起きて支度をして急いで東京海洋大学に出向きました。

これが失敗だったのですが、大変人が多い場所で行列で並んだり、買い食いをするような飲食を伴う場所に行く際には、必ずティッシュやゴミを入れるスーパーの袋を持っていくことをお勧めいたします。

飲食中に偶然行列に並ぶ状態になった際には、その時に手に持って買い食いをしていて食べる事が出来ないゴミになる部分が本当に邪魔になりますし、行列を抜けて指定の場所までゴミを捨てに行くこともできませんので、今回こちらで大変苦労しました。

そこまでして私が海鷹際に行く理由について、いろんな人に不思議がられて聞かれるのですが、それについてはこのブログを見ていけば答えがわかります。

別に築地に行けば普通に食べることができるマグロの漬け丼を購入したいだけではありませんし、マグロの解体と合わせてこちらの学園祭で発生しているロジックに大変興味がありますから、とても強い関心を持っている訳ですが、海鷹祭のようにいかにも素人が企画運営しています!といった類のイベントが個人的に好きだという理由もあります。

まあ、御託はいいのでとりあえずは現地に行けば良いのです。

 

 

海鷹祭最終日は満員御礼で人が多すぎるくらいでした

まばらで殆ど人が居なかった金曜日とはうって変わって、本日の日曜日は人が多すぎるくらい沢山いるのが正門に立ってみただけで分かります。

もうね・・・これってコミケの一部分を抜き出したの?と感じるくらいにこれは人が多すぎだろう?と思えるくらいの人の数です。

相当な人がこちらの海鷹祭の会場に集まっているようですし、海鷹祭はすでにお祭りのように活気付いているようですから安心しましたが、ちょっと人が多すぎてまともに歩けない位でしたので、コミケの会場の廊下を歩く感じに近くて、その辺のお祭りよりも人が沢山集まっているのではないでしょうか?

とりあえず、待ち合わせをしていた友人がどこにいるかわからない位でしたから、イベントステージがある中央付近のマグロの解体ショーとマグロの販売をいつも行っている部分までなんとか移動をして、そこで友人と待ち合わせをすることにしたのですが、金曜日とは全く違う類のイベントになっていますね。

何が違うかといえば、人が異常に多いといった話もあるのですけど、マグロを持ち込む際に梱包していたであろう「人間用棺おけサイズ」の巨大なマグロ用の発泡スチロールが至る所に置かれていますし、その付近には解体用の専用テントも張られていて、そこでいつも顔なじみの水産会社の社長さんらしき人が数人でマグロの解体ショーをやっているではありませんか!

私が海鷹祭で見たかったのはまさにこの光景だったのですが、もしかして金曜日は私が見たのは終了後だったとしても、これほどの規模でマグロの会場は設置されていませんでしたから、金曜日は単純に少ない個体数のマグロの解体をして、売り切れるまでマグロの柵(刺身の塊)を販売してただけだったのかな?

それくらい、金曜日と本日の日曜日はこの海鷹祭の目玉であるマグロコーナーの規模が違いますし、すでにテントの解体ショーの机の上には大量のマグロが解体されて並べれらていて、マグロの漬け丼の販売コーナーには既に行列が出来ていますのでいい感じですね。

最後尾を見ると、かなり待つことになりそうでしたので、ここで友人と合流して最初に会場内を一通り回ってみることにしました。

しかし、とても気になる事が一つあったので、書いておきます。

 

いつも掲げられていた海鷹祭の旗がないですね

これまで、中央ステージの近くにある海洋大学の校舎にいつも掲げられていた海鷹祭の旗が今年は全くありません。

うーん。何があったのかは知りませんが、旗(フラッグ)はとても重要なアイテムだと個人的には思っていますので、できれば海鷹祭の旗は掲げて欲しいと思っています。

とりあえず、運営方針が変わったのかもしれませんが、とても気になったので書いておきます。

 

 

土曜日の雨の影響なのか投げ売りをしているテナントがありました

在庫が余っていたら開催日の最後の終了時間辺りに、毎年投げ売りをしていたはずの骨つきウインナーがいきなり100円で売られていました。

本来は定価200円で販売されているものですから、丁度半額になる100円になるのですけど、恐らくは土曜日に結構な雨が降ってしまい、人が来なかったのか、学園祭自体が開催できなかったのかはわかりませんが、恐らくはかなりの在庫を抱えてしまったのではないでしょうか?

