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こんばんわ。
ブログMiMiです。
先週から、重度の風邪で寝込んでしまっていたのですが、お蔭様で現在は、無事に回復の傾向にあるため、本日は差し入れを頂きました。
早く回復を祝ってとの事ですから、とても嬉しい限りです。
いつも、お気遣いありがとうございます!
悪化した風邪は、その高山病のような症状からは、幾分と回復しており、後は頭痛や多少の鼻のつまり、だるさや倦怠感が残っているくらいです。
だるさに関しては、一週間くらい寝込んでいたのが原因だと思います。
ここ最近、走り込みを行っていませんので、これは、またウエストが危険な状態になりつつあることを意味します。
年末年始の暴飲飲食から、既に一ヶ月経過したのですが、結局、本来の体系になっておらず、風邪でまた太ってしまったのではないか?と言った感ですが、こればかりは仕方がありません。
そもそも、風邪がここまで悪化したのは、初期状態の風邪を無視して、普通に運動をしていたのも原因ですからね。
3月までには、本来の体系に戻していきたいと、再度思っているところです。
目次
その名はアカイサキ!
それで、本日は、嬉しいことに差し入れをいただいたのですが、その食材の名前は、アカイサキといいます。
ただし、実際には、アカイサキを知らない人の方が多いのではないでしょうか?
正直言って、今回、この名前は、私もはじめて聞きました。
私は、さまざまな特殊な食材などについても、それなりの経験や知識があるのですが、このアカイサキは初めて聞く名前です。
恐らくは、これまで食べたことはあっても、一本丸々の姿で見たの初めてであり、その名前を聞いたのもはじめてであるといった感じです。
ちなみに、アカイサキというのは、海の魚のことです。
名前のとおり、見た目もそのまんま赤い魚になりますので、イメージ的には、大きさ的もキンメダイのような感じだと思ってください。
さらに、キンメダイは実は名前とは裏腹で、鯛の仲間ではなく、深海魚であることを知っている人はいらっしゃるでしょうか?
深海生物は、普通よりも目が大きいのですぐに判別がつくのですが、興味のある方は調べてみて下さい。スーパーでも普通に売られているキンメダイの目は他の魚よりも遥かに大きいはずです。
本日の差し入れは、アカイサキの一本モノ、数匹ですので、こちらを調理していくことにしました。
アカイサキってどうやって食べるの?
そもそも、アカイサキという名前は、本日はじめて聞いた魚ですが、その名前からして、イサキという有名な高級魚の仲間であると判断は出来ます。
イサキであれば、お刺身であったり、煮付けなどが有名な料理ですが、実際にアカイサキをみたら、どう見てもイサキの仲間には見えません。
個人的には、そのボディや質感からして、コブダイやベラの仲間のような印象ですし、私の地元では、コブダイやベラは一切食べません。
体調も30センチくらいの大きさで、頭が大きく、持った感じは結構重量感がありますので、やはりコブダイの子供が赤くなったような感じです。
スリムで茶色とシルバーのストライプが美しい、普通のイサキとはちょっと違うのでは?と判断して、煮付けはやめにしました。
サイズも30センチくらいですから、普通に大きいので、そのままから揚げにして、あんかけもいいかな?と思ったのですが、この大きさの魚をそのままの姿でから揚げにするには、大量の油が必要になります。
手元にある、二リットルくらいの油では全く足りませんので、断念。
魚の丸まる一匹から揚げというのは、強い大量の油で、一気に揚げるのが基本ですからね。
60センチくらいある、食用の鯉のから揚げなどは、見た目もとてもダイナミックですが、それを作るのがとても大変なのです。
その為、姿焼きのような、から揚げのあんかけも今回は中止。
だとすると、どうしたものか?と思って、ネットでアカイサキを検索して見ましたが、殆どレシピなどがヒットしません。
それくらい、認知度の低い魚のようです。
反対に、普通のイサキであれば、うっとおしいくらい、検索でヒットします。
かろうじて少数見つかった、アカイサキのレシピをネットで調べてみると、この魚はとてもマズイと沢山書かれているのが目に付きました。
ええ?これってマズイの?と差し入れをしてくれたクライアントに聞いてみたのですが、そんなはずはなく、普通にうまいはずとの事。
だとすると、ネットに書かれている情報が間違っているといった話になりますが、元々あてにはしていませんので、あくまで参考程度です。
ネットで配信されている情報は、基本的には参考程度にしておき、実際に自分で確かめないと、その事実は正しくないものを信じてしまうことにもつながります。
