こんばんわ。

ブログMiMiです。

以前、ご相談を受けていた、フェラーリ及びランボルギーニのレプリカ車の販売詐欺を行っていた業者が逮捕されました。

逮捕された相手は、詐欺を否認しているようですが、私が把握している情報を分析しても、完全に詐欺ですので、よほど警察に問題がない限りは、そのまま検察に身柄を渡されることになるでしょう。

詐欺は執行猶予がつきませんので、そのまま実刑コースです。

これは、今後の詐欺被害者が、相手から金銭を直接回収する事が大変難しいことを意味します。

ならば、間接的な回収方法を行えばよいだろうと思われるかもしれませんが、間接的な回収は更に難しいと言えます。

詐欺師から間接的に回収を行えるような人は、そもそもこのような詐欺の被害者になることは、絶対にありません。

このことからも、詐欺師に騙し取られた金額を回収することは、大変難しいことになります。

 

私が最後まで契約して対応しなかった理由について。

今回の詐欺事件ですが、ご相談いただいてから契約をして対応をさせていただいたのですが、私は最後までは対応していません。

その理由ですが、そういった契約だからです。

出来れば、最後まで対応しておいた方が良かったのですが、そうなると、私の方から営業行為に該当する連絡をしないといけません。

通常、マーケティングだの経営コンサルだのと言った業務を行っている人が営業行為をすることは絶対にありませんので、こちらは覚えて置いてください。

そういった、営業行為をする理由が全くないためです。

本当に、経営コンサルに該当する業務を行っているのであれば、逆に、沢山来る依頼やお問い合わせの殆どをお断りする状態になっているはずです。

ですから、一度だけ契約を更新して、状況を分析してどのようにしたら良いのか？と言ったプレゼンテーション型の契約で対応させていただいていました。

その後は、契約更新のご依頼がありませんでしたので、そのまま終了となった契約です。

当然ですが、契約については全く問題ありません。

ただ、状況を見ると、やはり私が最後までご対応しておいた方が良かったと思っています。

 

なぜ、最後まで対応しておいた方が良かったのか？

今回の詐欺事件ですが、なぜ私が最後まで対応しておいた方が良かったのか？についてになりますが、詐欺被害にあった金額を回収すること以外に理由はありません。

また、その後、用のなくなった詐欺師に関する、あらゆる情報を警察に提供して、事件の中で最も情報を良く知り、それを正確に書類に変更できて、プレゼンテーションできる立場になるためです。

詐欺に限らず、当事者の能力を超えてしまっているような案件は、当然簡単ではありませんので、やはり、最後までそれに対応できる人材が関わるのが良いです。

今回のレプリカ販売詐欺師から、被害金額を回収できるチャンスは一度しかありません。

その理由については、この事件の全容を説明しなければなりませんので、長くなりますからここでは、書きませんが、今回の詐欺事件はそういった性質の事件だと思ってください。

被害金額は平均でおおよそ500万円前後ですから、決して安い金額でもありません。

全額回収できたほうが良いに決まっています。

ただ、最後のこの対応で、私がすでに契約が終了していたので、ご相談者様が単独で対応されたのですが、あまり良い結果にはなっていないようです。

とはいっても、私がご説明したように、ご自身の強い意志で、詐欺師相手に直接対応されたわけですから、こちらについてご納得されていると思っています。

 

