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こんばんわ。
ブログMiMiです。
今回は、あまり意識をしていない人が多いけど、実はとても重要なパスワード管理の件についての続きを書こうかと思ったのですが、都合がいろいろありまして、別の話題にしたいと思います。
内容はすでにタイトルに書いている通りの話題です。
オトシンネグロ先生の仕事に対する姿勢のお話から学ぶものです。
本日、ヘッドハンティングをしていたオトシンネグロ先生が無事に到着したのですが、とても元気にパッキングされた水の中で泳いでいました。
オトシンネグロという魚は、結構水合わせにシビアな面がありますので、メダカやミナミヌマエビのように、いきなりネットですくって、ドボンと水槽に放り込むとそれが原因でショック死してしまう恐れがあるため、最低限の水合わせを必ず行います。
水合わせはとても簡単なのですが、時間が結構かかるため、手間な感じは付きまといます。
なぜ水合わせをしないといけないのか?そもそも水合わせってなに?
人間に例えたら分かり易いと思いますが、日本の埼玉県上尾市のマンションで全裸で生活をしていた日本人の女性を、どこでもドアでいきなりエベレストやK2、モンブランといった場所にワープさせると、あまりの環境の違いからショックで死んでしまったり、健康状態がとても悪化したりします。
実際にこんなことはできませんので、推測での話になりますが、このパターンだと、殆ど100%の確率で、死んでしまいます。
魚もこれと全く同じで、これまでと全く違う環境に対して、魚の意思では制御的ない、巨大な人の手によって勝手に別の場所に持ち込まれるわけですから、魚の視点で見れば、どこでもドアで知らない場所に強制ワープさせられてしまったのと同じような状態になってしまっています。
実際に、新しい場所に移動させられた魚は、新しい水槽の中に投入されるまでは、その水槽の環境がどうなっているのか全く分かりません。
その際の、元の場所、今の場所、新しい場所の違いからくる、あらゆるショックを抑えるために、少しずつ新しい環境に合していくのが水合わせといった行為になります。
この瞬間の人間は、魚から見れば、まさに神の一手を放っているといえるでしょう。
埼玉県上尾市から、30歳無職の女性をどこでもドアでいきなり、エベレストのヒラリーステップと呼ばれる最後の難所に飛ばすのではなく、その場所にあった服装や防寒着を着せてあげて、ベースキャンプと呼ばれれる、誰でも生存できるエベレストの一番下の部分に移動させて、少しずつ体を慣らして、ペースに合わせて登頂させていくのが、まさに水合わせになります。
オトシンネグロの水合わせについて
まあ、いつものパターンです。
時間がもったいないので、パッキングされたビニール袋ごと、60分位水槽に浮かべておきますが、時間は60分を超えていればよいので、それ以上は適当です。
ビニール袋の中が、温度差により曇ってきますが、そのまま放置。
あとは、バケツを持ってきていて、その中にビニール袋の水とオトシンネグロをすべて放り込みます。
その後は、気が向いたら、水槽の中の水をコップですくって、バケツの中にいっぱいずつ放り込んでいき、バケツの水が満タンになったら、バケツの中の魚をすくって、水槽に移動させるといった手順です。
この方法だと、手間もかからず、常時監視もいりませんから、気が向いたときに水合わせができますので、お勧めです。
注意点としては、寒い時はヒーターが使えますが、気温が高い夏場などは、この方法をするには、水槽のある場所ごとエアコンをつけっぱなしにしないといけない場合があります。
それほどたいした問題ではありませんが、そのあたりの注意は必要になるかと思います。
バケツの水を満タンにするまでに、一日かかってもかまいませんが、時間がかかりすぎる場合は、エアレーションをしておいた方が無難です。
バケツとコップだけあればよいですし、ずっと水槽の前にいなくても良いので、面倒くさがり屋の忙しい方にもお勧めです。
オトシンネグロ先生の仕事ぶりは見習うべき?
早速水槽に投入した、オトシンネグロ先生ですが、しばらくの間はびっくりしていたらしく、挙動不審な感じでしたが、3分くらいすると環境に慣れたようでした。
いきなり、水槽の苔を取るといった仕事を一斉に始めてくれました。
この仕事に対する姿勢は、まさにかつての日本人の鑑ではないでしょうか?
ただ、オトシンネグロ先生が日本人ではないといった事情はあまり関係なくて、かつての日本人を想像させるような仕事ぶりをしていることが重要になります。
こんなに働いてくれるオトシンネグロ先生のヘッドハンティング料金は、1000円程度ですから、費用対効果は抜群です。
しばらく苔を食べまくっていたのですが、その後はあっという間にどこかに隠れてしまいましたので、水槽の中に見当たらなくなりました。
働くときは働く、休む時は休むといったメリハリのある生活そのままですね。
こういった、仕事に対する姿勢は、謙虚に見習った方が良いのかもしれませんが、如何でしょうか?