こちらの骨つきウインナーですが、仕入原価は80円くらいの食材ですから、人件費がかからない自前でやっているからなんとかなるものの、半額の100円で販売してしまったら殆ど利益がありません。

それに、元々は骨つきウインナーはそれ自体で利益を出すものではなくて、合わせて販売していたビールで利益を出すタイプの、マクドナルドのポテトやコーラーのような性質の商品だったらしいのですが、以前、海鷹祭の運営側の生徒が酒を飲んで飛び降りダイブをして大学敷地内で死んでしまった為、それ以降はアルコールは完全に禁止になってしまって、この骨つきウインナーの販売は相当なダメージを受けてしまっているそうです。

死んだ人にあれこれいうのはなんですが、勝手な事故のせいで相当な迷惑を被っている人たちが多数いるのが現実でしょうから、とんでも無いことをしていただいたものだと思いますけど、アルコールゼロの似たようなドリンクを販売することはできないのかな?と思ったりもします。

そもそも、まともに歩けない程、大学の中で飲酒して学生寮からダイブするなんかは、危険ドラッグを吸いながら車を運転している人となんら変わりはありませんからね。もし、他人にぶつかっていたら、その人も大怪我をすることになります。

死せる孔明、行ける仲達を走らす!とは異なりますが、自らの命と引き換えにアルコールその後に全面禁止にしてしまった影響力は計り知れないものがりますね。

来年以降の海鷹祭で、骨つきウインナーを売っているブースがあれば、できれば200円で沢山購入してあげてください。

 

 

小さなお子さんがいたら楽しいでしょう

一通り、海鷹祭を回ってみると、まあ、毎回いつもと同じような感じで、いつも通りの出店が並んでいますが、学生の方がやっているテナントと、地方の水産業者の方がやっているテナントがありまして、今回は福島県の水産関係の方も出店していて、別館で福島の水産業の放射能汚染からの現状回復についてのイベントをやられていました。

福島原発が爆発して放射能タダ漏れ状態の事実を知りたい国民をあざ笑うかのように、政府の発表の際にはあの太った民主党の政治家の人が毎回「直ちに問題はありません!」を九官鳥のように繰り返していたので、余計に放射能汚染への不信感が取り返しがつかいない状態になっているのでは?と思えてしまうくらいでしたから、福島近辺の水産業の人たちは余計に「直ちに!」の太った政治家の人から損害を受けたのかもしれませんね。

カツラで有名になった原子力保安院のメガネの方は、原発事故の適当な会見が原因で、愛人や浮気はバレるし、ネット上でかつら着用前と着用後の写真がばら撒かれてしまい散々だったようですが・・・まあ、自業自得ですね。

それはともかく、小さなお子さんがいたら、こちらの海鷹祭では、他ではあまりない類の「熱帯魚掬い」等もやっているので大変面白いかもしれません。

熱帯魚掬いとは、金魚の代わりに熱帯魚であるグッピー、コリドラス、ネオンテトラ等を金魚すくいのタモで掬っていく感じなのですが、どう見ても体も大きくて底でじっとしているナマズの仲間であるコリドラスは金魚すくいの紙製のタモでは掬えないだろう?と思うのは私だけではないはずです。

今回は、なんか25匹の熱帯魚とネオンテトラ1匹でも掬ったら、色々とレアなカブトムシやエビ等をいただけるサービスもあったようですが、その案内表を見てみると既に何人かが達成していたようでしたので、びっくりです。

ネオンテトラに関しては、動きが相当素早いですから、金魚すくい用の紙のタモで掬うのは相当難しいと思うのですが、実際に達成した人がいるようですね。

実際に、友人がこちらの熱帯魚掬いに挑戦したのですが、掬ったはずのグッピーが元気すぎて飛び跳ねてしまい、捕まえた入れ物からジャンプして元の水槽に逃げる始末でしたので、結果はゼロになり散々な結果になったようです。

また、大きめのグッピーに突撃されて、金魚掬い用の紙のタモが破損してしまって最後は終了になりましたが、熱帯魚掬いは他のイベントやお祭りでは見たことがありませんので、結構オススメですが、熱帯魚というのは金魚と比べて動きがとても早いため難易度は高いと思います。

ちなみに、現在の東京海洋大学の学長さんは金魚で相当有名な方らしくて、書籍も出しているくらいなのですが、金魚すくいはプールの敷地内で開催していたので、分かりにくかったです。

 

 