フェラーリ等のレプリカ詐欺を正確に理解するには、フェラーリそのものや日本国内での自動車販売、法律を知る必要があります。

単純に騙されただけでは、どこにいっても、誰もまともに相手にしてくれません。

唯一相手にしてもらえる場合は、他の被害者の方が、相当な情報を警察に提出して、その被害者の方を中心に捜査機関が動いている場合になります。

ただし、この場合は、他の被害者に利用されしまう状態になりますので、警察から問い合わせがきたとしても、他の被害者のために来ているわけです。

決して、全ての被害謝のために、警察が問い合わせをしてきているのではないことを理解していないと、あとで大変なことになります。

大変とは、殆ど、もしくは一切被害金額を回収できないばかりか、更に二次被害にあう恐れもあると言うことです。

ですから、出来る限り早い段階で、詐欺事件の全容を詳しくまとめた、書類を製作して、誰が見ても詐欺であると言った認識を共有できる状態にしておく必要があります。

それに合わせて、詐欺であることを証明する証拠等を併用します。

この作業を、一番最初に、一番正確に行った詐欺被害者のみが、最も理想とする、詐欺師から全額回収をすることが出来る可能性が高いポジジョンにたつことが出来ます。

これが出来るのは、詐欺事件の案件の中で、一人、もしくは一グループのみです。

その他の、詐欺事件の被害者は、全て泣き寝入りか、すずめの涙程の金額が回収できる状態で終わってしまいます。

そんなの納得できないと思われる方もいると思いますが、それが現実であり、それが各自の能力ですから、いくら不満を言ってもどうにもなりません。

どんな案件でも、頭の良い人、情報量の多い人のみが、希望を実現できるのは、同じです。

正確な書類を製作するには、詐欺事件で使われた商品やサービスについて、自分で事業経営できるくらいの知識が必要になります。

今回でしたら、実際にフェラーリやランボルギーニ等の車両を知っていること。海外事業に関わる貿易業務を知っていること。

更には、日本での自動車販売やそれに関わる法律なども知っていること。その他、さまざまな知識が必要になります。

ですから、今回ご相談いただいたお客様に対して、私は順番に分かりやすく、ご説明していきました。

この作業には結構な時間がかかります。

私が短期間で理解しても、それを同じ品質か、それに近い品質で、お客様が確実に理解しておかないと、全く意味がないものだからです。

一日、二日で終わるものではありません。

これを説明しても、安易に完璧な対応を求めてくる方は、いくら相談を頂いても、私は契約行為を一切行いませんし、その後は、無視します。

当たり前です。

人間には生まれ持った能力に加えて、その後の経験等が加わるのですが、いずれも、やろうとしている行為に対して、全く届いていない場合は、まずはそこから対応しないといけないからです。

必要以上にあせってはいけないのですが、詐欺事件というのは、タイミングを間違えると、泣き寝入りすることになりますから、確実なマネージメントが必要になります。

 

今後、詐欺事件の被害者はどうなるのか？

まずは、泣き寝入りする人。更には、勢いで回収しようと誤った選択をしてしまい、余計に赤字になってしまう人。

ある程度回収できる人に分かれると思われます。

詐欺被害の全額以上の金額を回収できる人は、殆ど皆無状態になりますので、いずれにせよ、これ以上の損害を出さないようにする必要があります。

一番情報量のある被害者であり、行動力のある人が、被害者の会を作り、そこで弁護士に委任して、回収できた金額を按分すると言った対応になるかもしれません。

ただし、こうなると回収できたとしても、最高で５０％も行けば御の字です。

まあ、１０％でも回収できたらあきらめがつくと言った人向けの回収方法ですし、とにかく時間がかなりかかりますので、その頃には精魂尽きている詐欺被害者も多いことでしょう。

これは絶対ではありませんし、現時点での私の考えですから、今後、新しい事実などが分かった場合は、内容が変更なりますのでご注意ください。

 

フェラーリレプリカ販売詐欺被害者の今後の注意点について。

今回の事件の被害者の方で最も注意するべきことは何でしょうか？

それは、詐欺の二次被害にあう可能性が高いと言うことです。

これを誰が流しているのか？誰が誰に販売しているのかは、私は現在この案件は契約していませんので、正しい情報を確認していませんから、ここでは詳しくは書きません。

あくまで、他の詐欺事件はそういったものだといった感覚でご説明しています。

ですから、今後、いろいろな詐欺事件に巻き込まれないようにご注意下さい。

恐らくは、今回の詐欺被害者の個人情報は、大変高い金額で売買されています。

 

弁護士！弁護士！裁判！裁判！といってくる、自称コンサルタントに相談してはいけません。

今回、こちらの事件をご相談いただいたお客様は、私に相談する前に、別の業者に相談されたそうなのですが、その話を聞いてあきれてしまいました。

完全に、素人の方を騙している、詐欺師と同じか、大変無責任な対応です。

何しろ、依頼者の方が全く事実を分かっていない状態かつ、勘違いしている状態で、いきなり裁判裁判！弁護士弁護士！と言っても、全く意味がありません。

そちらについては、その理由なども合わせて、私にご契約いただいた段階で、詳しくご説明させていただきました。

なんにしてもそうなのですが、直ぐに裁判！裁判！とか、弁護士！弁護士！などといってくる相手は、絶対に信用してはいけません。

なぜなら、相談者が状況を殆ど分かってない段階で、そのような発言をするということは、自分は何も知らないし理解できないけど、裁判したらいいですよ！その代わり、コンサルティング料金を80万円請求しますと言っているようなものです。

相談する相手を間違ってしまうと、大変な異なりますので、ご注意ください。

更にお金をなくしてしまうだけではなく、詐欺師からお金を回収できる貴重なタイミングその物をなくしてしまう恐れすらあります。

そうなると、泣き寝入りをするしかありません。

 

今回の詐欺師から間接的に被害金額500万円以上回収する方法について。

直接的な回収が難しいのであれば、間接的な回収をするにはどうしたらいいのですか？といった話ですが、こちらは複雑であり簡単ではありません。

ですから、この場ではご説明しませんし、ご依頼を頂いても私はお受けしていません。間接的な回収というのは、金銭をもらって受ける必要が全くないためです。

こちらについては、気が向いたら、そのうちブログで公開していきますので、お楽しみにしてください。

 

最後になりますが、今回の詐欺事件の被害にあわれた方に対して、今後、ご自分がどうしたかを考えて行動することをお勧めいたします。

すでに終わったことはもうどうにもなりませんが、その後、どうするかは、やはり人間の本質に関わる問題です。

フェラーリやランボルギーニを所有したいといった、強い気持ちとそれを詐欺師に踏みにじれた気持ち。

その両方を解決できる対応をとらないと、最後までこの問題は消えることはありません。

※私は、フェラーリやランボルギーニ、マクラーレン等の車は所有していません。こういった車は、私のお客様やパートナーである取引先が所有しています。

よろしくお願いいたします。