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海で溺れていた3人の中学生を助けた時の話|お盆を過ぎたら海は危険!その2

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こんにちわ。

ブログMiMiです。

以前のブログでも書いた通り、いなばのタイカレーをひっくり返してしまった際に完全に太ももの火傷をしてしまったのですが、そちらの傷跡が幾分回復してきているようです。

先日くらいに沢山出来ていた、気持ち悪い水ぶくれは剥げてなくなっているみたいですし、既に火傷の痛みも完全になくなっています。

しかし、未だに沸騰したタイカレーがまともに掛かってしまった部分は茶色く変色していますので、こちらの傷跡が今後どうなるかがかなり気になります。

火傷はもの凄く痛いだけでなく、その後の傷跡にも困る事になりますので、十分に注意して下さい。

万が一にでも沸騰したタイカレーが、私の顔にかかってしまっていたら、犬神家の一族の佐清(すけきよ)さんのようになっていたかもしれません。

あの佐清(すけきよ)さんの顔を想像すると、もうそれだけで人生が終わったような気分になるでしょうから、今回は太ももにたいして、未だに跡が残る火傷になってしまっているとはいえ、不幸中の幸いだったのかもしれませんね。

佐清さんについては名前は知らない人はいても、その映像を見れば相当な特徴があるため、日本人の方であれば殆どの人が知っているはずです。

犬神家の一族という金田一耕助が探偵をやっている、殺人事件をといていく有名な作品に出てきますから、興味があれば見てみてください。

子供の頃、犬神家の一族の放送があった際に、佐清さんのゴムマスクのような顔をテレビで見た時には、怖くて夜も眠れませんでした。

それでは、本日は昨日の続きになります。

青い海で気持ちよくなってしまい、そのままボディーボードで寝てしまった時の話まで書いたと思いますので、その後のお話を・・・。

ここでは、青い海と表現していますが、実際には沖縄のような透き通った緑色の海の事を青いと表現しています。

 

 

目を覚してみれば、そこには空と海しか見えなかった恐怖

時はお盆の前頃ですから、太陽の強い日差しが降り注いでいたので、冷たい海の中はとても気持ちよくて、「ざー」っといった波の音も、キラキラ光る白い砂浜も、透き通るような青い海も、全てが私の目の前にありますから、眠たくなるような条件がなるべくして整っていたのかもしれません。

普段は日常的に、このような場所で過ごす事はありませんからね。

海に浮かびながら、ボディーボードを布団と枕代わりにして、その上で私はいつの間にやら寝てしまっていたのですが、その時は時計を持っていなかったので、どれくらいの時間を寝ていたのか分かりませんが、暫くするとぼーっとしながら目を覚ます事になります。

まあ、永遠に目を覚まさなかったら、そちらの方が大変ですけどね。

しかし、目を覚ました後が、実は想像異常に大変な状態でした。

なにしろ、ボディーボードの上で寝る前には、足が届くくらいの浅い砂浜の辺りで浮かびながら寝ていた訳です。

この状況下では、目を開けると砂浜に居る沢山の人達や、一緒に来ていた私の親族等も普通に見えますのでとても安心感がありました。

基本的に、流石に海の上ですから、簡単に足が届く砂浜の所でなければ、いくらボディーボードの上とは言っても眠ったりしませんからね。

しかし、ふと、目を開けてみると周囲に海と空以外何も見えません・・・。

なんだか、気のせいだとは思ったのですが、波も凄く高くなっていますし、見渡す限り360度海だけしか見えない・・・・。

ここはどこだ?と思いましたし、寝ぼけて夢でも見ているのか?と思ったりもしたのですが、しばらく考えて、これが夢でない事に気がつきました。

また、海に浮かんでいて、目に入ってくるものが海と空しか見えていないという時点で、自分の足が海の底に届かないのは殆ど確実ですから、一気に私の顔色が青ざめていきます。

史上最大に悪い寝起きです。

先ほどまで、ボディーボードの上で寝ていたので、頭から外して腕に付けていた水中眼鏡を頭に装着して、念のため水中を見てみたのですが、真っ暗で何も見えません。

あれ?透き通った青い海で、白い砂浜がどこまでも見えていたはずなのに、いつのまにやらこちらも真っ暗な海になってしまっています。

先日も書きましたが、私は水泳の才能やセンスが全くありませんから、海を泳いでいても足が届かないような深い場所には、いくら浮力のあるボディーボードを持っているとはいえ一人では絶対に行きませんし、誘われてもゴムボートをその場所に引っ張っていくくらいの完全武装でなければ行く事はありません。