今回はペンギンさんはいませんでした

以前、本物のペンギンが来ていたこともあって、東京海洋大学の敷地内で本物のペンギンを見ることができたのですが、今回はペンギンはいませんでした。

ペンギンの飼育は相当な資金力が必要になるため、事実上個人レベルでは不可能ですので、基本的には水族館で見るしかありませんが、大学の敷地内でペンギンが普通に歩いていたら結構違和感があって面白いですし、ペンギンは可愛いのでお子さんがいたらとても喜ぶと思われます。

あとは、プールでニジマスの釣り堀もやっていたのですが、こちらは一時間以上待ちになるらしくて、断念しましたが都内の子供でしたら普段は釣りは殆ど経験できないでしょうから、品川駅の近くで釣りが出来るのは、プールを使った簡易的な管理釣り場とはいえ貴重な体験ができるかもしれません。

料金に関しては、一回500円から700円でしたので、価格もとても安いと思います。

一般的に、都内に住んでいる人がニジマスやトラウトを釣ろうと思ったら、当然天然物を釣るのはとても難しいのですが、奥多摩等の管理釣り場に行けば、3000円位支払えば、実際に管理釣り場で釣ることも可能ですけど、そこに行くまでがとても大変ですので、お子さんには負担がかかり過ぎてしまうのがちょっと問題です。

品川駅のすぐ近くでできるのであれば、とてもコストパフォーマンスは良いかと思います。

 

 

謎の帆船をどうやって敷地内に持ち込んだのか?

ニジマスの釣りをやっていたプール近くに、どうやって持ち込んだのかすら分かららない、巨大な帆船が敷地内に陸上のモニュメントのように設置されているのですが、今回はこの巨大な帆船が一般開放されていて搭乗することが出来たので満足です。

最初は、このすぐ前の海岸通りを車で走っている際に、この場所でいつもこの帆船が見えていたので、最初はこの場所は船の科学館のような船舶に関わるテーマパークなのかと思っていたら、実は国立大学の敷地内だったと知った時はとても衝撃的でした。

本当にどうやってこのような場所にこの巨大な帆船を持ち込んだのかがさっぱりわかりませんし、この場所からこの帆船を別の場所に移動させることはもうできないのではないでしょうか?

以前ブログに書いた「築地大橋」の橋の部分を持ち上げていた深田サルページのような巨大なクレーン船であれば、この程度の帆船でしたら余裕で持ち上げれるでしょうけど、ここはすぐ前に運河こそあれど、巨大なクレーン船が運行できるような広さはありませんから、巨大なクレーン船でこの帆船を釣り上げるのも難しいのではないでしょうか?

こちらの帆船の甲板に立ってみると、結構高くて首都高や海岸通りが丸見えでしたので、貴重な体験だったのですが、階段の角度が極めて急坂でしたので、上り下りが大変でしたが、かつての実習船のようです。

 

 

海鷹祭のマグロを見て得るものはとても多いのです

肝心のマグロの解体ショーと漬け丼の販売の話になるのですが、今年は漬け丼の容器が、去年の四角い容器から丸い容器に変わっていて、以前と比べたら量が減っているように感じましたが、味はいつもの通りです。

価格は1杯500円で、長い行列の先端でプリントされた簡単に偽造できるでのは?と心配してしまう位の食券を購入したい漬け丼の分だけ1枚500円で引き換えてもらいます。

あとは、その食券を最終的に漬け丼と交換してもらい無事に受け取り終了になるのですが、その間に行列で並んでいると、目の前のテントではどんどんマグロが解体されていって、ノリノリでジャンケン等を行い、優先的に勝者の方にマグロを配布したりもしていますから、相当盛り上がってきています。

また、今年はアカマンボウと呼ばれるマグロのパチモノとしてかつては使われていた、巨大な魚の解体も行われていたのですが、このアカマンボウは普段は切り身にした状態でしか見ることがないのですが、実際のアカマンボウは本当にデカイですね。

そんな中、待ちの行列は少しずつ進んでいく訳ですが、この海鷹祭のマグロの解体ショーと漬け丼を見れば、いかに凄いことをやっているかが、とても独特な雰囲気の中良く分かりますので、興味がある方は来年の海鷹祭に参加しても良いかもしれませんし、他にも似たようなイベントがあれば参加すると良いでしょう。肝心なのはマグロそのものではなくて、マグロを販売する仕組みの方です。

では、海鷹祭のマグロの漬け丼の何がそれほど凄いのでしょうか?

また、周囲から疑問視されながら、毎年欠かさずにこちらの海鷹際に出向いていますが、一体私が何を見に行っているのかが、おわかりになる方はいらっしゃいますでしょうか?

