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コミックマーケットにお客さんはいないの意味?|コミケの疑問

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こんにちわ。

ブログMiMiです。

本日から、お盆休み初日恒例のコミックマーケットが開催されているようです。

開始日が毎回、東京湾大華火祭と重なっているので、この時期にはお台場近郊は大変な人が集り、道路から公共機関から全てが大混雑をします。

警察車両も、天皇陛下がいらっしゃるさいの、皇居の前くらいの数が停車していますので、その凄さが分ると思います。

気温も35度くらいありますから、大変暑い中、沢山の人が川を上る鮭のように、日本中から東京ビッグサイトに集ります。

コミックマーケット(コミケ)とは何か?

元々は同人誌の販売を行なうイベントだったようなのですが、次第に規模が大きくなっていき、現在では日本で最大の人数を集客している、季節の変わり目のお祭りのようなイベントになっていますので、名前くらいは聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?

年に2回、東京ビッグサイト全館を貸しきって行なわれるイベントです。

あの、東京ビッグサイトを全館貸し切るイベントは、コミケ以外には存在していませんので、コミケの認知度が如何に規模が大きく、本当に沢山の人が集るイベントである事が分ると思います。

主催者発表で、毎回50万人くらいの参加者がいると発表されているのですが、どう見ても過少申告だと思われます。

コミケの参加人数は本当に半端ではありません。

なにしろ、どうやって来場者をカウントしているのか?それすら疑問なのですが、恐らくは消防法の限界人数以下で、適当にカウントをすれば良いといった、考えではないでしょうか?

そうしないと、東京ビッグサイトを借りれなくなってしまうからだといわれています。

こんな感じで、コミックマーケット(以下コミケ)は毎回開催されています。

 

コミックマーケットにはお客さんはいない謎?

よく言われるのが、コミケにはお客さんはいない、全員が参加者であるといったお話です。

これの意味が分る人はいらっしゃるでしょうか?

実際、コミケとは全く関係ない生活を行なっている人であれば、全く意味が分らないと思います。特にビジネスを行っている人であれば、なおさらですね。

お客さんがいないのに50万人も集って、東京ビッグサイトでいったい何をやっているのか?

そもそもどうやって運営できているのか?等、謎は次から次へと出てくるでしょう。

こちらについてご説明していきます。

私は、コミケの立ち上げメンバーでもありませんし、運営責任者でもありません。

あくまで、私から見たコミケのお話になります。

コミケを最初に立ち上げた方は、数年前に既に他界されており、その後は、引き継いだ人たちがコミケの運営をしていると思うのですが、このコミケにお客さんは存在しない、全ての人が参加者であるといった考えは、大変優れているものです。

立ち上げ当初は、そういった考えの元で、かつては大変マイナーで資金力のない人が制作していた同人誌を、よりよい文化にして行こうといった考えですね。

この場合は、参加者の人が自分はお客さんなので、金を払うんだから、徹底したサービスをしろでは、当時のコミケそのものが成り立たなかったのではないかと推測されます。

なにしろ、同人誌に対する環境は、現在と比べても相当悪かったはずです。

そうやって、少しずつ、同人誌の販売会を安定したものにしていき、それがあるタイミングで極端に大規模になって現在の状況に至っているわけです。

コミケ設立当初はこの考え方は大変優れており、参加する方もそれにふさわしい方が大半を占めていたのではないでしょうか?

それが現在は、どうなってしまったのか?

 

正直言って、コミケにお客さんはいないといった考え方そのものが、コミケの運営実態とかみ合わなくなってきています。

今後、このまま規模が大きくなると、あらゆるリスクが関連しており、コミケの開催自体が出来なくなってしなうのではないかと思ってしまうくらいです。

その象徴的なものが、企業ブースの存在です。

企業ブースとは、コミケで発売される同人誌の元ネタの版権を持っているアニメ制作会社や、ゲーム製作会社等が、グッツ等を販売するために、コミケの中で一部のスペースを陣取って営利活動をしているブースです。

一部のスペースといっても、東京ビックサイトの特定の部屋を全て貸しきっているわけですから、大変広いスペースがあります。

同人誌の販売を行なっているブースとは完全に隔離されており、本当に企業のみが集っているスペースです。

この企業ブースの出展者は、当然、株式会社と呼ばれる、営利目的の企業です。

株式会社があからさまな営業活動を行なっているのに、コミケにはお客さんはいないといった理屈が通用するはずがありません。

これは、世界中どこにいっても同様です。

そんな、お客さんがいないと断言している株式会社があるのであれば、見てみたいくらいです。

また、コミケ期間中に、アニメの限定グッツを多数販売するのですが、それを目当てにした人が、コミケの運営や周辺住民等に対して、相当な迷惑行為をかけるのが当たり前のようになっており、既に問題と認知されています。

この限定グッツの販売手法こそが、最悪のマーケティング手法を使っており、コミケに参加しいてる企業ブースの経営レベルが分るくらい酷いものです。

本来、ブランド及びクライアント様を大切にする企業が販売する限定グッツは、本当に付加価値をつけており、一部の優良顧客にしか販売しませんし、簡単に転売など出来ないような手法をとっています。

 

しかし、コミケの限定グッツは違います。

転売や他の人に迷惑をかけても、購入してもらえればよいといったタイプの物が多数を占める状態です。というよりも、転売してもらった方が都合が良いのです。

これはどういった意味なのか?

