こんばんわ。
ブログMiMiです。
今年の2013年9月に、動作がおかしくなったMacBook Pro 2011 15インチですが、その後についてのご説明をしたいと思います。
こちらのパソコンは、ポルターガイスト現象が発生しているので何とかしてほしいといった相談および依頼があり、その現場にMacBook Proを持ち込んでからその後に異常な動作をするようになりました。
なんで、そんな意味不明なことをしているのか?不思議に思われるかもしれませんが、これは声紋解析とか音声解析の案件の類です。というより、その契約だったのですが・・・・。
それまでは、購入後、24時間電源も入れっぱなしで、一日20時間近く使っていましたが、このような不具合は一切ありませんでした。
不具合の症状などは、後ほどご説明します。
この案件ですが、最初に連絡が来た際に、関わっていはいけない案件と判断して、相手には何度もメリットがないので受けませんとを伝えて断っていたのですが、この依頼者が、真剣に困っているのに誰も相手にしてくれないので何とかしてほしい等と言っていた為、私が同情してしまい引き受けてしまった案件です。
万が一にも話していることが真実であれば、とわずかな可能性にかけて、音声の解析や相談を行ったのですが、いつの間にか契約もしていないのに、ポルターガイストについて100%の解決をしろと訳のわからない強要等を平気で行ってくる始末。
ポルターガイストといっているのはまったくの思い込みであり、音声解析をしても、そのような事実は当然確認できませんでした。まあ、当たり前ですが・・・。
それを断ると、意味不明なこれは精神鑑定が必要?取ったレベルの誹謗中傷を含んだ連絡が届くようになり、念のため警察に届け出る話になったというわけです。
音声の解析等はまれに、こういった依頼や相談が届くこともありますので、今後事業でコンサル等をしたい方は、ご参考にください。
結果的に、パソコンの不具合がどうこうでなく、この案件は依頼者に重大な問題があり、絶対にかかわらない方がよかった案件であり、今後はこのような依頼や相談は、相手に同情してしまわないように、更には一切受けないようにしています。
私は、ボランティアではありませんし、暇ではありませんので、契約もしていない業務は一切行いませんのであしからず・・・。
まあ、世界中誰でもそうだと思いますけど。
MacBook Proが異常な動作を起こし始めたのは、このポルターガイストといっている現場に持ち込んだ、翌日からです。
当日は、帰宅が遅く、そのままデスクの上に、MacBook Proを置いて放置していました。
当然ですが、MacBook Proの異常動作とこの件は関係ないと思っています。
絶対関係ないといわない理由は、特殊な環境に持ち込んだ際に、その室内のホコリが原因でPC等が不具合を起こす事もある為です。
実際に、過去にそういった事例もありました。空気中の成分解析等は行っていませんので、そういった話です。
精密な機械は、結構、特殊なホコリが原因で不具合を起こすこともあります。
目次
MacBook Pro Early 2011 15インチの不具合の症状について
では、いったいどのような不具合が発生したのでしょうか?
具体的には、画面が突然乱れるとか、色が緑色になって走査線のようなノイズが多発するとか、画面が激しく点滅するとかです。
当然、その際には、マシンそのものが暴走しており、操作不能になって、ファンが全快で回転しているため、電源を切るしかないといった状態になっています。
また、この不具合の頻度は相当な回数発生しますし前触れもなく、いきなり発生することが多く、仕事で使っているマシンとしては、大変困る状態であるといえます。
一度画面がおかしくなって暴走すると、電源を強制的にシャットダウンするしかないのですが、その後は、電源ボタンを押してもまともにMacBook Proが起動しなくなります。
症状的には、画面全体に走査線ノイズのような黒い筋が斜めに表示されており、画面全体が異常な表示になり、起動時のアップルのロゴは点滅していたり、薄く表示されていたりします。
この際には、画面の色がグレー、グリーン、ブルーのいずれかの色で表示されています。
それで、しばらくシステムが起動すると、更にグレーの画面になって暴走してしまい、ファンが全快で回転するといった状況です。
そうなると、電源を切るしかありません。
何度もこの症状が発生しており、MacBook Proの通常起動そのものができなくなってしまいます。
ひどいときには、電源ボタンを押しても、電源そのものが入らなかったり、ジャーンというMacBook Proの電源投入音が延々と繰り返されるといった「ヤンキードゥードゥル」のような懐かしいコンピューターウイルスにでも感染したの?といった症状になることもあります。
ジャーン、ジャーン、ジャーン、ジャーンといった感じで、MacBook Proから何度も起動音が流れるといった状態で、これをとめるには、強制で電源をシャットダウンするしかないのですが、電源ボタンが効かなくなることもあり、結構あせってしまいます。
これが、今回、私のMacBook Proで発生している症状です。
