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下請け企業が下請けのまま設備投資や事業拡大をすると倒産する理由

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こんばんわ。

ブログMiMiです。

 

今日のお昼くらいから、東京でもミーンミンミンミンミーンと勢い良くミンミンゼミがサラウンド的に鳴き始めているので、そろそろ梅雨明けかな?といった感じですが、この暑い中でも涼しい風が室内に入ってくる立地であれば、エアコンを稼働させる必要性がないのが嬉しい限りですが、最近ちょっと暑いですね。

それで、近くの公園で鳴いているミンミンゼミの鳴き声を聞きながら夏の風物詩を感じていたところ、知り合いの社長さんから電話がかかってきてなんでも、事業拡大の件で相談に乗って欲しいので、よろしくお願いいたしますとの事でしたので、何か新しい事業でも始めるのかと思って話を聞いてみることにしました。

こちらの社長さんは某大企業の下請け企業として結構有名な会社の社長さんで、それ程大きな会社ではないのですが、他では真似出来ないような大変高い技術力を持っていて、それで世界的にも有名な某大手企業(イニシャルはH)の下請け企業をやっているんですが、今後の事業展開で事業拡大を検討しているとのことでした。

 

 

下請け企業が下請けのまま事業拡大をすると赤字になる理由

社長さんから話を聞いていると、今の仕事量を2倍にすればもっと会社の売上を上げることが出来るのではないかとのことで、新しい人材をいれて新しい機材もいれたいのですが、それをするとかなりの予算がかかりますので、実行するまでに私に相談に来た感じなんですけど、この考え方は下請け企業の場合は大変危険です。

ですから、結論を言えば、下請け企業として今取引をしている某大手企業からの仕事を量を2倍に増やして人材と機材をそれに合わせた状態にした場合、社長さんの思惑通りに単純に売上が2倍になることはありませんので、現状を維持した状態で下請け企業として仕事量を増やしてはいけないことを説明することになります。

下請け企業の社長さんに多いんですけど、どれだけ高度な技術を持っていても、下請けの状態のまま大手元請け企業の仕事を増やすために設備投資をするのは大変危険でありそのような投資をしてしまうと最悪倒産してしまう恐れがありますし、事業拡大をする際のベクトルが全く違うので方向性を軌道修正しないといけません。

このようなパターンは日本全国で多いと思うんですが、下請け企業の社長さんが今後の社会不安や事業拡大などを狙って、安易にこれまでの状態で事業拡大をしてしまうと必ず赤字になってしまい、結果的に事業拡大に対する投資をしないほうが良かった状態になる可能性が大変高くその理由も明確なのを知ってほしいですね。

 

 

何故?下請け状態のまま事業拡大すると赤字になるのか?

それでは、どれだけ高い専門技術を持っていても、元請けから仕事受けないといけない下請け状態のまま事業拡大をすると赤字になる理由についてはとても簡単で、高い技術がある下請け会社ですから、大手企業からの仕事量は確かに増えるかもしれませんが、それに比例して売上が増える保証は何処にもないからです。

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これも元請け側の立場になるとよく分かるんですが、下請けに発注する仕事の量が二倍になると元請けとしてはこれまでの請求金額に対する値引きをしてくるのは当然であり、依頼する数が増えているのだからそれに合わせて値引きしろと言って来た場合、設備投資や人材投資で増えた分のコストを考えると赤字になります。

まあ、赤字にならないまでも仕事量だけがどんどん増えてしまって、全く儲からない状態になってしまい、それが好調なときならまだ誤魔化しが聞くんですけど、一斉に仕事の量が減った場合はどうなるかとしえば、投資した設備や人材が余ってしまうことになりますので、結局大赤字で会社が倒産することになるのです。

 

 

NSXを扱える特殊な技術を持っている会社でも駄目です

下請けしかやったことがない会社の社長さんは大抵このパターンで失敗してしまいますので、いくら高い技術を持っている企業であっても、元請けからの発注に依存している企業であれば、絶対に儲からない仕組みになっていますし、儲かる仕組みを作った瞬間元受け企業にその仕組を盗まれてしまうのがいつものパターンです。

ですから、下請け企業として某大手企業からの仕事を受けてけて、順調に仕事はこなしているんですが売上が全然増えない状態でジレンマを感じている社長さんがいれば、その時には下請けの発送ではなくて、自分が元請けになる位の発送に切り替えて、新しい新規事業を立ち上げないと下請け状態からは一生抜けれません。

この説明を時間を使って丁寧に説明していると、社長さんはとても納得してくれましてだったらどのようにして事業拡大をすればよいのか?、このままではどれだけ高い技術を持っていても飼い殺しになってしまって、売上を上げることも出来ない状態を脱出することが出来るのか?、これについての説明をすることになります。

 

 

特殊な技術を持っている下請け企業の社長さんは経営センスがない

日本の下請け企業にはNSXを扱える特殊な技術を持っていたり、人工衛星の主要なパーツを製造している大変高い技術を持っている下請け企業が結構あるんですけど、社長さんはどれも叩き上げの職人ですから経営センスが全く無いことが多く、いいように大手企業に摂取されている社長さんが大変多いのが今の日本です。

怪しい投資話や詐欺事件のターゲットになることが多くて、怪しい案件が入ると私が毎回確認をしないといつもお金を騙し取られていて、私が説明しないとないがおかしいのか、相手の話が嘘なのかもわからないくらいの人が圧倒的に多いので、このあたりのサポートをする人が増えてくると下請け企業も変わるでしょうね。

私の場合、下請け企業の社長さんの経営相談等は無償でやっていますので、採算度外視でやっている感じなんですけど、世の中には仕事のチャンスがいくらでもあるのに、それを上手く理解できずに利用されるだけ利用されている下請け企業の社長さんを見ていると、やっぱり放置もできないのが私の性格でしょうか?

まあ、私も色々と社長さん達からは普通の人が知らないことを教えてもらったり、無料で色々なことを教えてもらったり、F1のエンジンのデーターやマクラーレンのF1の内部データをもらったりと、恩赦があるので持ちつ持たれつなんですけど、次回にどうしたら下請けが事業拡大を出来るのかについての話が続きます。

よろしくお願いいたします。


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