例えば、あるアニメ作品があるとします。この限定グッツをコミケで販売する事により、それを転売する人たちが多数出てきます。

というよりも、最初から、転売される事が殆ど前提です。

すると、ヤフーオークションなどで、100万円とか50万円とか、とんでもない値段が付き、これがネタになり、あちこちのブログなどで取り上げられます。

更に、それをする事によって、このアニメ作品が連鎖的に宣伝される事になり、BDやDVD等の売り上げが上がるといったものです。

このマーケティングセールス手法は、クライアント様を大切にする類のものではありません。クライアント様から如何にして多額のお金を巻き上げるかといった手法そのものです。

まともな企業であれば、こういった手法は絶対に使いません。

AKB等と同じで、アニメ業界の人は、同じCDを何枚も購入させたり、必要ないアニメグッツなども、多額で売りつける行為が当たり前のようで、業界そのものがまともではないといっても問題がないくらいです。

こういった企業ブースが年々増加してしまい、コミケ本来のコンセプトを破壊してしまっているのが現実です。

ここまであからさまな営利活動を株式会社が行なっているのに、お客さんはいないなどといった考え方が、コミケ全体として通用する訳がありません。

マーケティングや経営コンサル系のプレゼンで、この主張を通せる人がいるのであれば、やってみると良いでしょう。先ず絶対にいないでしょう。

しかも、コミケの企業ブースが販売しているグッツは、粗悪品で暴利を稼ぐ、カルト宗教が行なっている物販に大変近いものがあり、それがアニメグッツに変わっただけのようなものです。

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純粋に同人誌の販売を行なっている人たちにはお客さんはいません。

コミケ創業者の思想どおりに、現在に至っても純粋に同人誌を販売している人たちからすれば、コミケにはお客さんがいないといった考えは、現在においても、ものすごく適正です。

本来のコミケは、こういった活動をしいている人たちの為に、更には、それを見て、自分たちも今後こういった活動をしたい人たちの為に存在するものだからです。

悪質な販売行為を行なっている企業ブースの関係者が、いくら奇麗事を並べたところで、全てが自己都合な話にしか聞こえませんが、純粋に同人誌を販売しているサークルの人たちが話す言葉は、全てが真実に近いものです。

 

コミケにはなぜ、性犯罪者や頭のおかしい人が沢山集るのか?

この話も良く聞くのですが、これは完全な誤解と偏見が生み出したものです。

事実ではありません。

同人誌に対する偏見はいつの時代もあるのですが、コミケに性犯罪者やおかしい人が沢山集る理由とイコールではありません。

コミケにおかしい人が沢山集る理由はただ一つです。

短期間のイベントで、50万人以上もの人が集ったら、確率の問題で必ず一定数のおかしい人があつまるからです。

これは、運営側でどうする事も出来ません。

盗撮や痴漢、強盗や傷害事件、深夜徘徊や器物損壊等、問題を挙げれば霧がありませんが、これは必ず一定確率で発生するバグのようなものです。

唯一実現可能な対応策は、入場料金を上げる事により、参加者の制限を行う事くらいしかありません。ただし、これは本来のコミケの目的とは相反する行為になりますので、実現される事はないでしょう。

また、既に規模があの巨額詐欺事件を起こした、安愚楽牧場のように巨大化しすぎており、物理的にも不可能です。

ただし、こちらも企業ブースが一部問題を引き起こしています。

それは何かといえば、アニメのキャラやエロゲーのキャラのイラストが描かれた大きな紙袋を配布している事です。

これが、以前からあちこちで問題になっています。

単純な紙袋にすれば良いのですが、企業ブース側からすれば、電車の中でも相当目立つ袋にしておけば、大変な宣伝効果がある為、毎回過激ともいえる女性キャラクターの裸に近いようなイラストを使った紙袋を採用しています。

一部、法律に触れるのではないかと思われるもの出てくる始末ですが、これがまたブログやサイト等で話題になり、アニメ作品の宣伝に繋がっているといった状態です。

企業ブースはここでも、コミケのコンセプトを破壊している訳です。

これが更なる問題を引き起こしています。

 

