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NSX-Rの板金修理は一切出来ません

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こんばんわ。

ブログMiMiです。

ホンダが、かつて販売していた、ツーシターのスポーツカーであるNSX-Rの板金修理についてご説明します。

NSX-RはレクサスLFAが販売されるまでは、国産で性能も価格も、最も高い車として君臨してきました。新車販売時の価格が1000万円を超えていた為、販売当初から人気はあっても、普通の人には購入が難しい車でした。

価格が安ければ、ロードスターのようにバカ売れした車かもしれませんが、やはりターゲットが富裕層に順ずる人たちですから、おいそれと購入できない車であったのは事実だとおもいます。

RX-7はローンが組めても、NSX-Rは金額が高すぎるため、ローンが組めない方も多数いらっしゃったのではないでしょうか?

ただ、よく比較されるフェラーリ等の車と全体的に比較してみれば、NSX-Rの性能からすれば実際の価格は安いと思いますし、維持費も安いですから、この価格帯の車を購入される方は、完全なお好みで同じ程度のスペックの購入車両を選ぶ事になります。

 

フェラーリ、NSXーRは購入時に同時に検討される方が多いと思います。

いくら、国産車として値段が高くても、NSX-Rも公道を走る訳ですから、そのうち何らかの交通事故等に巻き込まれる事になる訳ですが、交通事故の際にNSX-Rとその他の国産車では、修理の対応が全く異なる事をご存知でしょうか?

結論から言えば、NSX-Rは板金修理は出来ません。

NSX-Rを修理するということは、修理が必要とされる全ての部品をアッシー交換&再塗装での修理することになりますから、板金修理の出番はありません。

全てを新品に交換する訳ですから、なんだか、もったいないような気がするのですが、NSX-Rの場合、交通事故で修理が必要な部品は、全て新品交換を行うしかありません。

しかし、なんでも新品交換が良いというセオリーは、車の修理の場合は当てはまらない事もあります。

フロントバンパー、リアバンパー、フロントフェンダーは、部品を取り外せば普通に交換が出来ますが、リアフェンダーはその性質上、交換すると事故車扱いになってしまいます。

リアフェンダーとは、後ろのタイヤ近辺一体の金属ボディーの事です。取り外しには、溶接などを行なう必要があります。

もし、事故車になってしまっても仕方ありません。そういう性質の車がNSX-Rになる訳です。ただ、リアフェンダーを交換したからといって、走行に問題がでる事はありませんので、デメリットは売却時の査定が下がってしまう事くらいです。

走行に影響がでるような事故は、フレームや足回りが大きく破損しているような事故ですから、リアフェンダーが衝撃を吸収して、そこから先のフレームまでダメージが到達していない場合は、走行性能には影響は出ませんので安心ください。

NSX-Rは、走行距離にもよりますが、中古相場が1000万円前後と大変高いですし、簡単には値崩れもしませんから、売却価格が下がってしまうのは、ちょっときついかもしれませんね。

税金対策とか、資産管理などで、NSX-Rを購入している方以外は、特に問題は無いかもしれませんが、リセールの際に事故車になるのは精神的にきついかな?

とにかく、国産車としてはお金がかかってしまう車ですが、その価値は十分にありますから、お金を掛ける事そのものがNSX-Rを所有する楽しみになっている人も多いのではないでしょうか?

 

NSX-Rはフロント、ドア、リアの片面全面をぶつけてしまうと、300万は修理代がかかってしまうといわれる車ですから、運転技術が一定水準に達していない方、金銭的に相当な余裕のある方以外は購入しない方が良いです。

NSX-Rにはオートマはありません。ノーマルのNSXでしたら、オートマがありますが、NSXでオートマを購入されるのであれば、フェラーリ360やスクーデリアなどを購入される方が多いですね。何しろ価格は殆ど変わらない訳ですし。

ただ、NSX-Rは現在は中古でしか入手は出来ませんが、それでも新車で購入する時よりも、値段が高くなっている中古車ですから、おいそれとは買えないともいますが、ローンで無理をして購入される方は注意しておいてください。

基本的に、現金一括で購入できる方以外はお勧めしません。購入後の維持費も安くはありませんから。最低でも年間120万円以上は維持費にかかると思っておいてください。更に自動車保険の車両保険の加入は大変難しい車でもあります。

値段が高いからではなく、車両が古いため、ビンテージ扱いになりますので、通販の保険会社の場合はまず車両保険には加入できません。

代理店で影響力のある方と、お知り合いであれば何とか加入できるかもしれませんが、難しいかもしれません。車の減価償却は5年間で完了しますので、15年以上経過した車は個別案件になります。

港区などでしたら、更に駐車場代だけでも、年間60万円以上はかかります。

20年くらい前に発売されて、中古で1000万円を超える中古車はNSX-R以外に国産ではあまり見かけないと思いますので、NSX-Rを購入する方は、相当なこだわりがある方であるとおもいます。

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こだわりを持つという事は良い事ですが、NSX-Rがなぜ販売されたかご存知でしょうか?