これが、会社の経営に関わる話であれば、下手をすれば、会社が倒産をして、経営者は自殺をしないといけなくなる場合もあります。
必ず、事実は自分で確認するか、信頼できる人に聞くようにしましょう。
なにしろ、このアカイサキは業務用として料亭に流通しているものです。
それを、クライアントが、そのまま盗んできたのか、もらってきたのか知りませんが、その品質で私のところに差し入れてくれているものですから、不味いはずがありません。
必ず、おいしい食材のはずですから、それを確かめることにしました。
それで、今回のメニューは以下のようになります。
(1)アカイサキの刺身 しょうゆ、わさび、ポン酢、ねぎ、薬味
(2)アカイサキのしゃぶしゃぶ 長ネギ、しめじ、木綿豆腐、つくね、牛肉、薬味、ダシ一式(鳥系)
(3)アカイサキの鍋 長ネギ、しめじ、木綿豆腐、つくね、牛肉、薬味、ダシ一式(鳥系)、白ご飯、卵
特に、アカイサキの刺身は不味くて食べれないといった情報が目に付いたので、こちらは確実に確認しておかないといけません。
ちなみに、今回のしゃぶしゃぶと、鍋はよく似ているのですが、実際は殆ど同じですというよりも、全く同じです。
その違いは、切り身の厚さと大きさくらいで、だしの出ているアツアツのなべに投入してから、熱して食べることには変わりはありません。
その為、同時に試すことが出来ますし、違いはタレくらいですね。
それでは、早速、アカイサキを捌いていきます。
当然ですが、差し入れのアカイサキは30センチオーバーの一本モノですから、スーパーのパックのように切り身状態ではありません。
本当にゼロから調理を行います。
私の調理環境は、生ごみを一切保管しなくてよいので、それが大変便利ですし、もう、生ごみを保管しないといけない環境には戻れません。
調理したら、すぐに、生ごみとはおさらばです。
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アカイサキを普通の包丁で捌いてみた
病み上がりの体に鞭をうって、アカイサキを捌くのですが、正直言ってものすごく疲れます。
この魚は、とても身が硬く引き締まっており、脂が全くありません。
淡白な感じのあっさりした身で包まれた魚ですから、身の繊維がとても硬く、私の使っている普通の包丁では、簡単に裁く事が出来ません。
もう少しよいプロ用の包丁を手配した方がよいのでしょうけど、それも面倒くさいので、あえて普通の包丁を使っています。
以前は、凄いいプロ用の包丁を使っていたのですが、私が本来の使い方ではなく、無理やりキャベツのみじん切りをしていたら、包丁が真っ二つに折れて、飛び散ってしまい、危うく顔にささりそうになったこともあります。
ですから、私の調理レベル程度であれば、その辺の包丁で十分かなと・・・。
うろこを、包丁とジャガイモの皮むき気で、一気に落としていくのですが、このときの匂いが独特でキツイ。
このアカイサキは、うろこと身の間に、特有の匂いがあるようですし、うろこが独特で、そこらじゅうに飛び跳ねており、一度、空気に触れたうろこは、丸みを帯て立体的になって散らばっています。
掃除が大変だなーと思いながら、一気にうろこを取り払っていきます。
そして、うろこを落としてから、三枚におろすのですが、包丁が簡単には動かない。
このアカイサキは、本当に身がびっしりとしまっており、とても硬いですので、下手に力を入れて怪我をしないように要注意ですね。
切れない包丁の方が危ないとはこのことですが、切れる包丁を持った私のほうがもっと危ないので、これでよいのです。
そんな感じで、アカイサキを全て、三枚におろしたのですが、身だけ取ると、なんか、量がとても少ないような気がします。
アカイサキは、背骨がとても太くて、頭が大きいため、実際の身がとても少ない魚のようです。内臓も大きいため、本当に身だけになると、少ない感じです。
まあ、二人分ならこんなものかな?とおもいつつ、念のため、鍋に牛肉やつくねもしゃぶしゃぶと鍋に、追加できるようにしておきました。
もちろん、大量の野菜や豆腐なども、当然鍋やしゃぶしゃぶで使います。
捌いてみれば、普通の脂分の無い淡白な魚ですから、鍋にするとおいしいのでは?、刺身もいけそうな気がします。
うろこをおろすときに、特有の匂いは既にありませんので、ご安心を。
おろしたアカイサキを刺身で食べてみた
不味い不味いと、散々ネットに書かれていたのですが、全くそんなことはありません。
アカイサキのお刺身は普通においしいです。
しょうゆとわさびよりも、ポン酢とねぎ、薬味と食べた方がおいしいですね。
これを、不味いといっている人は、食べ方を間違っているでは?
