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自動車整備業界で整備士の人材が集まらないニュースに納得

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こんばんわ。

ブログMiMiです。

 

本日の日曜日は朝からとても天気が良くて、風も穏やかでしたので都内の公園に行けば沢山の人がいるだろうと思ってぶらっとよってみたんですけど、凄い人が集まっていてテントが沢山ありましたので、想像以上だったんですが、皆さん都内の公園でテントを貼るのは駄目ってことはなかったことになってます。

案外知らない人も多いんですけど、都内の公園内でテントを張ってその中でゴロゴロするのは一応禁止されていますので、本来であればやってはいけないのですが、流石にそれはお目こぼしがされているようで、これまでテントを張って注意されている人は見たことがありませんから、面白いところですね。

中には公園の木を使ってハンモックをセットしてそこで寝ている人もいますし、大掛かりなダイニングテーブルを持ち込んでそこでワインを飲みながら本格的な食事をしている人までいますから、見ていても意味が分からない状態になることも多いんですけど、都内の公園はとても賑やかに潤っています。

最近売上が激減していると噂されている自動販売機であっても、都内の公園の自動販売機に限っては結構売り切れになっていることがよくありますので、自動販売機を管理している企業からすれば、最後のドル箱的な設置場所かもしれませんから、テントを張っている人を追い出すこともしないのかもしれません。

 

 

自動車整備業界で整備士の人材が集まらないニュースに納得

それで、公園を歩いていたらあまりに心地よかったので、その辺のベンチに座ってNexus7を手に取りネットのニュースを見ているとヤフーのトップに気になるニュースが掲載されていて、その内容とは自動車整備業界で整備士の人材が集まらないので、3年後に人材の確保が出来なくなるといったものでした。

これ、業界を知っている人なら以前から噂されていた事なんですけど、ディーラーの自動車整備士に待遇があまりに悪いので、いわゆる介護士と同じような扱いになっていて、危険で人の命を預かる仕事であるにも関わらず、労働時間も長いのに報酬は極端に少ないといったブラック業界なのは有名な話です。

どれくらい安いのかと言えば、自動車業界で整備士として働いた場合、ニュースにも書かれていましたけど、月収25万円もあれば相当待遇が良い方であり、残業代もつかない会社が多くて仕事の労働時間は深夜まで及ぶことも多く、月収が16万円とかも普通にありますから、そりゃ若い人は集まりませんよ・・・。

ちなみに、月収25万円というのは新人の給与ではなくて、ベテランの年配の人材の報酬額であり、仮に転職をして月収25万円の会社に入ったとしても、その後に初級をすることは絶望的であり、将来的にもずっと月収25万円で働かないといけない業界ですから、結局人がベテランも新人もいなくなるのです。

 

 

求人を応募しても全然人が集まらないしすぐに辞める業界

ネットのニュースでは主にディーラー系の自動車整備士の話が書かれていたんですけど、独立系の自動車整備工場でも状況は殆ど同じで、私の周辺にも車関係の会社を経営している社長さんも多いんですが、求人を募集しても全然人が集まらないらしくて、毎回人材確保に相当苦労をしているそうです。

ただ、どれくらいの待遇なのかを聞いてみると、どう考えてもブラック企業としか思えない待遇ですし、交通費も出ないとか福利厚生はないとか、残業代も出ないとか、これで、怒られて仕事をする若い人は多分、これから出てこないのではないか?としか思えない現場ですから、若い人は集まりません。

社長さんたちに聞くと、今から15年位前は相当儲かっていて、どんぶり勘定でドンドンお金を使って、会社のデモカーと呼ばれるレース車両を制作しても全然お金が余って困っていたくらいだったらしいんですが、今ではその当時の取引先や同業他社がドンドン倒産していっており、消えた人が本当に多いらしいです。

しかし、ここ最近は本当に業界が不景気になっていて、車関係の会社で相当儲かっているように見える会社でも、実は内部的には借金だらけで、もういつ飛んでもおかしくない会社も多くて、私がよく利用していた埼玉県の有名な儲かっていそうな車関係の会社も数年前にその店舗を閉鎖してしまいました。