ポイントはこの辺りになりますね。

 

 

 

海鷹祭と究極のマーケティング

この、毎年飛ぶように売れていく海鷹祭で販売されているマグロの漬け丼なのですが、別に特別な希少価値がある訳でもありませんし、特別にそのお味が優れているわけでもありません。

単純な味の話でしたら、こちらの漬け丼よりも遥かに美味しい漬け丼を販売しているマグロ系の飲食店などは築地近辺に行けばいくらでもありますし、海鷹祭のマグロの漬け丼は正直に言えば、それ自体は普通にスーパーでもどこでも売っているマグロの漬け丼であると言えます。

この、なんの変哲も無いマグロの漬け丼に対して、必ず凄まじい行列が出来て飛ぶように売れていき、販売者は商品の製造だけをしていれば、あとは勝手に商品が売れていき、最後は機会損失等とは根本的に異なる、本当に限界が来て商品が用意できなくなる状態になって在庫切れになるまで販売することができている事。

さらに、宣伝を一切しておらず、公式サイトを見ても全く意味不明なのに、必ずたくさんの人が集まってきて、海鷹祭のマグロの漬け丼を購入してること。

ビジネスをやっている人なら直ぐに分かると思いますが、これがいかに凄いことなのかお分かりになるでしょうか?

宣伝も一切しなくていいし、商品の製造だけをしていれば、あとは勝手に希望価格で最後まで物が売れるというのは、セールスというマーケティングの理想形態そのものになる訳ですが、実際にこれをご自分のビジネスで実現しようと思ったら、どの分野であっても簡単ではなくて、相当難しい部類の話になります。

「機会損失」とはある商品が在庫切れになってしまって、自分が完売させたと喜んでしまう社員を見た社長さんが激怒する話を例に出して、頻繁にマーケティングの中にでてくる有名な言葉のことであり、本来はもっと在庫を仕入れいてれば沢山発売できていたのに、少ない在庫を仕入れたことが原因で、喜んでいるお前は無能だからクビにする!といった類の例え話です。

例えば、スーパーのマルエツの惣菜の担当者の人が、海鮮弁当を50人分用意していたら、午前中で完売してしまいって、それを自分の能力で完売させたと自信満々で話をしていたら、その話を偶然聞いた社長さんが、馬鹿かお前は!なんでもっと海鮮弁当を用意していなかっんだ?お前が無能だからもっと売れていたはずの海鮮弁当を得るチャンスをなくしたのがわからないのか?、なぜ午前中で売り切れて喜んでいる?わからないならお前はクビだ!といった話です。

海鷹祭のマグロの漬け丼の凄いところは、その味などではなくて、宣伝なども必要なくて作れば作るだけ勝手に希望価格で売れているといった点になりますから、それを見ながらどういった仕組みでビジネスが実現できているのかを真剣に、大学の学園祭といった少し特殊な環境下で実際にそれを見ながら、考えることができる結構貴重なイベントそのものになります。

これを考えながらその場で見たいので、毎回海鷹際に出向いているのですが、このような学園祭を行っている大学は他に見たことがありませんから、やはり海鷹祭は貴重なイベントになりますので、私がいつもこだわって出向いているわけです。

私が一番見たかったものとは、まさにこれになりますので、興味を持った方は来年の海鷹際に出向くか、似たようなイベントがあればそちらに行ってみると良いでしょう。

海鷹祭で販売しているマグロの漬け丼を、イオンや文化堂で398円販売したとしても、恐らくはほとんどが売れ残ってしまい、午後8時くらいに半額か40%割引のシールが貼られてしまうような商品になってしまう、いわゆる負の在庫になるのですけど、それを希望価格で半額にすることもなく最後まで販売できる海鷹祭のマグロの漬け丼というのは、やはりマーケティングの完成型であると言えます。

こちらは、すでにご説明している通り、概念的な仕組みを見ていることになりますので、どのようなビジネスや人間関係であっても、全て共通的に利用できるものですから、実際に現地で見ておいて損はないと思いますし、私は毎回このマグロの解体と行列を見ながら、非常に良くできたシステムだな?と感心して、大学内の学園祭といった特別な状況の中、雰囲気を楽しみつつ行列に並びつつ、これも合わせて楽しんでいるわけですね。

本日は、海鷹祭のマグロの漬け丼は実は完成されたマーケティングそのものである件について、私が海鷹祭にこだわる理由としてブログに書いてみました。

よろしくお願いします。

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