もともとは、ホンダがノーマルNSXの販売を行なっていたのですが、人気はあっても、実際のセールスが思わしくない為、ホンダお得意の余った部品でスペックをあげて新しい車を作るといった経緯でNSX-Rの生産が開始されたそうです。

とうぜん、R仕様として、シートはレカロになったり、その他いろいろと違いはありますが、基本的な部分はNSXもNSX-Rも同じです。

新車納車の際の内装は、アルカンターラのポルシェの新車のような匂いがしていましたが、中古のNSX-Rはそれほど匂いが気にならないでしょう。

ホンダは当初、NSXの購入者に制限をつけていて、それが原因で販売不振に繋がったとお聞きしたのですが、その制限の内容を聞いたところ、それが原因で販売不振に繋がったのではないと思いました。

お聞きしたホンダが行なっていたNSXの販売制限は、年収の制限、運転技術の制限、年齢の制限などですから、これらはNSXという車を購入する上で全て当たり前のことばかりです。

オートマのファミリーカーしか運転していない人は、アクセルがデジタルデバイスのごとく、オンとオフしかないと思っているような運転をする傾向があります。

アクセルはべた踏みか、全く踏まないかのどちらかになるのですが、それはパワーがなく、遊びが大きいファミリーカーだからできるアクセルコントロールであり、NSX-Rのような十分なパワーもあり、リア駆動の車の場合は、繊細なアクセルコントロールが出来なければ、それは死を意味します。

特に雨の日は、信号待ちのスタートですら、交通事故を起こす状態です。ローギアーでアクセルフル加速をしてしまったら、どうなるのかは分ると思います。

私の知っている限りでは、NSXを購入して、納車後に、なんと5分で廃車にしてしまった方がいらっしゃいます。幸い保険に入っていて、車両保険でまかなわれたそうですが、あまりに早すぎる廃車ですね。

この車両はNSX-RではなくNSXですが、その経緯はこうです。

ホンダの販売制限をクリアして、実際にNSXを購入したのは事故を起こした男性の父親であり、納車後にすぐ、その息子がNSXのハンドルを握ってしまい、そのままアクセル全快であっという間にぶつかってしまった。

ホンダの車は事故を起こすと、人の命を守る為に、ボディーがぐちゃぐちゃになるといわれていますが、NSXはアルミボディですから、なおさらあっという間に廃車です。

もったいない話ですが事実です。

運転技術の無い方が、NSXをカローラの感覚で運転するとこうなってしまうといった実例ですね。

本題の板金のお話です。

 

NSX-Rの板金修理について、よくご相談を頂くのですが、NSX-Rは板金修理は一切出来ません。

そもそも、まともな板金業者であれば、NSX-Rの修理は受けても、一般的な国産車のようなパテやデントリペア等の板金修理を受ける事はありません。

ホンダの新車の板金修理をしている、熟練した職人さんも、皆さんNSX-Rは板金できねーよといっています。

一部、NSX-Rでも板金可能といっている板金業者もいるようですが、これは駄目ですね。

こちらについてご説明します。

NSX-Rでも板金できるといっている板金屋の主張は、その場限りの板金なら見た目上は板金が出来るといっているだけであり、実際に、その状態が延々と続く訳ではありません。

この話を書くと大変長くなりますので、詳細は掲載はしません。詳しくはホンダに直接聞いてみると良いでしょう。

NSX-Rを無理やり板金すると、最初は治ったように見えていた板金部分も、あっという間に、ボロがでて来ますから、結果的に、パーツ単位で新品部品に交換する必要がでてきます。

 

NSX-Rを板金が必要なくらいぶつけてしまったり、へこましてしまった場合は、無駄な板金をしようとせずに、信頼の出来る板金業者に依頼して、部品取替え&再塗装で修理をする事をお勧めいたします。

お勧めは、ホンダの新車の板金を専門に行なっている板金工場です。

NSX-Rは前期、後期にしろ、今となっては古い車ですが、中古相場が大変高いので、交通事故の際にも、他の国産のように、経済的全損(廃車)などといって、数万円から数十万円程度の修理代しか出ない事はありませんので、相手にぶつけられてしまった場合は、遠慮なく全ての部品を交換する事です。

ご自分で自損事故などでぶつけてしまった場合は、ある程度まででしたら、そのまま放置しておくしかないでしょう。

ホンダの新車の板金を長年行なってきている、熟練の職人さんが出来ないといっている作業が、それよりも知識も経験もない板金業者で、できる訳がありませんので、素直に全ての部品を新品に交換して、大切に乗ってあげると良いでしょう。

車幅も181cmとスポーツカーにしては小さい為、日本の道路事情に適していますし、エンジンの吹け上がりや、車両のデザイン、運転性能、ホンダのメーカーとしてのサポートも万全。

トランクルームについては賛否両論あるかもしれませんが、ランボルギーニなどと比べれば遥かにましですし、実際にNSX-Rを購入する方はトランクなどそれほど気にしませんから、無問題です。

燃費も良くて、さすがホンダといえるNSX-Rですから、ご購入されたい方は、沢山お金を稼ぐしかありません。

 

よろしくお願いいたします。


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