東京ビッグサイト近郊は20年前とは全く変わってきている事情。

コミケが始めて東京ビッグサイトに会場を移転した際には、その周辺には本当になりもありませんでした。

私も、当時は10代の学生だったのですが、東京駅から200円で移動できる直通バスで東京ビッグサイトに移動していたのを覚えています。

本当に周辺には何もない状態で、広場に都営バスが沢山留まっていたのを覚えています。

しかし、現在は、東京ビッグサイト周辺は、住宅地区のように再開発が進んできており、過去のような状態ではなくなっています。

大型のタワーマンションが次から次へと建設されており、それにあわせて普通の一般人の方が東京ビッグサイト周辺で多数生活をしているような状態になっています。

現時時点で、更に大型のタワーマンションが建設されています。

これが意味するものは?

東京ビッグサイト近郊も、通常の生活圏になりつつあるという意味です。

当然、小さな子供も沢山いるのですが、ここで成人男性が、コミケの企業ブースで配布される如何わしい紙袋を多数持って歩いていたらどうなるでしょうか?

子供からすれば、自分の体の何倍もある成人男性がいるだけで、恐怖感を感じる事がありますが、これに関しては仕方ありません。

問題は、その成人男性が、アニメの女性キャラ、エロゲーの女性キャラの如何わしいイラストが書かれた大きな紙袋を多数ぶら下げて、集団で歩いているのを見た場合です。

それも、一人や二人ではありません。次から次から、そういった怪しい成人男性がうろついている状態です。

当然、子供の感覚では、何で、成人男性が女性のイラストが書かれた紙袋を持っているのだろうと疑問に思いますし、裸に近い女性のイラストであれば、更に疑問に感じたり恐怖心を感じたりします。

実際に、私もそういった現場を何度も見ていますが、子供をつれているお母さんは必ず、子供を引っ張りながら、このような話をしています。もしくは、見てみない振りなどをしています。

「○○ちゃん、あんなものを、みちゃ駄目よ」

この光景は、何度見たか分りません。

小さな子供からすれば、如何わしいアニメキャラの女性が描かれた紙袋を持ってあるいている成人男性は、風の谷のナウシカの巨神兵が、自分のママの下着やブラジャーを、頭に被って粗末な下半身を露出して歩いているものに近いと思ってください。

それほど、恐怖心を感じる存在であると言う事です。

エロゲーの女性キャラの紙袋をぶら下げた成人男性本人は、興奮状態であり、自分たちがやっている事は全く問題ないと思っているかもしれませんが、それを見た周囲の人たちからすれば、異常な人たちです。

当然、子供と母親は自宅マンションで、父親とこの話をする際に、どういった話をしているのかなどは、誰にでも分ると思います。

これが、年々周辺住民などに浸透して行ったらどうなるでしょうか?

 

コミケの運営をされている人

私のクラアント様でも、コミケの運営に関わる人が多数いますが、お話をすると本当に大変苦労をされてきているようです。

今度、問題を起こしたら、もう後はないじょうたい。

なんだか、不祥事を起こしまくっているNTTドコモが総務省から注意されている際の、状況に似ています。

コミケ本来の、お客様はいない、全員が参加者であるといった、創業された方のブランドコンセプトに沿った運営をするには、このままでは良くない方向に行ってしまうのではと思います。

企業ブースは、コミケから隔離して、本来の同人誌の即売会だけのイベントにすれば、運営に多大な迷惑をかけている転売行為をする人たちや、怪しげな紙袋を持った人たちが、周辺を徘徊する事もなくなりますので、やはり企業ブースの今後を真剣に考えるのが良いのではないでしょうか?

コミケにお客さんはいないと真剣に話している人、コミケのサービスが悪いと真剣にクレームをつけている人、これは現状では、どちらも正しい事を言っている状態ですから、現状のコミケの運営そのものが問題があると考えるのが普通です。

状況の全体を把握すると、どちらの言い分も正しいのですが、一部しか見ていない人や、自分の主観のみを主張する人は、必ずこのコミケのお客さんはいない話になると、自分の都合のみで話をする傾向が強くなります。

ここまでコミケの規模が大きくなると、運営そのものが大変難しくなってきますが、なるべく早く対策をしておかないと、更なる問題を引き起こすかもしれません。

企業ブースを排除しなくても、コミケ創業者のコンセプトを守る方法はいくらでおあるのですが、参加している企業ブースにはそういった考え自体ありませんから、意味が無いのでここでは取り上げません。

純粋にコミケで同人誌の販売をされている方は、今後もお客様はいないくて、みんなが参加者であるといった、コミケ本来のコンセプトを貫いて欲しいと思います。

他にそのような大規模イベントはないのですから・・・。

よろしくお願いいたします。


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