もはや、ロジックボードの交換をするしかないといった症状なのですが、何とかできないか?と思いいろいろと試してみました。
その間2ヶ月ほどです。
真っ先に行ったのは、MacBook Proの分解清掃です
すでにご説明しているとおり、MacBook Proのような精密なハードウェアは、特定の環境下のホコリが原因で不具合を起こすことがありますので、今回持ち込んだ場所に原因がまったくないとはいえませんせんので、真っ先にMacBook Proの中のホコリをすべて取り除くことにしました。
MacBook Proの内部にホコリが一定以上溜まっていると、動作が不安定になったり、CPUの負荷率が異常な状態になったりすることがありますので、そういった際は、結構内部にホコリが蓄積されていることがありますので、ホコリをブロアで吹き飛ばして清掃します。
特に回転ファンの周囲は、ホコリが異常に溜まりやすいですので、徹底的に行います。
しかし、今回の症状は、これでは解決することはありませんでした。
定番のハードウェアテスト、PRAMクリア、SMCリセット
MacBook Proで不具合が発生した場合の定番の解決方法として、ハードウェアテストを最初に行います。
これは、アップルさんが最初から提供している不具合を見つけるツールなので、どなたでも使うことができますが、結構時間がかかります。
結果的にまったく異常がないとのことですが、どう見てもハードウェアに異常が出ているから、画面がおかしいわけなのですが、所定の妥当性チェックからは外れている障害でしょうか?まったく問題はないとの結果。
仕方なく、PRAMクリア、SMCリセットを何度も行って、シフトキーを押しながら、セーフモードで起動したりしますが、まったくだめの様です。
当然、すべての接続しているケーブルをはずして、内部のメモリもほかのMacBook Proのメモリと差し替えて起動してもまったく駄目です。
これはアップルさんで修理しないと改善しないくらい致命的な問題であることは、この時点で確定的になります。
原因は、AMD Radeon HD 6750Mの不具合
このMacBook Proの不具合ですが、ネットで検索すると、すでに同じような症状の人が沢山いるようでしたので、こちらのMacBook Proに搭載されている、ビデオチップであるAMD Radeon HD 6750Mの不具合であることはすでに明白でした。
特に、英語のブログやサイト等では沢山同じような症状が書かれていました。
MacBook Pro Early 2011 15インチはビデオチップとして、intel HD Graphics 3000とAMD Radeon HD 6750Mを搭載しており、負荷がかかる処理になると、AMD Radeon HD 6750Mに自動的に切り替わるように設定されています。
その為、intel HD Graphics 3000しか使わないようにすれば、この問題が解決できると書かれていたサイトがありましたので、まずはそちらも試してみました。
使ったソフトウェアは、同じような症状が解決できると書かれていた「gfxCardStatus」というフリーソフトです。
この「gfxCardStatus」は、本来は自動で切り替わる二つのグラフィックチップを、意図的にどちらか好きなほうを選択して利用することができるという、結構優れもののようなツールになります。
intel HD Graphics 3000とAMD Radeon HD 6750Mでは、前者は省電力で性能が劣る、後者は高性能で消費電力が高いといったまったく相反する特性を持ったものでありますから、「gfxCardStatus」を使えば、電源が使えない場所でもバッテリーを長持ちさせながらMacBook Proを使うことができるようです。
また、今回は、AMD Radeon HD 6750Mに不具合が発生しているのはほとんど確実になりますので、こちらのビデオチップを使わなければ、画面が乱れて、MacBook Proが暴走するといった症状も発生しなくなるのでは?といった判断です。
実際に使ってみると、「gfxCardStatus」で強制的にintel HD Graphics 3000にした場合は、確かに不具合が出ることなく動いているように感じましたが、それでも確立は低いのですが、やはり、画面の異常が発生して、MacBook Proが暴走してしまうこともあるようです。
ただ、以前よりは、安定しているようですが、この方法では、私の環境では問題があります。
それは、MacBook Proに外部ディスプレイを接続しているため、このMacBook Proの仕様上、強制的にAMD Radeon HD 6750Mを使う必要があるということです。
これに関しては、いかなるツールを使っても制御や変更ができないようですので、「gfxCardStatus」の意味はほとんどありません。
MacBook Pro単独で使う場合は、グラフィック性能は落ちますが、ある程度ましになりますので、緊急の場合はこちらの対応方法でしのげると思います。
結局この問題を改善するにはどうしたらよいのか?
