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交通事故を装った保険金詐欺がばれてしまった人たち

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こんにちわ。

ブログMiMiです。

今回は、交通事故を装った保険金詐欺が、ばれてしまった人についてのお話です。

このお話は、以前、私が経営改善の指導を行なっていた、車関係の会社を経営する社長さんからご相談いただいた話になります。

そこの車関係の会社に対して、事故を起こしたお客さんから連絡がありました。

目次

「某サーキットで走行していたら接触事故を起こしてしまい廃車になってしまったので、自動車保険で修理したいのでよろしくお願いいたします」

そこで、社長はこのように説明をします。

「サーキット走行での接触事故や事故による廃車等に対しては、一切保険が利かないので、全て自腹になりますけど、よいですか?」

社長はごく当たり前の対応をしています。

ご存じない方もいらっしゃいますが、一般の自動車保険に加入していても、サーキットでの破損や事故に対しては、一切保険金は支払われません。

当たり前です、サーキットは道路交通法の管轄外であり、速度も無制限ですし、ナンバーなしでも普通に走行できます。そのような場所では、交通事故を起こす事は当たり前であり、交通事故を起こさない方が珍しいわけです。

 

どれだけ高額な車両保険に加入していても、サーキットでの事故に対しては、一切保険金が支払われる事はありません。

当たり前ですが、車両にナンバーがついている状態で、サーキットへの移動中に発生した事故であれば、保険金は普通に支払われます。

今回社長に修理の相談をされたお客様は、ナンバーつきの公道走行可能な車両でした。

そこで、このお客様は、よからぬ事を考えてしまいます。

 

某サーキットで接触事故を相手と結託して、サーキットではなく、一般道路で交通事故を起こした事にすれば、お互いに保険金で車両の修理、新しい車両の購入ができる為、話を捏造して保険金を請求しようといった話です。

サーキットでの車両の破損に対しては、一切保険金が下りませんし、一般の道路で発生した交通事故のように、停車中や赤信号無視、センターラインオーバー以外はいかなり場合でも100%の請求が出来ないような、事故の比率のようなものもありません。

サーキットでの交通事故は、明らかに100%相手が悪いような事故であっても、お互い自己責任になります。基本的にサーキットは必ず一方通行ですから、対向車といった概念もありません。

サーキットでの事故は、運転技術がへたくそな為に発生する交通事故になります。スピンやコーナーで曲がりきれずに、そのままコントロール不能になり激突するなどですね。

この話を聞いて、私は社長に辞めさすように説得したのですが、結局そのお客様は、サーキットの事故を一般道の事故のように装って、保険金の請求を行なう事になってしまいました。

 

これは、完全に保険金詐欺になりますので、絶対にしてはいけません。この事を説明しても、保険金詐欺を止めようとしない人がいたら、一切相手にしない方がよいでしょう。

車関係の会社の社長は、詐欺には全く関係ありません、全損した車両を持ち込まれて、修理代の見積もりを出して、サーキットでの事故は保険が支払われない事を伝えているだけです。

社長は、自動車の修理代だけ払ってもらえれば言い訳ですか、保険金がどうのこうのといった話は、事故の当事者のみの話になります。

そして、予想通りの結果になってしまいます。

当たり前ですが、保険会社に事故の捏造がばれてしまいました。

 

よく勘違いされていますが、保険会社は加入している保険者の味方ではありません。

保険会社は、如何に保険の加入率を上げるか、それともう一つは、如何に保険金を支払う状況になった場合に、保険金を払わないかの、矛盾した二つの振る舞いをおこないます。

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保険金を一切支払わずに、掛け捨ての保険料だけを貰っていれば、それが全て利益になる為です。逆に、保険料金を払ってしまったら、その金額が全て損金になってしまいます。

保険会社の社員は、如何に保険金を支払わないかで社内の査定が行われることもあり、何が何でも、支払わないようにしています。

 

ですから、交通事故が発生して保険金の請求が行なわれた場合は、最初に、その交通事故が詐欺に該当するものでないかを徹底的に調べます。

交通事故が発生して、保険金の請求が行なわれたら、必ず、該当車両を確認しに来るのもそのためです。

車両の破損状況などを見て、完全に普通の交通事故であり、保険金を支払わないといけない状態になったら、これは支払うしかありませんから、如何にして支払う保険金を少なくするかの査定に切り替わります。

今回の某サーキットで発生した交通事故の車両は、この保険会社の調査によってあっさりと捏造がばれてしましました。

言わない事ではありません。だから事故の捏造は止めたほうがよいと何度も言ったのですが、最終的には本人判断です。

当たり前ですが、サーキットで交通事故が発生するパターンとして、ほぼアクセル全快時の交通事故が殆どになります。

 

一般の道路のように、60キロ制限で安全運転をしていて、交通事故を起こした車両と、サーキットでアクセル全快で交通事故を起こした車両の、破損状態は全く異なります。

サーキットの事故車両は、相当な衝撃を受けた凹みになりますから、ボディーを診ただけでも分かりますし、アクセル全快状態で交通事故を起こした現場では、道路に対してタイヤ痕が必ず残ります。

車両と、申告された事故現場を見れば、車を運転した事がある人であれば、簡単に分ってしまうのが、交通事故の捏造です。

当然、このサーキットの事故を、一般道で発生した事故として捏造した人は、詐欺に問われる事になります。

保険会社に交通事故の捏造がばれてしまった後に、その人がどうなったかはあえて書きません。

皆さんも、交通事故が起こるのは仕方がありませんが、保険金目当ての事故の捏造だけは絶対に行なわないようにしてください。

 

詐欺には執行猶予はつきません。逮捕され起訴されてしまうと、必ず実刑になってしまいます。最高10年以下の懲役刑が待っています。

サーキットの事故で保険金を受け取りたい場合は、一般の自動車保険ではなく、保険会社に対して個別に保険の契約をすれば支払いが可能な場合もありますが、金額は大変高額になります。

また、サーキットを一日貸しきって、一人で走行すれば、相手に車をぶつけられる事はありませんので、何があってもご自身の運転技術の問題の自損事故しか発生しませんから、こちらもお勧めですが、料金はかなり高くなります。

サーキットで全快走行を行なうということは、事故が起こって当たり前であって、その際には、全額現金で支払えるくらいの余裕がなければ、サーキット走行を行なわない選択肢が一番正しいのではないでしょうか?

サーキットで運転をしようと思ったら、相当なお金が掛かります。タイヤ、エンジンオイル、デフオイル、ミッションオイル、ブレーキパッド、ブレーキローター等は、全て交換するくらいの余裕が必要になります。

本格的なレースになると、エンジン、ミッション、デフ、ホイールまでが消耗品扱いですから、如何にお金が掛かる運転になるか分かると思います。これに対して、メカニックの工賃も掛かるわけですから、なおさらです。

その他は、CPU(ECU)のセッティング等もサーキットに合わせて行なったりもしますので、最低でも数百万単位のお金は必要です。

自動車保険のこと、サーキットの事、車のメンテナンスや運転の事など、わからない事などございましたら、お気軽にご相談ください。

よろしくお願いいたします。


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