Blog MiMi

偽りの上流工程|システム開発の派遣と偽装請負の末路と転職

スポンサードリンク



こんばんわ。

ブログMiMiです。

最近ご相談の多い、システム開発における派遣及び、偽装請負についての転職と起業のご相談の続きです。

システム開発の上流工程の肩書き、いわゆるマネージャー相当の肩書きを持ち、派遣や偽装請負といった形式の契約でシステム開発の仕事をしている人は相当な数存在しています。

しかし、こういった仕事をしている、全ての人に言えることなのですが、派遣や偽装請負で仕事をしている時点で、本当の上流工程の仕事は全く行なっていません。

完全に、ご自身の肩書きと、本当の実力や状況を勘違いしてしまっています。

これは、大変危険な状態であるといえますし、ご相談いただいている、大手外資系などへの転職や、新規事業立ち上げの成功など絶対にありえない状態です。

リストラされる際に真っ先に対象になるのは、このポジションの方です。

そもそも、発注元の企業は、なぜ偽装請負で派遣会社に仕事を依頼するのでしょうか?偽装請負ですから、派遣会社なのに派遣の契約ですら依頼はありません。

この理由は、自ら事業経営を行なっていれば直ぐに分ります。

逆に言えば、他人に使われた事しかなく、事業経営を一度も行なった事のない人には絶対にわからない事になります。分らないから、いつまでも偽装請負で仕事をしなければいけない状態になっている方が殆どになります。

それでは、早速の回答ですが、発注元の企業が、派遣会社に対して偽造請負の契約でシステム開発の依頼をする理由は、一つしかありません。

それは、安く使える人材であるからです。

これ以外に、システム開発の仕事を偽装請負で依頼する理由は全くありません。

本当に優秀な人材に依頼する際には、経営に関わるような経営層から直接、経営コンサルタント扱いの待遇で、仕事の依頼や相談などのやり取りを行なうのが普通です。

発注元が対等以上の人材であると認めた場合は、必ずこのような契約体制になります。当然、スキルシートや面接などは一切ありません。それほどの影響力や支配権をもってプロジェクトに参加する事になります。

当然、単価も桁違いに高くなりますし、中抜きされる事はありません。

また、経営コンサルタントは予算がいくら掛かるかを、発注元に確認して、請求するのが普通です。自分の好きな請求金額で請求できる事がポイントです。

しかし、偽装請負の契約の場合は、そのようなことは一切ありませんといいますか、まず出来ません。そのような権限も権利も全くないからです。

全てにおいて、派遣元の派遣会社から一方的に報酬を提示され、派遣先の経営権のない課長や部長程度の人材相手に面接を行い、偽造したスキルシートを提出して、プロジェクトに参加するといった流れで仕事を請け負います。

それで、偽装請負を行ないながら、毎日仕事をこなしていく訳です。

一見、上流工程に思えても、実際には上流工程ではなく、更には既にシステム開発の仕事ですらなくなっているのが、偽装請負や派遣社員の現状です。

こちらについて、更に詳しくご説明します。

システム開発を行なっているのに、システム開発の仕事をしていないとはどういったことでしょうか?

それは、偽装請負でシステム開発の仕事を行っている人は、おおよそ、長期間にわたって偽装請負の仕事を行なっているはずです。

職場は変わっても、毎回面接をして、言われた事を淡々と行なう日々。

しかし、システム開発の上流工程を行なっているのであれば、ポジションがシステム開発の上流工程の求人を出している企業でしたら、本来はどのような会社にでも転職が可能なはずです。

システム開発の上流工程が本当に行なえる人材は、どこの企業も大変欲しがっているからです。このクラスの人材が、慢性的な人材不足であることは世界共通です。

ですが、残念ながら、偽装請負でシステム開発を行っている人材を、快く採用してくれる企業など全くありません。全て書類選考で落とされる事になります。

これは、既にシステム開発の仕事で転職が出来ない事を意味します。

偽装請負の仕事は、その仕事の内容に関わらず、実は、工場と同じ流れ作業の一環にしか過ぎないからです。

本業で、どこにも転職する事が出来ない人が行なっている仕事は、既にシステム開発ではなく、単純な流れ作業であるといった事実を知ると、ご自身の本当の現実が分ると思います。

また、日本企業と大手外資系企業でも、システム開発の採用基準は異なりますが、どちらがよいかは人によって異なりますし、能力や適正も関わってきます。

長期間にわたって、システム開発の偽装請負を行なっている時点で、既に、将来性は、全くなくなっている、もしくはなくなってきているという事を理解してください。

今の状態が人生の最高地点であり、報酬もベストであり、将来性は皆無であるのが偽装請負の宿命。

最悪の場合は、今後の社会情勢や経済情勢の影響で、今の偽装請負の仕事すらなくなってしまいます。それほど、周囲の環境に左右されやすい雇用形態なのです。

もし、今のシステム開発の仕事がなくなった場合、どうされますか?

実際問題として、もう、どうにも出来ませんよね?

