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こんにちわ。
ブログMiMiです。
ランボルギーニのレプリカ詐欺についてのご相談をお受けしましたので、今回はこちらについてご説明いたします。
まず、最初にランボルギーニとは?レプリカ?とは何かについてご説明します。
知らない方に分りやすく説明すると、猛牛のエンブレムがシンボルのイタリア製の大排気量のスポーツカーがランボルギーニです。
トヨタのプリウス、ランボルギーニのムルシエラゴ、こういった感じですね。
イタリアのスポーツカーですから、車種名がカウンタック、ガヤルド、ムルシエラゴ、アヴェンタドール、レヴェントンなどの名称が車の名前になります。
ランボルギーニが車種名ではありませんので、ご注意ください。あくまでブランド名称です。
高級スポーツカーを名乗る以上、ランボルギーニは基本的に全て二人乗りであり、最近では馬力も800PS前後に達する仕様の車です。
日本の一般公道では、余裕でもてあます巨大なトルクとパワーです。
見た目で言えば、ドアが上に向いて開く車と言った方が分りやすいでしょうか?
ガルウイングと呼ばれる、日本の国産車にはないドアの開き方をする車ですから、本物は見た事が無くても、テレビやネットなどで一度は見た事がある方がほとんどではないでしょうか。
昭和の世代の方であれば、ランボルギーニのカウンタックが超有名です。
お察しの通り、有名なイタリア車ですから、その金額は新型のアヴェンタドールでは4000万円を超える新車価格設定になります。特別限定仕様車のレヴェントンにいたっては一億5000万円前後です。
ランボルギーニの中でも、割安で廉価版といえる、ドアが日本の国産車と同じ左右に開くタイプのガヤルドでも、中古で1000万円以上しますから、庶民が購入できる車でもありませんし、維持すら出来ない車です。
また、運転性能としても直線以外は、素人が運転できる車でもありません。
目次
- 本物のランボルギーニを日本で所有して、オーナーが一番困る事は何かご存知でしょうか?
- 今回の、詐欺事件は、ランボルギーニのレプリカをめぐって詐欺が展開されている事件になります。
- 輸入代行業者は、全て詐欺師と思って対応するべき。
- 輸入代行業者がわずかな手数料で、どうやってあれほど派手な生活をしているのかを考えれば、その理由がおのずと分ってくると思います。
- ランボルギーニガヤルドのレプリカ車両ですが、格安の値段で輸入代行を行い、日本国内で更に格安の600万円で販売して利益を出す事など不可能だからです。
- ただし、まともなレプリカの制作費用は1000万円単位になりますので、全くお勧めできませんから、今までレプリカの制作ご依頼は、ランボルギーニで無くとも、一度もお受けした事はありません。
- レプリカのランボルギーニが欲しい人の目的はただ一つではないでしょうか?
- ですから、全く価値のないレプリカを購入するくらいでれば、本物のランボルギーニやフェラーリを購入した方が遙かに安く付く事実を覚えて置いてください。
本物のランボルギーニを日本で所有して、オーナーが一番困る事は何かご存知でしょうか?
燃料代、保険料、維持費?と思われますか?
そのような問題は、全てお金で解決できる問題ですし、ランボルギーニを現金一括で購入できるオーナーであれば、それほどたいした問題ではありません。
ランボルギーニは燃費が悪いと言っても、1時間の巡航運転で、800リッター以上の燃料を消費するポルシェのヨットなどと比べたら、大変可愛いものです。
オーナーが最も困る問題、それは、駐車場です。
ランボルギーニは車高も極端に低く、車幅も2メートル前後ありますから、普通の駐車場では駐停車すら出来ませんし、防犯上もよくありません。
※車幅について、ガヤルドは190cm前後ですからR35GTRと同じくらいの大きさになり、都内の立体駐車場などでも対応できるケースが多いのですが、ムルシエラゴ系は車幅が200cm前後になりますので、日本の道路事情や駐車場の規格を超えてしまっていますから大変なのです。
東京ツインパークスや六本木ヒルズレジデンスなどの、本格的なセキュリティが稼動している駐車場や、一戸建てであれば、屋根つきのガレージ等に保管しないのであれば、自動車保険すら契約が難しいタイプの車です。
車が好きな人であれば、ランボルギーニは欲しいけど、お金の問題で購入する事が大変難しい車であるわけですから、購入できるのであれば、見た目だけでもランボルギーニの車でも構わないと思うのも自然かもしれません。
この、見た目だけがなんとかランボルギーニといった車が、今回の詐欺事件で使われているランボルギーニレプリカになる訳です。
レプリカとは、早い話が、本物によく似せて作った、偽者(パチモノ)の意味です。しかし、殆どのレプリカは、本物を知る人が見れば、笑いが出てくる品質です。
今回の、詐欺事件は、ランボルギーニのレプリカをめぐって詐欺が展開されている事件になります。
ご相談者様は、山下様(仮名)としておきます。
山下様がランボルギーニレプリカの購入を検討して、インターネットで検索をしていると、ある自動車輸入代行業者が目にとまりました。
ランボルギーニレプリカを海外の業者から輸入代行で日本に輸入して、それを格安の値段で販売してくれるといった業者です。
過去にも何度も、ランボルギーニのレプリカを輸入しており、安心して納品できますので、任せてくださいとのことだったので、山下様は全てを任せてしまったそうです。
輸入代行業者は、全て詐欺師と思って対応するべき。
ここで、輸入代行業について触れますが、輸入代行を行なっている業者の殆どが、その性質上、詐欺や詐欺まがい行為を平然と行なっています。
どんなに奇麗事を語っている、輸入代行業者であっても、詐欺の大小の規模はありますが、必ずどの業者も行なっています。
また、脱税や密輸も日常茶飯事であり、人を騙す事などは当たり前の世界です。
それほど、輸入代行はおいしい仕事と言えます。
なぜなら、依頼者が貿易や為替、商品、その他の各種費用について全く無知な方ばかりだからです。
逆に言えば、正しい知識があれば、輸入代行業者に依頼する事などありません。
私は、自分で全て行ないますので、輸入代行業者を利用する事は一切ありません。
また、ハンドキャリによる密輸やなども常習的に行なわれていますので、それに比例した脱税も平気で行なっています。
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え?そんな事はないですよ。私が利用している輸入代行業者は、ものすごく信用が出来ますといった方もいるかもしれませんが、勉強不足です。
輸入代行業者がどのようにして、利益を出しているのかを理解できれば、その問題点が直ぐに分ります。
輸入代行業者がわずかな手数料で、どうやってあれほど派手な生活をしているのかを考えれば、その理由がおのずと分ってくると思います。
では、その輸入代行業者が、本物と見分けが付かないランボルギーニレプリカの完成品を格安の値段で輸入してくれると言ったケースはどうでしょうか?