とりあえず、この時の私の装備ですが、以下のようなものです。

まずは普通に水着着用で、後は、呼吸用のシュノーケル、大きめの水中眼鏡(ゴーグル)、フィン(足ひれ)、ボディーボードです。

完全にボディーボードを右手でもちつつ浮力につかい、左手と両足で水上や水中を泳ぎながら、水中の魚を探索して遊ぶようなスタイルの装備ですね。

ただ、今回は、こちらの装備のおかげで結果的には良い結末になった訳ですが、流石にこの状況になると私も相当焦ってしまいます。

なにしろ、足は海の底に届かないし、波はやたら高くなっていて、視界には空と海しか見えませんし、海の中は真っ暗です。

今現在、自分がどの方向を向いていて、どこに居るのかすら全く分からない訳ですから、恐怖以外の何者でもない訳です。

正直言って、これは本当にヤバイと生まれて初めて思った日でした。

簡単に言えば、海で遭難してしまったという事です。

ええ?別に波が高いと言っても、それほどたいした事無いのでは?、といった考えの人はとても甘いです。

ここの砂浜は遊泳禁止ですが、その理由は波が極端に高くなる事があるのものその一つですし、確かに海岸付近の砂浜が沢山ある場所は、浅瀬が広く続いているといっても、そこからしばらく沖に出ると、急にもの凄く深くなっているといった地形的な特徴があります。

この奇麗な砂浜でゴーグルやサンダルを何度、波にさらわれたか分かりませんし、引き波が大変強く、あっという間に流されてしまうくらいです。

海が荒れると10メートルくらいの波は普通にくる場所であり、この時も、砂浜近辺では最初は天気もよくてそれほどの波は無かったのですが、だんだん天候が変わってきていたようで、沖にでると5メートル以上の波が出ていたような記憶があります。

私がこのとき居た場所は、かなりの沖合だった事がその後分かる事になるのですが、この時はどこにいるのかすら分かりませんから知るすべもありません。

一人で、海と空しか見えない場所に流されていた事に気がついている訳ですから、もの凄く動揺しています。

これが恐怖という感覚である事をこのとき初めて理解する事になります。

怖いとか、ビビっているとかではなくて、本当になんとかしないと命が危険と言った感覚です。

しばらくの間、どうしようか考えていたら、気のせいか人の声がする事に気がつきました。

 

 

自分自身がどうしようもない恐怖の中で、助けてください!の声を聞いた時

この状況で、「助けて!」といった言葉を聞いたとき、え?気のせいかな?と思っていたのですが、どこからともなく「助けてください!」と言った叫び声が何度も聞こえるようになりました。

他は、波のうなる音が「ザーー、ザーー、ザッパーン!」と言った感じで、同じパターンで予定調和のように響いているだけです。

数十分か数時間くらい前には、奇麗な砂浜が見えていた岸辺では、蝉の鳴き声がうるさいほど沢山していたのに、その蝉の鳴き声さえ皆無になっている場所が今の場所です。

まさか、人の声なんてしないだろう?と思って左右や後ろを何度も見渡していたのですが、更に右側をよく見ると、大きな波のうねりの中で数人の人影が手を振りながら「助けてください!」と叫びながら、必死で私の方に近づいてきています。

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流石の私も、それが一目で溺れている人だと気がつきましたし、よく見ると、なんと3人もいるじゃありませんか。

このときに私が最初に思ったのは、この連中に関わると大変危険だ!といった瞬間的な判断です。

別に溺れている中学生たちが怖い訳ではありません。

※この時の中学生というのは私が見た目で判断しています。

私が恐れたのは、本気で溺れている人に関わると、自分自身が更なる事故に巻き込まれる可能性が大変高くなるという事です。

よく、川とか海で溺れている人を助けようとして、飛び込んで現場まで泳いでいったのはいいけど、その後に、溺れている人にしがみつかれて、そのまま二人とも力つきて死んでしまったと言った話があると思いますし、ある程度の海の知識のある人からは良くされると思います。

これは実際の話であり、溺れている人というのは、もう人生最後の修羅場の状態になっていて、とんでもないパニック状態になっている事が殆どですから、そういった人に海の中でしがみつかれると、水泳に自身のある人でも、簡単に溺れてしまうと言った話です。

溺れている相手が子供や女性であっても、想像をこえるもの凄い力でしがみついてきて暴れてきますし、何を言っても会話が通じない無い状態ですし、陸上ならともかく、身体能力がフルに発揮できない水の中でそうなってしまっては、素人ではどうしようもない訳ですね。

水泳や海難救助のプロであるライフセーバーの方でも、正しい方法で溺れている人に近づいて救助をしないと、溺れている人にしがみつかれてあっという間にそのまま溺れてしまうくらいですから、いかに溺れている人を助ける行為が危険なのかが分かるかと思います。

浮力のあるボディーボードを持っていたとしても、溺れている人は頭が混乱していて、なんとしても自分だけは助かろうとしますから、それをとられてしまう可能性もありますからね。

別に、溺れている人が悪い訳ではなく、人間、自分が死ぬと判断した場合は、本能的にそういった行動をとるのが当たり前ですから責める事で来ませんし、自分がその立場になった際には、同じような事をする訳ですからね。