本物のマネージメント能力が全くないから、偽装請負の仕事を行なっているわけです。これは、新規事業立ち上げなどの起業を行なおうと思えば、もっと難しい状態になってしまう事を意味します。

スポンサードリンク




偽装請負でシステム開発の仕事をしている方からの相談は、ハイエンドの転職か、新規事業立ち上げの成功のどちらかが殆どですが、実際にはどちらもほぼ確実に難しいのが現実です。

自分が行なっている仕事の対価すら請求することが出来ない時点で、まともな経営者は相手にする事がない人材になっているからです。

それでは、偽装請負でシステム開発の上流工程を行なっている状態では、将来性は全くないのでしょうか?

将来性については、大変厳しいといえるでしょう。なにしろ現状が最高地点であとは如何に落ちていくのを防ぐかになるだけですから。

今後を変えたい方に対する、アドバイスは二つしかありません。

一つ目は、今の状態を維持するために、生活レベルを下げて、とにかく人に頭を下げる練習をする事。それ以外は全く意味がないからです。

二つ目は、現状を理解して、経営企画の仕事を独自で始めていく事。

この二つだけですが、どちらがよいといったものではありません。個人の主観や理想により、好きな選択を行なえばよいだけです。

日本という国家が、世界でも先進的なポジションにいられる理由は、こういった偽装請負や派遣で、その現実を理解できずに仕事をしている人が沢山いるためです。

日本の将来の為に、偽造請負を続けてもらい、今後も犠牲になってくれている人だと思ってよいでしょう。

ですから、日本の為に犠牲になる覚悟があり、才能も今が限界点であると自覚されているのであれば、偽装請負の仕事こそが、天職であるといえます。

逆に、ご自身に才能があると思われる方や、今のままでは不満があると思われる方は、偽装請負から抜け出し、マネージメントの能力を身につけた、システム開発者になるしかありません。

このどちらかです。

私にご相談いただく方は、必ず後者を選択します。

まあ、当たり前だと思います。

最期まで、他人にいいように使われてしまっては面白くもありませんし、収入も下がる一方で、誰も保障もしてくれず、ご自身も全く能力が通用しない訳ですから。

しかし、偽装請負を行なっているシステム開発者は、その思考そのものが全く出来ていないことが殆どですので、少しずつ時間をかけて、マネージメント能力を身に伝行くような指導が必要になります。

基本的には、何をしたいのかをお聞きして、私の方でご相談者様の能力や適正を確認しながら、総合的なコンサルティングを行なっています。

3ヶ月スパンで、能力の適正などを見ていきますので、なるべく予算なども掛からないようにしています。

派遣や偽装請負で日々頑張っている方は、一度冷静になって考えてみるとよいでしょう。本当にこのままでよいのだろうかと。

いずれ、もっと効率がよく若くて安い人材が増えてきたら、いずれは今の仕事すらなくなってしまうか、極端に安く請けるしかなくなります。

システム開発の仕事自体がなくなることはありませんし、偽装請負の仕事もなくなることはありませんが、経営コンサルタントの仕事もなくなることはありません。

プロジェクトの際に、ご自身がどのポジションにいるのかを考えてみるとよいでしょう。

結局最後は、個人の持っている特殊技能が全てになります。

システム開発に限らず、どの業種でも同じ事であり、必要な相手であれば、対等以上の立場で接してくれますし、別にそうでなければ、経営権のない部下に相手にさせるのは当然ですね。

経営権を持っているクライアントが、私の事を一切相手にしてくれないといったご相談も多数頂いていますが、偽装請負や派遣で仕事をしている人に対して、経営層がまともに相手にする事は絶対にありません。

また、仮に経営層と話す機会があっても、全く話がかみ合いませんから、よけに相手にしてくれなくなるだけです。

システム開発の現状を回避して、本当の上流工程の仕事を行ないたい方は、お気軽にご相談ください。

システム開発を業として、今後、本当の上流工程の仕事をしたいと思っても、こちらには年齢制限があります。

なぜなら、システム開発の仕事をしている時点で、必ず誰かに雇われて仕事を行なっているからです。日本企業で35歳。外資系企業で45歳が目安です。

外資系企業のほうが年齢が緩いから簡単では?と思われるかもしれませんが、全くの逆で、外資系企業の方が相当高い能力を求められます。

日本企業に転職できないような人材では、まず相手にされる事はありませんし、派遣や偽装請負を行なっている人が、レジュメを書けるとは思えませんので、まず無理な転職です。

この制限年齢を超えてしまうと、今度は、何らかのマネージメント能力を持っている事が必須になり、更にはシステム開発の上流工程の能力は持っていて当たり前の能力になってしまいます。

多くは、生産管理のプロダクトマネージメント、販売管理のセールスマネージメントのように、売り上げや経営に直結した、高いマネージメント能力と折衝能力が求められます。

システム開発の偽装請負を行なっている人と、如何にレベルの違う能力が求められているのか分ると思います。

将来を真剣に考えている、偽装請負に疑問をもたれているシステム開発者の方は、お気軽にご相談ください。

よろしくお願いいたします。


誰にも言えない悩み相談なら→ 【電話占いヴェルニ】会員&募集

スポンサードリンク







コメントは受け付けていません。