そんな感じですが、実際にこういった、アカイサキのような癖のある魚は、水揚げされた場所により、全く味が異なる場合が普通にあります。
素人の方が、適当に釣ってきて調理して食べるのと、きちんとした料亭が使っているアカイサキを、そのまんまもらってきて食べるのとでは、結果が全く異なる場合があるという単純な話ですね。
後者の方がよいのには越したことはありません。
アカイサキの刺身が不味いといっている方は、一度、正しいアカイサキを食べた方がよいかもしれません。
次に、アカイサキをしゃぶしゃぶで食べてみた
お刺身が普通においしかったので、アカイサキをしゃぶしゃぶで食べてみたのですが、これも普通においしいです。
箸で、アカイサキの切り身をつかんだまま、だし汁につけると、だんだん湯がいてくるのですが、ころあいをみて、その身を引き上げて、ポン酢と薬味のお皿につけて食べていきます。
おおー!、これは、うまいぞ!
感覚的には、まともなアンコウ鍋のような感じです。
ネギや、シメジ、豆腐などと一緒に食べても普通にいけます。
アカイサキの切り身をお湯につけると、身がプルプルしたゼラチン質のよな状態になり、皮が引き締まって、湯気が出てきます。
この半生の状態で、ポン酢で食べると、とてもおいしい。
つくねや牛肉などよりも、アカイサキのほうが遥かにおいしいですね。
脂身がありませんので、カロリーも低そうですので、ヘルシーでしょうし。
どんどん食べていきます。
最後の鍋なのですが、しゃぶしゃぶの途中から、自動的に鍋になったため、厚く切った切り身を、既に出来上がっている鍋にそのまま放り込みます。
完全にアカイサキの切り身に火が通ってしまうと、身がぼろぼろ崩れてしまい、箸でつかみにくくなりますので、なるべく火が通る前に、箸でつかんで食べた方がよいかもしれません。
このあたりは好き好きな話ですね。
しゃぶしゃぶと違い、厚く切った、アカイサキの切り身は、皮もプルプルになっており、とてもいい感じでおいしく頂きました。
つくねや牛肉は、アカイサキのダシになってしまったのはいうまでもありません。
凄いぞ、アカイサキ!
流石の私も、初めて聞く名前の魚でしたし、解体したのも初めてだったわけですし、ネットでは散々不味いとかかれていた、アカイサキですが、その正体はとてもおいしい魚でした。
これがあれば、刺身と鍋で、仕事もプライベートも話が進む位の、お勧めの一品です。
アカイサキをおいしく食べれば、話もはずんで、身も心もとろとろになった、かわいい女性が、簡単に下着を脱いでくれるかもしれません。
ネットなどで書かれている情報を鵜呑みせずに、プロや正しい知識を持った人から、直接指導をしてもらったり、自分でその事実を確かめる事がとても大切であることは、アカイサキのお話でも分かるかと思います。
きちんとした料亭で、仕入れている食材は、常にまともですので、不味いはずがありませんが、同じアカイサキでも、素人がその辺で釣ってきて、正しい処理や調理をしていない場合は、本来の結果とは異なりますよーと言ったお話です。
更に、風邪の回復にお雑炊を作ります!
アカイサキの鍋も、終盤に差し掛かってきた頃には、最後のお雑炊を作ることになります。
マラソンで言えば、最後の競技場に帰ってきた頃くらいでしょうか?
これまでの全てのダシがいい感じで出ている鍋の中に、アツアツの白ご飯を一気にぶち込みます。
うーん、白ご飯がすぐに鍋になじんで、ぐつぐついっていて、とてもいい感じです。
更には、薬味と卵を溶かしてから、アカイサキのお雑炊の完成です。
当然、おいしく頂きましたが、これは、消化もよく、とても栄養がありそうですので、できれば、風邪を引いているときに食べたかった一品になります。
おかゆとぞうすいは、恐らくは似たようなものですから、消化もよく、栄養価もありますので、風邪の治りもよくなりそうです。
普段から、風邪の際には、そういった料理を作ってくれる人と仲良くなっておいたほうがよいかもしれませんね。
ただ、風邪のときに、第三者にそういったことを依頼すると、無抵抗ですから何をされるか分かりませんので、その辺が要注意です。
普段から、欲求不満の女性はこういうときはとても怖いですからね。
よろしくお願いいたします。