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下請け企業の経営者が絶対に儲からない仕組みと江戸時代の士農工商

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こんばんわ。

ブログMiMiです。

 

最近やたらだるいんですけど、都内の昼間の気温は35度を超えているらしくて、区内放送で熱中症に気をつけましょうって田舎でよくあるような放送がされているので、東京都心でも田舎で見かけるサイレンのようなスピーカーはあちこちに設置されているようで、緊急事態にはそれを使ってアナウンスしているようですね。

田舎だと小学校の運動場あるような昭和の時代を感じるスピーカーが沢山あり、午前とかお昼の時間帯にはそのサイレンが鳴るって感じで時刻を周囲の人に伝えているですが、東京のその辺にあるスピーカーはBOSEのコンポの様なスピーカーでお金かかってるな−って感じで、普段全く使われてないので多分知らない人多いです。

そんな訳で、先日、知り合いの下請け企業の社長さんから新規事業についての相談をされていて、下請け企業のこれまでの感覚で事業拡大をしたら100%の確率で失敗することと、どうしたら下請け企業が利益を出せるような新規事業を立ち上げれるのかをご説明させていただいたんですが、下請けだと無理なんですよね・・・。

 

 

下請け企業が絶対に儲からない仕組みと江戸時代の士農工商。

最初に、下請け企業が絶対に儲からない仕組みを知らいない人が意外に多くて、偶然下請け企業の状態で上手くいったからと言ってその感覚で事業拡大を行ってしまうと長期的に見れば確実に失敗することになり多額の借金を抱えて倒産してしまい、工場や機械は全て差し押さえされてしまうのが日本の下請け倒産パターンです。

その理由は江戸時代の士農工商なんとやら・・・を授業で習ったことのある人も多いと思いますけど、正にそれであり、士農工商と言うのは武士が一番偉くて、その次に農民が偉くて、大工や商人はそれらよりも格下であるので、農民は偉いんですよと言った江戸時代に身分制度なんですけど、徳川幕府はろくでもない訳です。

士農工商何とやらの中でも、実際には農民が一番下の階層であり、百姓は生きぬよう死なぬようって言葉の通り、微妙な立ち位置で贅沢をさせないように管理するのですが、農民に死なれても困りますので、ギリギリ死なないように管理をして摂取すれば良いと言ったもので、下請け企業は正にこの農民の扱いになります。

士農工商の頂点に立つ武士が元請けの大手企業であり、その下に農民の下請け企業がぶら下がって生殺与奪を握られている状態であり、この状態で農民が武士になることはありませんし、大工や商人になって豊かな生活をおくれることもなく、あくまで農民として永遠に摂取されながら生きていかないといけない状態ですね。

 

 

下請け企業が農民のまま事業拡大しても摂取されるだけな仕組み。

下請け企業の経営者が事業拡大をするパターンとしては、大抵が工場を拡大したり機械を追加したりして、結局は下請けとしての仕事の量を増やそうとする考えの人が多いのですが、これだと農民が農地を広げて事業拡大をしようとしているのと全く同じであり、結局摂取されてしまい元請けが儲けるだけになります。

下請け企業が事業拡大をする場合、武士(元請け)か商人(自社ブランド確率)のポジションで事業拡大をしていかないと、農民のように何か指示されたものの生産はできても、それ以外は全く出来ない状態、自ら生産した商品を販売できない状態では、いつまで経っても下請けであり、それで事業が成功する理由はありません。

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現在は江戸時代ではないので、一応建前上は日本は身分制度がないと言われていますので、下請け企業であっても、元請けに依存しない、元請けと同じポジションで事業を立ち上げることが出来ますし、商人と同じで自分たちで生産した商品をブランド化して販売出来る時代なのですから、それをやればよいだけなのです。

ただ、これまで大手の下請け企業として会社を経営して社長さんは、これがよく理解できていない人が多くて、少し景気が良くなり余裕ができると事業拡大を検討することになるのですが、殆どの社長さんが農民のポジションのまま元請けである武士に依存をした事業拡大をするので、必ず失敗するわけなのです。

 

 

下請け企業で定年まで働いても農民のままでは従業員も儲からない。

下請け企業と言っても、必ず社員さんは居る訳なんですが、社長が農民の庄屋のようなポジションで会社を経営していて、社員がそこで農地を狩りて野菜や米を生産しているような形式で組織が成り立っている場合、江戸時代の農民と同じく社員が余裕のある生活を過ごすことは絶対にできませんので、儲かりません。

今の時代、下請け企業としての高い技術を持っていればそれでやっていける時代ではなくて、どれだけ高い技術を持っていてもそれしかない人は、徹底的に頭の良い資金力のある人や会社から利用されるだけ利用されて、摂取されるだけ摂取されることになりますので、早めに今のおかしな構造について考えたほうが良いですね。

結局、下請け企業で給料が上がらない、高い技術を持っているのにこの会社で働いていてもいつも生活が苦しい場合、それは社長の経営能力があまりに低い状態であり、将来的には仕事がなくなり会社が倒産することもあるわけですから、早めに自分の技術を認めてくれる、経営センスのある社長を探した方が無難です。

 

 

元請けの発注元企業は常にコストカットを考えているのです。

これまでは、指示された仕事を職人としてやっておけばよかったのかもしれませんが、現在は下請け企業が行っている仕事は世界レベルで元請けが新しい発注先を常に探している現状であり、コストが安くて品質が問題なければ、元請けは何のためらいもなく、契約を打ち切るのがいつものパターンですしこれは止めれません。

元請けの企業というのは、常に同じ仕事を安く出来る下請け企業を世界規模で探していますので、価格競争になった場合単価の安いアジア諸国に日本の下請け企業が勝てるわけがありませんので、いつまでも農民のポジションで仕事をしていて駄目で、気がついたら武士になるか商人になっておかないと先はない訳ですね。

この話を社長さんにすると、大抵は直ぐに理解してくれますので、話が速いのですが、今現在元請け企業から来ている仕事をベースに予算を使って人員を追加して事業拡大を考えては駄目で、その仕事は将来なくなることを前提にして、今までの技術や経験+新しい分野を組み合わせて新規事業を立ち上げていくのがベストです。

この話をブログで抽象的に書くと短くて簡単ですが、実際には社長さんの会社の事業を細かく分析して、相当な時間を使って社長さんに何故その事業計画が失敗するのか、どうやったら新しい事業が成功するのか、必要なものな何で、足りないものは何なのか?について、毎回丁寧に説明しています。

よろしくお願いいたします。


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