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車業界全体が儲からなくなっている現実があります

業界に詳しい車関係の会社を経営している社長さんたちに聞くと、あのショップは家賃だけで200万円を超えていたらしくて15年位前は相当儲かっていて設備投資もどんどんしていて、埼玉県でも結構大規模な車関係の専門店になっていたのですが、急激に景気が傾いてきていきなり店舗閉鎖になったと話していました。

そんな話はよく聞かれることであり、社長さんたち曰く、10年位前から急激に売上が下がり始めていて、トヨタは過去最高の利益を上げているニュースが良く報道されていますけど、車を整備士している会社はそれとは全く反対にお客さんが次々と減っていく時代になっており、儲からなくなってきているそうです。

これは、ハイブリッドの自動車が広まり始めてきたことや、車を触るところが殆ど無くなり、純正のまま5年ほど乗った後は売却をしてしまう人が増えているとか、そもそも若い人たちが車に興味を示さなくなり、元々部品代の利益率が低い業界なので、工賃が入ってこなくなると一気に業績が悪化してしまいます。

現在、車関係の会社を立ち上げても後先がないので止めたほうが良いと話している社長さんたちばかりですし、お子さんたちは会社を継ぐことはないし、継がせたくないと話していますから、儲からなくなってしまった業界はあっという間に廃れてしまう事が多いので車両整備士になる人もいなくなる感じでしょうか。

 

 

車関係の業界に入ると転職が大変難しい構造

ヤフーのニュースの記事でも書かれていましたけど、車両整備士の待遇の悪さはアニメーターと大変良く似ていて、その業界に入ると他の業界に転職をすることが大変難しくなることと、好きでやっているんだから安くても良いだろう的な暗黙の了解があり、安い報酬で働く人が多いといった感じですけど本当です。

車関係の業界で整備士として働いていると、プロフェッショナルな技術と営業力がある人は独立して自分でプロショップを立ち上げる人が多いんですが、誰でもそれが出来る訳ではありませんので、多くの整備士の人は雇われで安い給料で最後まで働き続けないといけなくなるか退場するかのどちらかになります。

では、なんで車両整備士の給料がそれ程安いのかと言えば、会社が最近は儲からなくなってしまった事も影響があるのでしょうけど、経営者側の人達も技術を教えてやっているんだから安くても当たり前といった感覚があったり、技術がない新人の場合は余計に赤字になることもよくあるので、それも影響があります。

ただ、一番の要因はやはりトヨタ等のメーカーは儲かっているのに、その車を整備する整備工場は儲かっていない歪な構造があるからであり、儲かっていないのに高い報酬を支払うことは出来ませんから、車両整備士の給料を高くするには業界が儲かるようにしないといけないのですが、それが出来ない社長さんばかり。

 

 

国が車両整備士の待遇が悪くなる政策をしている?

国が古い車の税金を高くするなどをして、エコカー減税などの訳の分からない古い車を廃車にして、新車購入を購入するように促している時点で、トヨタなどのメーカーは儲かるけど、車を整備する関係する会社は儲からない仕組みになっていることも否定できませんので、やっぱり原因は自民党なのでしょうか?

車の整備にお金がかかるようになる前に、お金に余裕がある所有者が下取りで手放してしまって、それをお金に余裕がない人達が購入して整備費用をケチって乗っている状況が広まってくると、そりゃ、車関係の業界で整備の際の工賃が発生しなくなりますし、メーカーだけが儲かる構図が完成するはずですよ。

このような状況下で、儲かっている車関係の会社というのは、特定の古い車を大事に乗っている大きいお客さんを囲っている会社であり、トヨタの新しい車を購入して5年後に下取りに出すような人ではなくて、頑なに古い車を整備して乗っているお客さんが集まれば100万円単位で売上が発生しています。

ただ、会社の業績を折角回復させても、もう整備士が集まらない状態になっていると社長さん達が話していましたので、俺達がいなくなったこの会社も閉めることになるので、将来は高い技術を持っている自動車整備工場がなくなってしまうのでは中との懸念も出ていますが、現実の元なりそうな雰囲気でもあります。

よろしくおねがいします。


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