ただ、オトシンネグロ先生にもいろいろと問題はあります。
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オトシンネグロを飼育する際の注意点とは?
オトシンネグロという魚は、物凄く体のサイズが小さい魚です。
どれくらい体が小さいかというと、大きくなっても3cm程度しかありませんので、小さなエビのレッドビーシュリンプと殆ど同じくらいしかないのです。
魚でこれだけ小さいと、いったい何が問題なのかというと、他の魚の餌になってしまう可能性がたいへん高いといった問題が真っ先に発生してしまいます。
基本的に、水槽の中というのは、ケンシロウが主人公の北斗の拳という世紀末の無法地帯漫画のように、そこには一切の法律などはなく、力の強いものが正義といった暴力が支配する世界そのままになります。
ですから、体が小さく力の弱い魚やエビというのは、同居の生態からいじめられるだけではなく、強い個体からは、餌として認識されることが普通であり、見つかればあっという間に食べられてしまうのです。
オトシンネグロについては、とても気が弱くて恥ずかしがりやな性格ですから、他の魚がいると、真っ先に苛められるような状態に陥ってしまいます。
餌も他の魚やエビに取られたら、それを取り返すことも簡単にはできませんが、この辺りは若干の個体差もあります。
体も小さく、他の魚に対抗する武器も持たないわけですから、あとは逃げるか見つからないようにするしかない訳ですね。
餌がなければ、苔を食べればいいといったオトシンネグロの食事に関しても、生き残るすべがあるのです。
同じようなプレコの仲間でロイヤルプレコといった、頭がとても大きくて、全身が鎧のような硬い体でおおわれており、成長すると60センチくらいになるオトシンネグロの生態と似たような魚がいるのですが、この魚は他の魚と違って餌は必要ありません。
ええ?魚なんだから、流石に餌を与えないと死んでしまうのでは?と思われるかもしれませんが、本当に餌を与えなくても全く死にません。
なぜ、餌が必要ないのか?といえば、ロイヤルプレコという魚は、流木を食べて、その食べた流木を、体の中でエネルギーに変換することができるちょっと変わった魚だからです。
他には、インペリアルタイガーといった名前で販売されているプレコも同じような特殊技能をもっていますのが、こういった魚は他にはあまりいませんので、知らない人も多いと思います。
まあ、大きな流木を水槽に放り込んでおくと、あっという間にかじりつくしてしまい、原型がなくなるくらいですから、流石に流木がないような環境であれば、ロイヤルプレコであっても、餓死してしまうんですけどね。
ロイヤルプレコの飼育水槽には必ず大きな流木が入っていますので、そういった水槽を見る機会があればぜひ見てみてください。
相当な大食いですから、巨大な流木を入れていても、本当にあっという間にカンナで削られてしまっている感じで、跡形もなくなります。
このロイヤルプレコは水槽の中ではとても強くて、成長すると殆ど天敵がいなくなるのですが、体の小さいオトシンネグロは事情が異なります。
そのため、周囲の風景に溶け込めるような体や擬態も含めて、クイックかつ動きがとても速い事と、他の魚とは少し違う、特殊な動きをできるといった唯一の防衛策を持っているのも特徴です。
これは、全て逃げるための特殊技能ですね。
そうでなければ、とっくに自然界で絶滅していたはずですから、今でも自然界で生き残っているということは、それなりの生まれ持った特殊技能は持っている訳ですね。
この部分も、人間に例えると結構参考になる部分です。
特別な技能を持っている人間というのは、他の周囲の人間が朽ち果てていくような状況になっても、生存できる可能性がたいへん高くなるという事実です。
分かり易くたとえれば、会社が倒産しても、特別なことができる人材は、いくらでも次の仕事があるという話と全く同じです。それがなければ、次はもうない訳ですからね。
メリットのある相手から、あなたは何ができますか?といった質問された際に、特別な技能や才能を持っているといえますか?
もし、これがその場で即答で言えない場合は、早めに何かしら言えるようになっておいた方がよいでしょう。
オトシンネグロ先生のように、黙っていきなり自分しかできない仕事をしてくれれば、見ただけでそれが分かりますが、人間でも全く同じです。
少しでも、将来的に淘汰されるようなリスクを持っている場合は、それを事前に塞ぐことも大切ですし、才能があれば、早い段階でそれを伸ばすことも必要です。
こんな感じのオトシンネグロ先生ですが、なぜ今まで導入していなかったのか?といえば、それは大人の事情です。
また、オトシンネグロ先生はどんな水槽の汚れも綺麗にしてくれる訳ではありませんので、限界はありますが、最初から綺麗な水槽であれば、見た目のそれを維持してくれるには、十分な仕事をしてくれますので安心できます。
本日は、仕事に対する姿勢は評価せざるおえないくらいのオトシンネグロ先生登場についてのお話でした。
よろしくお願いいたします。