結果的には、アップルさんに依頼して修理をするしかありません。
もしくは、新型のMacBook Proに買い替えですね。
修理代金は電話でアップルさんに確認したところ、修理費用は4万円ちょっと位の金額で、その際には、ヤマト運輸が引き取りにきて、配達してくれる料金もすべて含んでいるとのことでした。
MacBook Pro本体だけあれば、後はすべてヤマト運輸が行ってくれるとのことでした。
支払いはクレジットカードで電話で番号を伝えればよいとのことです。
ですから、修理か買い替えのどちらかを選択するしかないという結論です。
しかし、修理も買い替えもしたくないという方向けの対象方法もちゃんと調べています。
MacBook Pro Early 2011 15インチに不具合が出たまま利用する方法
まず、この方法は、絶対でなく、私の環境下で何度も試した結果によるものですから、一切の保証はできません。
すべて自己責任になりますので、ご注意ください。
対処方法としては、最初にファンから異音がしていないかを確認します。
異音とは、新品時のMacBook Proのファンの音と明らかに違う音がしている場合のことです。
絶対音感などがあれば、その違いはすぐにわかりますが、普通の人には簡単にはわからない場合もありますので、その際にはわかる人に音を判別してもらうとよいです。
MacBook Proを分解して、二つのファンはずします。
そして、ファンの羽を引っ張れば、ベアリングと羽部分が外れますので、そこにシリコングリスを適量注入して、何とか摩擦を少なくするようにします。
後は、ファンを元の場所に戻したら完了です。
私の場合は、MacBook Proの二つのファン両方共から、異音がしていましたので、グリスを注入して、その異音を軽減することができました。
次に、MacBook Proの画面が乱れで暴走する現象が発生したら、いったん強制的に電源をシャットダウンします。
そして、グレー、グリーンのいずれかの背景色で黒色の走査線のようなノイズが画面全体に斜めに入った状態で、起動画面が表示されますが、ここで背景色がグレーになるまで電源を何度もシャットダウンします。
いつそうなるかは、ランダムです。
そして、背景がグレーになって走査線が出ている画面になったら、そのまま放置するだけです。
すると、背景の黒い走査線が消えて、グレー単色のみになりますので、そのまま放置を行います。
放置していると、ファンが全快で回転を始めますので、更にそのまましばらく放置します。
さっきから、放置ばかりしていますが、それで大丈夫です。
一定時間経過すると、MacBook Pro が勝手に再起動しますので、その後は普通に何事もなく通常起動することになります。
この方法を使って、MacBook Pro を通常起動させると、しばらくの間は画面がおかしくなるような不具合がでなくなり、え?いつの間にやら勝手に直ったの?といった状況になるのですが、数日間から数週間すると、また画面が乱れたりして、MacBook Pro が暴走しますので、また同じ方法で対処するといったものです。
これを使えば、緊急の仕事の際にでも、その期間は何とか仕事ができますし、その間に新型のMacBook Pro を購入するのもよいかと思います。
ほかにも、何度も再起動をしていると、いつの間にか通常起動することもあるのですが、その際は、そのまま普通に起動しておけば大丈夫ですが、一度暴走させたほうが、安定する期間は長いようです。
MacBook Pro Early 2011 15インチをいまだにメインで使う理由について
なぜ、新型のMacBook Proを買わないのですか?とご質問されることがあるのですが、実はMacBook Proの新型も保有しています。
ただ、仕事用になるとMacBook Pro Early 2011 15インチをメインにしないといけない理由があるから使っているだけです。
このマシンは、アップルさんのBTOで最高スペックにして購入したもので、OS X 10.6 SnowLeopardが動作する最後の一番高速なマシンです。
別に、OS X 10.6 SnowLeopardはあまり使わないので、たいした問題ではないのですが、このマシンを使う理由はその画面です。
半光沢の画面でなければ困るシビアな仕事をしていますので、反射とコーティングのある、レティナディスプレイはメインマシンには使わないといった単純な理由です。
私の場合は、綺麗に見えるとか、細かく表示できるではなく、なるべく余計なものをはさまずに見えること、細かくではなく、より大きな画面として表示させることが大変重要ですので、どうしてもこうなるといったお話です。
ただ、レティナモデルのサンダーボルトが二個あるのは、大変魅力的ですので、そのうちレティナをメインマシンにするかもしれません。
USBでのディスプレイ追加は、速度が遅いので、できればすべてサンダーボルトにミニディスプレイとしてつけたいと思っています。
MacBook Pro Early 2011 15インチのその後についてのご説明でした。
よろしくお願いいたします。