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やる気のないメダカの成長の謎|なぜ、メダカは大人にならないのか?

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こんばんわ。

ブログMiMiです。

メダカの飼育をしている人なら、誰もが知っているかもしれないお話になりますが、大量に生まれてくるメダカの中で一部変わったメダカが生まれてくる場合があります。

ダルマメダカ等の奇形種等が有名ですが、そのほかにも、体がおかしいようなメダカたちです。

後は、模様が独特であったり、色が少し変わっていたりするメダカも多数生まれてきます。

そういった、他とは変わったメダカを固定すると、それが新種のメダカになることもありますので、そういった選別を楽しんでいる方も多いですね。

ダルマメダカとは、その名のとおり、ダルマのような体系をしたメダカのことです。

これは、本来のメダカの体がおかしな状態になっている訳ですから、完全に奇形なのですが、人から見たら、ピンポンパールのように可愛いので、商品として定着しています。

ピンポンパールとは、ピンポン玉の様な体系をした金魚のことです。本当にポンポンだまに尾ひれが生えて泳いでいるような金魚です。

価格も安く、一般的な金魚よりもサイズも小さいため、飼育されている人が多い金魚になります。

そんな感じで、メダカはどんどん繁殖していくのですが、その中で、よく分からないメダカがたまに生まれることがあります。

それは、どういったメダカなのか?気になる人も多いと思いますので、ご説明します。

 

それは、全くやる気がないメダカのこと。

全くやる気のないメダカとは?

何がやる気がないのか?と言うことになるのですが、これは、全く大人になる気がないメダカということです。

大人になる気がないと言う意味ですが、全く成長しないと言う意味です。

通常は、メダカに限らず、どのような生命体でも、誕生から段々成長していくにつれて、大きくなっていくのが普通です。

生まれたときのままの状態で、終生を迎える生命体等は、私は見たことがありません。

メダカにしてもそうで、通常は3ヶ月もあり、餌を十分に与えて入れば、一年前に生まれた成魚と同じくらいの大きさになる固体も普通にいます。

当然、メダカには成長スピードの差が結構ありますから、大きくなるメダカと、あまり大きくならないメダカがいるのは普通です。

しかし、生まれた状態と殆ど大きさが変わらないメダカはどう見てもおかしいのです。

ごくまれに、こういったメダカが誕生しているのですが、本当にサイズが小さいです。

ただ、稚魚の状態のメダカと言うのは、成長したメダカからすれば、餌になりますので、追い掛け回されて食べられてしまいます。

ですから、稚魚の大きさと殆ど変わらないようなメダカがいたとしても、成魚がいれば、あっという間に食べられてしまうため、なかなか気が付かない場合もあります。

このやる気のないメダカですが、ごく稀に食べられずに生き残っている個体もある為、大人になる気が全くないのに、周囲のメダカがどんどん大きくなっている状態です。

単純に、極端に成長スピードが遅いのかもしれませんので、様子を見ていく必要はありますが、突然変異でこういったメダカが生まれたのであれば、それを固定できないかと考える訳です。

しかし、いろいろと問題があります。

稚魚と殆ど大きさが変わらないメダカがいるとしたら固定できるのか?

ダルマメダカのように、他と変わったメダカを固定したら、それで新種のメダカとして商品化できることはご説明しています。

ですから、やる気のないメダカを固定できたとしたら、とても小さいメダカとして商品化できるのではないかと考えるのですが、ここに問題があります。

そもそも、稚魚に近いようなサイズのメダカが繁殖行動を行えるのか?と言った重要な問題です。

一般的に考えて恐らくは、このやる気のないメダカはもう少しサイズが大きくないと、普通のメダカのような繁殖は出来ないと思います。

理由は、卵の大きさまで小さくならないのではないか?と言った考えと、そもそも生殖器そのものがないのではないか?と言った考えです。

ですから、単純に極端に成長スピードが遅いメダカであった場合は、様子を見ながら、今後どれくらい大きくなるか?といった確認をする必要があります。

極端にサイズの小さなメダカというのは、恐らく需要があると思いますので、今後、固定化できればよろしいかと思っています。

 

3倍体のメダカとやる気のないメダカ。

3倍体って何ですか?と言ったお話ですが、これは、説明すると大変長くなるので、ネットで調べてみてください。

簡単に言えば、生態の染色体の数が本来と変わってしまい、体が通常よりも大変大きくなる生体の事です。

とても体の大きい、ニジマスや鮎等の魚の三倍体などが有名です。

体の大きさが3倍になるから、3倍体ではありませんのでご注意ください。とにかく、延々と体が大きくなる特徴があります。

だったら、全て3倍体にすればいいのでは?と思われるかもしれませんが、3倍体には致命的な問題があります。

3倍体は、その体が巨大になる代わりに、精子や卵子が作れないため、子孫を残すことが出来ないのです。

ですから、あくまで、その固体のみで終わるため、なんでもかんでも、全てからだの大きい3倍体にすればよいと言うものではありません。

生殖器を体内で成長させれない代わりに、体がどんどん大きくなるといった、類のものです。

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メダカの3倍体は見たことがありませんが、どこか研究しているところがあれば見てみたいですね。

やる気のないメダカはこれと全く反対で、体が全く成長しないのではないか?と言った推測も出来ます。

私は、3倍体の研究をしている訳ではありませんので、実例を挙げた具体的な説明は出来ないのですが、3倍体の固体を生み出す際には、卵等を高温状態に保つと言ったプロセスがあります。

そうすることにより、通常固体ではなく、3倍体の固体が発生すると言うことになります。

 

やる気のないメダカが誕生する条件。

なぜ、やる気のないメダカと3倍体の魚の例を挙げたかというと、やる気のないメダカが誕生する条件に関わるかもしれないことだからです。

そもそも、やる気のないメダカはどうやったら誕生してくるのでしょうか?