格安っていくら?と思われるかもしれませんが、日本での販売価格はここでは600万円としておきます。ランボルギーニの車種名はムルシエラゴです。
本来であれば、真っ先に疑ってかかるべきです。
なぜなら、この時点で、この輸入代行業者は嘘をついているからです。
その嘘とは?
ランボルギーニガヤルドのレプリカ車両ですが、格安の値段で輸入代行を行い、日本国内で更に格安の600万円で販売して利益を出す事など不可能だからです。
そもそも、ランボルギーニムルシエラゴのレプリカ車両を制作する事は可能なのでしょうか?
こちらは可能です。ベース車両は別に何でも構いません。
スーパーGTなどの車両と全く同じ考えで、ベース車両も何でも構いませんし、別にどのようなスポーツカーでも、見た目上は限りなく本物に近い状態で、ボディを制作する事は可能です。
ただし、予算の上限は無視してでの話です。
レースで勝ちたいとか、広告宣伝に使いたいとか、趣味であったり、ネタでトヨタのMR2の見た目をエンツォフェラーリに変更したいなどの場合にしか、ランボルギーニムルシエラゴのレプリカ車両は製作することなど出来ません。
私も、車関係の仕事や経営指導を行っていますので、ランボルギーニガヤルドのレプリカ車両の製作をお受けすれば、制作は可能です。
ただし、まともなレプリカの制作費用は1000万円単位になりますので、全くお勧めできませんから、今までレプリカの制作ご依頼は、ランボルギーニで無くとも、一度もお受けした事はありません。
純正部品が廃盤になってしまったので、全く同じものを制作して欲しいといったご依頼やご相談であればお受けしていますが、これはあくまでボディーの一部分であり、本物と全く同じものを制作するケースです。
例えばベース車両がMR2であり、それをランボルギーニムルシエラゴにレプリカで制作しようと思えば、単純にボディーだけを制作すれば良いものではありません。
もちろん、ボディはFRPのみです。鉄やアルミ、カーボンファイバーなどで制作していたら、費用がいくらかかるかすら分りません。
フレームもそうですが、室内の内装、ホイルベースの変更など、その殆どをワンオフと呼ばれる、オリジナルで制作していく事になります。
これは、市販の車両をレーシングカーに変更してレースをしている、スーパーGTなどの競技用車両の制作と全く同じ、製作工程になります。
ですから、手間隙が沢山かかりますので、一般的にランボルギーニのレプリカ車両を欲しいと思っている人たちとは、需要と共有が全く合いません。
レプリカのランボルギーニが欲しい人の目的はただ一つではないでしょうか?
それは、安く購入して、安く乗っていく事だけです。
これに該当しない場合は、ランボルギーニのレプリカ車両を購入する必要も理由も全くありません。
本物のランボルギーニムルシエラゴよりも、値段の高いレプリカ車両を購入する人など、居る訳がありません。
今回の、ランボルギーニのムルシエラゴのレプリカを輸入代行できて、日本で600万円前後で販売できると言っている、業者は最初から嘘をついている事になります。
最初から詐欺でお金を騙し取る事が目的な訳です。
輸入代行業者は、こういった考え方が当たり前であると思っておいてください。
ただし、見えない手数料や、見えない経費の水増しは相手の無知を利用して可能な限り利益を上げる手法は不動産業界でも食品業界でも普通に行なわれていますが、その基本は、相手が商品や業界の相場を全く知らないときほど高い効果を発揮できます。
ランボルギーニレプリカを利用した、輸入代行業者の詐欺事件は、まさにこの条件に全て一致している悪質な詐欺事件といえます。
また、ランボルギーニのムルシエラゴに限らず、フェラーリF430スクーデリアなども、レプリカを欲しがる方は、本物を知らない方ばかりですから、全てが詐欺師のいいなりになってしまう傾向にあります。
ですから、全く価値のないレプリカを購入するくらいでれば、本物のランボルギーニやフェラーリを購入した方が遙かに安く付く事実を覚えて置いてください。
本物よりも値段の高い、リセール価値のないランボルギーニのレプリカを購入する人など、世界中探しても居ないと思います。
レプリカは重度の事故車であり、車両としての商品価値は全くありません。
ランボルギーニやフェラーリは、リセール価格が大変高いため、現在においても資産として運用できる数少ない車です。
BMWやポルシェ等は、値下がり幅が大変大きい為、資産としては運用できません。
今回は、ランボルギーニのレプリカ詐欺師について、最初の段階で購入してはいけない理由をご説明しました。
次回は、この続きをご説明していきたいと思います。
よろしくお願いいたします。