ですから、自分も下手をすれば命が危険な状態の時に、溺れている人を見かけたり、救助を依頼されても無視をするのが一番なのです。

また、自分自身の命すら危険なときには、他人を見捨てても、助けなくても罪にも犯罪にはなりません。

誤解されないようにしてほしいのは、例えば、自分自身が絶対安全な場所に居て、溺れている人を見かけたり、救助を依頼された場合は助けないといけませんが、その場合も自分では飛び込んだりせずに、まずは110番をしてから、浮きになるようなものを投げ入れるような救助活動はしないといけません。

当たり前ですね。

まあ、実際人が溺れているような現場は、浮力のあるものを投げ入れるような余裕が無い事が殆どですので、二次被害を防ぐ為にも、迅速に110番をして、その後の警察の判断等により、専門の消防等のレスキュー隊に救助活動をしてもらうのが良い選択です。

 

 

最初は、私も「助けて!」の声を無視をして別の場所に泳ごうとしました

3人も溺れている人がいて、近寄った際に一切にしがみつかれたら、流石に私も最悪の状況になるかもしれないと判断して、最初は3人が泳いでくる方向とは別の方向に移動していたのですが、しばらく3人の様子を見てみると、それほど混乱をしていないと判断できましたので、3人を助ける決断をしました。

体系を見ても、明らかに水泳を日常的にやっている体をしていました。

文章で書くと簡単なのですが、実際にこの決断をするのはとても勇気がいります。

それから、3人の方向に泳いで向かっていきました。

溺れていた3人は全員恐怖でおびえていたものの、そこまでの混乱はしておらず、落ち着いた感じでしたので、どういった状況なのか話してみる事にしました。

私「とりあえず落ち着いてください。溺れているようですが、3人とも怪我とかありませんか?大丈夫ですか?」

溺れている人「はい。大丈夫です。砂浜で3人で泳いでいたらあっという間に流されてしまいました。」

私「ああ、それだと巻き込むタイプの引き波にやられましたね。それでは、岸に向かって泳ぎますので、全員、私のボードか私の体につかまってください。」

溺れている人「ありがとうございます。」

実際には、相手は3人ですし、もっと会話もしたのですが、省略いたします。

私をあわせて、溺れていた3人をパーティーに加えて、合計4人で岸に向かっていく事にしたのですが、当然、海と空しか見えません。

更には、かなり高い波が襲ってきていますので、3人は方向が分からないようでしたが、波のくる方向を確認して、その方向に向かえば岸があるのは私は知っていましたので、私の判断で泳ぐ方向を決める事になりました。

それから、結構な時間を4人でボディーボードを浮き代わりに使いながら、私の進む方向に泳いでいったのですが、やっと岸が見える状態にまでなりました。

この時程、心の底からほっとした事は、これまでありません。

私「もう少しですから、がんばって泳いでください」

溺れている人「はい!」

3人とも溺れていて、救助を私に依頼していた時には、死にそうな顔をしていたのですが、気持ちがてら元気そうな顔になっていました。

岸辺の砂浜を見ると、沢山の人が集まって大変な大騒ぎになって、こちらを見ているようです。

恐らくは溺れていた人の家族が警察に救助の電話をしたのかもしれませんが、凄い人ですね・・・・。正直言って恥ずかしいくらいです。

しかし、ここの現場は警察や消防は簡単に来れる場所ではありませんので、そういった人達は岸辺に居ないようでした。

そして、やっと陸地についた訳ですが、岸に集まっていた人達から、一斉に拍手をされる羽目になったので更に恥ずかしかったです。

周囲の人から見たら、私は日焼けしていましたし、当時は髪の毛を染めていて長かったので、サーファーのように見えたのかもしれません。

溺れていた3人の中学生は泣きながら、ありがとうございました!と言って、深々と頭を下げている状態です・・・。

この状況になるとますます、恥ずかしいです・・・・。

実は、溺れていたのは3人にだけではなくて、私も含めて4人だった訳ですからね。

周囲の人は、私が泳げないのを知らないから、もの凄く泳ぐのがうまくて、溺れている3人を救助したと勘違いしているようですが、この場は、あえてその雰囲気に乗った方がよいので、私もそれにあわせた対応をしていきました。

しかし、一緒に来ていた弟は、事実を知っていたようですからあきれ顔でしたけどね。

弟「なんしよん。流されよるけん、何度も危ないと叫んだのに全然きいてなかったやろ?」

私「・・・。ごめん寝よった・・・」

弟「駄目やん・・」

この時に助けた、3人の中学生も今は30歳を超えているはずですから、3人とも元気で過ごしてくれていると良いのですけどね。

今回は、ボディーボードを持っていたから、3人を救助しつつ、私も助かった訳ですが、万が一ボディーボードが無かった場合は、確実に3人は死んでいたと思いますし、私自身もどうなっていたか分かりません。

海にいく際には、万が一場合を想定して、邪魔にならないボディーボードを持っていく事をお勧めしておきます。

男性用と女性用があるのですが、女性用の方がサイズがスポーツカーにもなんとか積めるサイズのものがありますし小さいのでお勧めです。

本日は、海で溺れていた3人の中学生を助けた時のお話ですが、お盆を過ぎたら海で泳ぐ際は最新の注意をしてください。

よろしくお願いします。


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