普通に卵から生まれたメダカは、そこまでやる気のないメダカは生まれてくることは殆どないと思います。

多少、体が小さいとかはありますが、本当に、まだ稚魚をやっているの?と言ったメダカは通常は誕生しません。

では、その誕生する条件とは何か?

それは、卵を長時間高温にさらした場合に、やる気のないメダカが誕生していると言う事実にあります。

通常、メダカは水温35度でも耐えれるくらい、強い魚です。

ただし、ゆっくりと水温が上昇した場合であり、いきなり水温が極端に違う水槽に入れると、即死してしまいますのでご注意ください。

メダカの受精卵を、極端に高い水温の水槽に入れておくと、やる気のないメダカが多数生まれました。

他には、ダルマメダカのような奇形であったり、もっとひどい楔形文字のような体をしたメダカも沢山生まれていました。

どれくらいの水温かと言うと、きっちりと温度を測っていた訳ではありませんが、ミナミヌマエビが、全滅するくらいの水槽です。

ミナミヌマエビもエビの中では、結構強いエビで、水温が上昇しても全滅することはめったにありません。

そのミナミヌマエビが全滅して、カッパえびせんのようになってしまうくらいの、高水温の水槽に、メダカの卵を入れておくと、いつもとは変わったメダカが生まれます。

ただ、絶対生まれる訳ではなく、殆ど運任せとういうよりも、完全放置して勝手に生まれている状態です。

これで、やる気のないメダカが誕生してきました。

楔形文字のような体系をしたメダカは、ある程度までは成長しましたが、恐らく殆ど全滅してしまったように感じられます。

恐らくは、内臓や消化器官も奇形がひどいでしょうし、背骨の奇形がすさまじく、泳ぐことすら出来ないでしょうし、そもそも尾びれがありません。

メダカのくせに、尾びれがなかったら、まともに泳げませんし、体に相当な負担がかかっていたのでしょう。

あるときを堺に、一斉に全滅してしまったように思えます。その理由は、私が姿を一切見なくなったからです。

その中で、やる気のないメダカは、体の奇形は一切ありませんが、体が小さいと言った特徴を持って生まれてきた訳です。

 

餌を与えてないだけではないのか?と言った疑問。

やる気のないメダカとは、単純に餌を与えてないのではないのか?と言った疑問も当然出てきますが、これは問題ありません。

餌は、やりすぎというくらい与えています。キョーリンさんのフレーク状のメダカの餌です。

すりつぶして与えています。

そもそも、餌がなかったら、メダカは2ヶ月、3ヶ月と生存できる訳がありませんので、確実に餌は食べていることになります。

ちなみに、やる気のないメダカも、本当に小さい固体と、これは稚魚なの?と言う固体までいろいろあります。

 

やる気がないといっても、単純に、極端に成長が遅いメダカの場合。

別に、極端に成長が遅いメダカであっても、私は別に全く問題ありません。

もし、極端に成長が遅いメダカであれば、そのまま大きく成長してもらえばよいだけです。

ただ、生まれつき体が小さいまま、成魚になるメダカであれば、そのまま固定して、新しい新種のメダカとしてお客様に配布したら喜ばれるかなと思っているくらいです。

ですから、今後は特別なことをする訳ではありません。

同時期に誕生したメダカと、同じ水槽に入れたまま、今後も飼育していきますので、もしかしたら、食べられてしまうかもしれませんが、それはそれでよいと思っています。

楔形文字のようなメダカのように、全滅してしまうかもしれません。

ちなみに、楔形文字とは「くさびがたもじ」と読みます。

基本的に、やる気のないメダカは、屋外飼育です。室内飼育の場合は、水変えの際に行方不明になってしまうことがありますので、お勧めできません。

あまりに小さいため、慎重な水代えをする必要があるのですが、私はそのようなことは一切しないからです。

水作さんのプロホースで底面のごみを水ごと吸い上げて、あとは水道水をバケツで一気に放り込むのが、私の水代え方法です。

魚やエビの水代えは、点滴を落とすような慎重な水あわせが必要とか言っている人もいますが、そのようなことは一切しません。

弱い固体は淘汰されるのは当然で、強い固体のみが残ればよいですから、ある程度の環境の変化が起こっても、それに耐えれる固体だけが残ればよいのです。

いつまでたっても、全く大人にならないやる気のないメダカ、今後も様子を見て行きたいと思います。

よろしくお願いいたします。

 


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